
【中古】[MD] 天下布武〜英雄たちの咆哮〜(てんかふぶ えいゆうたちのほうこう)(メガCD) ゲームアーツ (19911227)
【メーカー】:ゲームアーツ
【開発】:ゲームアーツ
【発売日】:1991年12月28日
【販売価格】:7,800円
【メディア】:CD-ROM
【ゲームジャンル】:シミュレーションゲーム
●概要
■ 歴史の鼓動が鳴り響く戦国戦略絵巻
『天下布武 英雄たちの咆哮』が描いたもう一つの戦国
1991年末、日本のゲーム業界に突如として現れた一本の重厚な歴史シミュレーション作品――『天下布武 英雄たちの咆哮』。ゲームアーツがメガCDのポテンシャルを極限まで引き出し、まさに“CD-ROMならでは”といえる重厚な内容で戦国時代を再構築した本作は、単なる勢力争いの再現にとどまらない、深い戦略と武将たちの生き様を融合させた意欲作である。
■ メガCDという舞台で躍動する戦国武将たち
『天下布武 英雄たちの咆哮』の最大の特徴は、CD-ROMメディアの容量を活かした圧倒的な情報量である。本作には、実に1196人もの武将が登場し、それぞれに個別の顔グラフィックと家紋が割り当てられている。単なるコマとしての武将ではなく、顔と家柄によって息づく「人物」として表現されたその仕様は、当時としては革新的であった。
顔グラフィックは、写実的な画風を基調としながらも、個性の描き分けに秀でており、戦国ファンでなくとも登場人物に感情移入しやすい構成になっている。また、家紋の実装によって、プレイヤーは系譜や血筋といった“背景”をもとに策略を立てることも可能で、単なる兵力の数値だけでは語れない人間関係の綾がゲームを深みのあるものにしている。
■ 精密なシステムが織りなす戦略の妙
ゲームアーツらしい緻密なゲーム設計は、本作でも遺憾なく発揮されている。配下武将の階級設定(重臣、譜代、外様)や、戦場での陣形選択、士気システムなど、多角的な戦略要素が多数盛り込まれており、決して“数の勝負”だけでは勝敗が決まらないところが本作の魅力である。
特筆すべきは「士気」の概念。これにより、兵力に劣る軍勢が大軍を押し返すといった劇的な逆転劇も十分可能になる。士気は忠誠度や指揮官の能力、戦況の流れなどで大きく変動するため、無策な進軍はたとえ大兵力でも壊滅する危険を孕む。こうしたリスクマネジメントの面白さは、本作が単なる数字のゲームでないことを強く印象づける。
■ 時代に即した4つの歴史シナリオ
プレイヤーは4種類のシナリオから好みの時代を選び、異なる戦国のドラマを味わうことができる。
群雄割拠(1555年)
若き信長、義元、長尾景虎らが覇を競う激動の序章。乱世の混沌がそのままゲームに反映されたシナリオで、群雄たちがまだ地域覇者に過ぎない時代を舞台に、地方勢力の成り上がりを描く。
天下布武(1575年)
織田信長が台頭し、中央政権への布石を打ち始めた時代。戦国の秩序が見え始めるこの時期は、他のシナリオに比べて外交と内政のバランスが問われる。
本能寺炎上(1582年)
突如として信長が本能寺で非業の死を遂げた直後の混迷期を描く。明智光秀の動向、羽柴秀吉の野心、徳川家康の動きが複雑に絡み合う展開で、予測不可能な情勢が魅力。
関ヶ原(1600年)
実質的な戦国の終焉を決する合戦直前の状況を再現。石田三成と徳川家康の二極化した戦局にプレイヤーがどのように関与するかで、日本史は大きく変わる。
それぞれのシナリオは、史実に忠実な背景設定とともに、IF(もしも)を描く余地も残しており、プレイヤーの選択一つで史実とは異なる“もう一つの日本史”を作り上げることが可能だ。
■ 知行制を反映した内政と軍団運営
本作では、単なる兵の数を揃えるだけでなく、知行(領地)を通じた収入と維持コスト、兵糧などの資源管理が重要視されている。各武将には領地が与えられ、そこから得られる収入で兵を養う仕組みだ。
さらに、大名を頂点とした組織体系の中に、「軍団」制度が導入されており、プレイヤーは直属の軍だけでなく、配下に軍団長を任命して勢力を拡大する運営も可能。そのため、プレイスタイルによっては、内政重視型や侵攻特化型など多様な戦略展開が楽しめる。
