【中古】【全品10倍！5/10限定】Wii U New スーパーマリオブラザーズ・U
評価 4.25
【メーカー】：任天堂
【開発】：任天堂
【発売日】：2012年12月8日
【販売価格】：5,700円
【メディア】：Wii U用光ディスク
【ゲームジャンル】：アクションゲーム
●概要
■ Wii U時代の幕開けを告げる一作
2012年冬、新世代の家庭用ゲーム機「Wii U」が登場するにあたり、その船出を飾る看板タイトルとして任天堂が送り出したのが『New スーパーマリオブラザーズ U』である。これはニンテンドーDSで始まった「New」シリーズの最新作であり、同時に2Dマリオシリーズの正統進化形とも言える作品だ。シリーズの伝統を踏襲しつつも、Wii Uという新しいプラットフォームの可能性を提示する工夫が随所に施されている。
■ ストーリー：ピーチ城を取り戻せ！
今回の冒険の舞台は、突如としてクッパ軍団に占拠されてしまったピーチ城。マリオ、ルイージ、キノピオたちは砦の外に放り出され、遥か遠くの大地から城を目指して進軍を開始することになる。マリオたちが辿るのは、草原、砂漠、雪山、海中、空といった多彩なエリアを渡る大長征。各ステージに待ち受ける仕掛けやギミックを乗り越え、ピーチ姫奪還を目指す壮大な旅が幕を開ける。
■ 新たな力「ムササビマリオ」が登場
ゲームプレイの軸はこれまで通りの2D横スクロールアクションだが、本作では新しいパワーアップアイテム「ムササビの葉っぱ（スーパードングリ）」が加わったことで、アクションの幅が格段に広がった。このアイテムを取得することでマリオは「ムササビマリオ」に変身し、空中でふわりと滑空することが可能になる。これにより、通常のジャンプでは届かない場所へのアクセスや、落下の危険回避が可能になり、ステージ攻略に新たな戦略性を与えている。
■ 個性的な「ちびヨッシー」の活躍
従来のヨッシーに加え、本作では色とりどりの「ちびヨッシー」が登場。彼らは騎乗はできないものの、手に抱えて利用することで様々な特性を活かせるギミックキャラだ。たとえば、風船のように自身を膨らませて空を飛ばせるピンクのちびヨッシー、泡を吐いて敵を閉じ込める水色のちびヨッシー、暗闇を照らす黄色のちびヨッシーなど、ステージごとに使い分ける楽しさがある。ちびヨッシーをうまく活かすことで攻略が大きく楽になることも。
■ Wii U独自の「バディプレイ」機能
本作最大の特徴の一つが、Wii U GamePadを用いた「バディプレイ」という新しい協力プレイの形だ。これは、Wiiリモコンでキャラクターを操作する最大4人のプレイヤーに対し、もう1人がGamePadを使って“支援役”に回るというシステムである。支援プレイヤーはステージ上にブロックを出現させたり、敵の動きを妨害したりと、間接的にプレイヤーのアクションを助けることができる。
この仕組みにより、アクションゲームが苦手なプレイヤーでも一緒にゲームに参加できるほか、協力という名の妨害プレイで大いに盛り上がることも。家族や友人同士でのプレイにおいては、従来以上にコミュニケーションの幅が広がるユニークな要素となっている。
■ 膨大なステージ数と豊かなバリエーション
本作に収録されているステージは80以上に及び、どれも異なる趣向が凝らされている。緻密なドット絵と奥行きのある背景表現は、Wii Uの高解像度出力によってさらに美しく、まるで絵本の中を冒険しているような感覚を味わえる。ステージ構成の面でも、常に変化があり、巨大化する敵、複雑なギミック、落下し続ける足場など、プレイヤーを飽きさせない工夫が随所に見られる。
■ シリーズ経験者にはやや既視感も？
一方で、シリーズを長年追い続けてきたプレイヤーにとっては、「またこの形式か」と感じさせる既視感があることも否めない。特に『New スーパーマリオブラザーズ Wii』との類似点が多く、演出や操作性に目新しさを感じにくいとの指摘