■ 難度高めでもファンに愛される理由
『天下布武 英雄たちの咆哮』は、総じて難易度が高く、初見プレイヤーが戸惑う要素も多い。しかしその分、戦局を見極め、内政と軍事を巧みに組み合わせたプレイが実を結んだときの達成感は格別だ。
また、AIの挙動も当時としては高い評価を受けており、プレイヤーの行動に即した柔軟な対応を見せるため、漫然とプレイしていては攻略できないような歯ごたえのある戦術戦が展開される。これがマニア層の心を捉え、今なお語り継がれる名作とされる理由の一つである。
■ 歴史を動かすのは、あなた自身
『天下布武 英雄たちの咆哮』は、単に“戦国時代を追体験する”ゲームではない。1196人という圧倒的な登場人物たちの意志と、プレイヤーの選択によってまったく異なる歴史が紡がれていく。そこに広がるのは、誰も知らないもう一つの日本史――。
ゲームアーツが渾身の力で作り上げたこの戦略絵巻は、メガCDという一時代のプラットフォームでありながら、今なおその奥深さを語り継がれる名作として燦然と輝いている。
●ゲームの魅力とは?
■ 圧倒的情報量が生む戦国絵巻の臨場感
『天下布武 英雄たちの咆哮』が他の戦国シミュレーションと一線を画していたのは、当時としては驚異的な1196名もの武将を網羅していた点にある。それぞれに専用の顔グラフィックと家紋が割り当てられ、個性や背景に深みを持たせていた。
歴史ファンなら誰しもが知る有名武将だけでなく、地味ながら史実で重要な役割を担った中小勢力の人物まで丁寧に収録されており、資料性も兼ね備えている。結果として、ゲームをプレイすることで自然と戦国史に触れることができる設計となっている。
■ CD-ROMの特性を活かした視覚・聴覚演出
当時としては先進的だったCD-ROMメディアを最大限活用し、ゲーム内ではイベントシーンや武将紹介などにフルカラーグラフィックとナレーション音声を導入。これにより、紙芝居的だった過去の戦略ゲームとは異なり、プレイヤーはまるで時代劇ドラマを自ら演出しているかのような没入感を味わえる。
特に重要な戦闘前後や大名家の滅亡時には、専用のビジュアルシーンが挿入されるなど、物語性を高める工夫が随所に施されている。
■ 身分制度と忠誠度、生きた「人間関係」の表現
この作品の注目すべき要素のひとつが、「武将の身分」と「忠誠度」に基づく政治関係のシミュレーションである。単なる数値のやり取りではなく、配下の士の忠義、下克上のリスク、さらには他国への寝返りといった、戦国ならではの人間ドラマを戦略に反映できる点が非常に評価された。
家臣団の編成や人事配置は、単に強い武将を揃えるだけでは機能しない。適材適所の配置と忠誠心の維持、他勢力との兼ね合いを見極める眼力が問われるため、プレイヤーの「采配の妙」がゲームの興亡を大きく左右する。
■ 陣形と士気の関係性で生まれるリアルな戦闘感
本作の戦闘システムには、陣形の選択と兵士の士気という二つの要素が絡み合っている。前者は戦況や地形に応じて最適な陣形を選ぶ戦術的な側面を、後者は武将の格や行動で変動する心理的要素を表現する。
この“士気”の概念が秀逸で、たとえ兵力が劣っていても士気が高ければ数倍の敵を蹴散らすことが可能であり、逆に士気が崩れれば大軍もあっさりと崩壊することがある。これは、史実に基づく合戦の本質――精神力と指導力の重要性――を見事にゲームに落とし込んだ要素であり、多くのプレイヤーから高く評価された。
■ 高難易度が生む奥深い戦略性と中毒性
決して万人受けする「カジュアル」な作品ではない。『天下布武 英雄たちの咆哮』は、明確にコア層を意識して設計されたゲームである。難易度は高く、一度のミスが取り返しのつかない展開を生み出すこともしばしば。だが、その分、緻密に積み上げた戦略が功を奏したときの快感は、他の追随を許さない。
「勝てたのは運ではなく、実力だった」と思わせるバランス感覚は、まさにシミュレーションゲームの真骨頂であり、この点が長年にわたるファン層の支持につながっている。
■ プレイヤーの創意で築く「ifの歴史」
自由度の高い内政・外交・戦闘システムにより、史実とは異なる「もうひとつの戦国史」を自らの手で紡ぐことができる。織田信長を早期に討ち取り、上杉謙信を天下人に据える。あるいは九州の一勢力を畿内にまで進出させる――といった、現実にはありえなかった「もしも」の歴史が展開可能。
この「ifの歴史」を作る面白さこそが、何度もプレイしたくなる最大の魅力であり、それぞれのプレイヤーにとって唯一無二の物語が生まれる設計になっている。
●感想や評判
■ CD-ROMの可能性を切り開いた意欲作
一騎当千の戦略絵巻
1991年末、メガCDという当時としては先鋭的な媒体で登場した『天下布武 英雄たちの咆哮』は、ただの歴史ゲームでは終わらなかった。1,000人を超える戦国武将たちが細密に描かれ、家紋や顔グラフィックまで丁寧に用意されていることが話題となり、当時のプレイヤーたちにとって“自分だけの天下統一譚”を編み出す土壌を提供した。
CD-ROMの大容量を活かしたビジュアルとサウンドの表現力は、プレイヤーの没入感を極限まで引き上げた。「これほど武将が生きているように感じられるゲームは初めて」と語るユーザーの声も多く、視覚的演出と音響の組み合わせによる“戦国体感シミュレーション”としての評価は高かった。
■ 熱い支持と冷静な評価
その交錯する評価の温度差
当時のゲーム雑誌やレビューでは、作品に対する視線は多角的で、絶賛の声と同時に厳しい指摘も寄せられた。たとえば『メガCDマガジン』1992年1月号では、「CD-ROMの情報量を活かした野心作」と称賛しつつも、「処理速度の重さや操作の複雑さが取っつきにくさを生む」とのコメントが掲載されていた。
一方で『ゲーメスト増刊 歴史ゲーム特集号』では、ゲーム性の深さや内政・外交・軍事のバランスの巧みさに注目が集まり、「戦略ゲームに一家言あるユーザーこそ楽しめる骨太な作品」と評価された。敷居の高さと引き換えに、じっくり腰を据えて遊ぶプレイヤーには極上の味わいがあるとの共通認識が広がった。
■ プレイヤーたちの“天下取り”回顧録
感動と苦悩の交差点
本作を実際にプレイした当時のユーザーたちの感想は、戦国シミュレーション好きならではの情熱がにじむものばかりである。
「小大名から始めて、奇策で強敵を退ける快感は言葉にならない」と語るのは、発売直後に購入し、数百時間プレイしたという男性ユーザー。士気の概念が絶妙で、少数精鋭でも士気を高めれば大軍を打ち破れるという仕様に「リアルな戦術ドラマを演出する最良の仕掛けだった」と絶賛。
また、武将それぞれに能力・顔・家紋が設定されていた点は、個々のキャラへの愛着を生み、「このゲームで初めて、長宗我部元親を知った」「謙信と信玄の一騎打ちはまるで映画だった」など、ゲームを通じて日本史への興味を深めたという声も数多く寄せられていた。
■ 難易度の壁
“万人向け”ではないことの代償
ただし、誰にでも薦められるタイトルかといえば、そうとも言い切れないのが本作の特徴である。難易度は高く、チュートリアルの類も存在しない。操作体系も当時のメガCDとしては複雑で、「ゲームに慣れていないと、最初の国取りすらままならない」といった意見も多かった。
あるプレイヤーは「最初の2時間は何が起きているのか分からなかった」と語りつつも、試行錯誤の末に領地を拡大していく過程で一種の“覚醒”を体験し、「攻略法が見えた瞬間の快感は他の追随を許さない」とのコメントを残している。
そのため、当時のゲームレビュー誌では「マニア向け」「戦略ファンのための作品」と明確にターゲットを定義する記述が目立った。
■ システム面の革新性と、その後の影響
『天下布武 英雄たちの咆哮』の持つ意義は、単なるタイトル一作の完成度にとどまらない。士気システムや武将ごとの詳細なパラメータ設定といった要素は、後の歴史SLGの標準仕様ともいえる存在となり、後継作品や他社製タイトルにおいても“天下布武的要素”が見受けられるようになった。
特に、部隊の士気が勝敗に大きく影響を及ぼす点は、従来の“数が多ければ勝てる”という通俗的なゲームバランスに一石を投じたといわれている。戦術シミュレーションにおける心理戦や状況判断の重視という方向性を定義した作品としても、評価に値するだろう。
●イベントやメディア展開など
■ 容量アピール戦略
初動期の“130メガ”謳い文句
本作は発売当初、広報資料や広告で「ゲームは130メガ」の表記を大々的に打ち出していましたが、実際にはいくつかの調整を経て最終的に「130メガ」の文言が消え、より控えめな“巨大ボリューム感”を示す宣伝に切り替えられたというエピソードがあります。当時のCD-ROM規格として、圧倒的なメディア容量をセールスポイントとした戦略は、「メガCDならでは」の訴求としてユーザーを惹きつけました。
■ ラジオCMとラジオ番組とのタイアップ
地方ラジオ局を中心に、30秒・60秒のラジオCMがオンエアされました。CMには「実写オープニング」や「1250人超の武将」を語る音声付き構成で、リスナーの歴史心を呼び覚ましました。特に深夜帯のリスナー層に向けた戦国ロマン的訴求は効果的だったと言われます。
■ PCゲーム専門誌とのタイアップレビュー
当時、PC-9801/X68000などで歴史SLGを展開していた専門誌とのタイアップも注目。ゲームアーツはPCゲーマー層にも届くように、広告だけでなくレビュー寄稿や特集記事を担当者自ら起用し、「家庭用でもここまでできる」という認知を拡大しました。
■ 実写ムービーで大河ドラマ風オープニング演出
オープニングでは、メガCDの容量を最大限に活用し、実写映像を挿入。まるでNHK大河ドラマのような迫力ある演出で、歴史シミュレーションの導入に「映画的重厚感」を持たせました。この試みには当時のプレイヤーからも驚きの声が多く、「家庭用ゲームとは思えないクオリティ」といった反応も聞かれました。
■ 総勢1200人の武将登場を大々的に宣伝
広告・パッケージでは「登場武将1200人超!」という特徴が大々的に強調されました。これは当時の歴史SLGにおいて異例の規模であり、これを正面に押し出すことで「シリーズ屈指のボリューム感」を訴求。実際、発売後のメディアレビューでもこの点が高く評価されました。
■ 雑誌連動のキャンペーン&攻略記事展開
当時の『ファミ通』や『メガドライブFAN』誌では、広告掲載だけでなく、攻略記事との連動企画を展開。誌面上で武将リストや戦略指南が連載され、読者のゲーム理解を促進すると同時に、書店での雑誌売上にも貢献しました。これにより、発売後もしばらく話題が持続しました。
■ 店舗向けデモ&視聴イベントの開催
ソフト発売時期には、家電量販店やゲームショップでの実機デモが展開されました。メガCD本体のデモ機にプレイ映像やオープニング映像を常時ループで流すほか、CDトレーラーをヘッドフォン付きで体験できる試用スペースも設置。これにより“実際に触れる”体験を提供し、購買意欲を刺激しました。
●中古市場での現状
★ ヤフオク!での取引価格
ヤフオク!では、『天下布武 英雄たちの咆哮』の中古品が比較的安定した価格帯で出品されており、2,000円から5,500円程度のレンジで取引されています。状態に応じて価格に幅があり、ディスク単体のみの場合は2,000円前後、説明書・ケース付き完品であれば4,000円以上が相場です。
例えば、ある完品出品では4,400円の即決価格で出され、入札前に落札されたケースも見られます。また、軽度の傷ありケースでも3,000円台後半で複数の入札が確認されており、戦国SLGファンを中心に根強い需要が存在しています。
なお、未開封・新品状態の品がごく稀に出品されることもありますが、こちらはプレミア価格がつきやすく、7,000円を超える価格帯になることも珍しくありません。
★ メルカリでの販売状況
メルカリでは、出品者ごとに価格設定がまちまちである一方、売れ筋としては3,000円~4,800円程度に集中しています。状態の良い完品であれば即購入可能な形で4,500円前後で出されており、比較的早く売れる傾向にあります。
特に注目すべきは、動作確認済み・説明書付き・ケースに目立った傷なしという条件を揃えた出品物が人気を集めており、値下げ交渉込みで4,000円程度に落ち着くケースが多く見られます。
一方、ジャンク扱いの品(読み込み不可・説明書なしなど)は、2,000円以下でも出品されていますが、買い手がつきにくい傾向もあります。
★ Amazonでの価格
Amazonでは、出品点数が少ないものの、中古品が概ね3,800円から6,000円程度で販売されています。価格は状態や出品者によって大きく変動しており、「可・良い・非常に良い」のランクで分類されているのが特徴です。
★ 楽天市場での価格
楽天市場では、専門ショップや中古ゲーム販売店が出品しているため、比較的高額な傾向があります。多くの出品が5,000円台前半から6,800円程度に設定されており、「ケース・説明書・ディスク完備」が前提の商品が目立ちます。
★ 駿河屋での価格
中古ゲーム市場で定評のある駿河屋でも、『天下布武 英雄たちの咆哮』は不定期ながら在庫があります。標準的な価格帯は3,500円~5,000円程度で、「ディスクのみ」「ケース付き」「完品」など、状態によって価格が細かく分かれています。
●本や雑誌での評価
★『メガドライブFAN 1992年1月号』
内容の概要:
巻頭特集として『天下布武 英雄たちの咆哮』を大きくフィーチャー。CD-ROMによる膨大な武将データの読み込み速度やグラフィック面の表現力、リアルタイム進行と戦術システムの連動について詳細に分析。特に、戦国シミュレーションとしての再現度の高さと、家紋や武将の個別グラフィックが読者の注目を集めている。編集部による短評では「メガCDの真の力を見せた戦略大作」と高評価。
販売会社: 株式会社徳間書店インターメディア
販売年: 1992年
販売価格: 580円(税別)
★『BEEP! メガドライブ 1992年2月号』
内容の概要:
当時メガドライブユーザーに絶大な支持を受けていた専門誌にて、ゲームアーツの開発インタビューを交えながら特集が組まれる。シナリオの歴史的背景への忠実さと、プレイヤーの判断によって史実を覆せる自由度の高さが注目ポイントとして語られる。ビジュアルシーンのボイス演出や、士気システムの導入についての記述も充実。ゲームファンによるレビュー投稿欄では「やり込める深さがある」と評される。
販売会社: 株式会社ソフトバンククリエイティブ
販売年: 1992年
販売価格: 580円(税別)
★『セガマガジン 1992年3月号』
内容の概要:
セガ公認誌ならではの詳細な攻略情報と戦略指南を特集。ゲーム冒頭の勢力選択による展開の違いや、プレイヤーの采配によって変化する武将の忠誠度の管理方法について特筆されている。音楽と効果音の演出面も注目され、「歴史の重みを音で感じることができる」として音響面へのこだわりも高く評価。読者プレゼントには天下布武の特製ポストカードが同封された。
販売会社: 株式会社アスキー
販売年: 1992年
販売価格: 600円(税別)
★『電波新聞社マイコンBASICマガジン別冊 ゲームアーカイブス Vol.4』
内容の概要:
1990年代初頭の戦国SLGを総括する特集にて『天下布武 英雄たちの咆哮』が取り上げられる。開発背景や初期段階での企画構想、1196人に及ぶ武将グラフィック制作の苦労など、舞台裏の詳細が紹介されている。読者投稿コーナーでは「戦国モノの決定版」との意見もあり、後続タイトルへの影響についても論じられる。
販売会社: 電波新聞社
販売年: 1993年
販売価格: 980円(税別)
★『コンプティーク増刊 メガCD完全解析BOOK』
内容の概要:
メガCDタイトルを網羅的にレビューした増刊号の中で、天下布武が高評価タイトルとして紹介されている。動作環境やロード時間、武将個別能力のバランス評価が詳細に記述され、特に「士気による戦況変化」が戦略ゲームの革新として強調される。記事中では「メガCD時代の一つの完成形」として位置づけられている。
販売会社: 株式会社角川書店
販売年: 1993年
販売価格: 880円(税別)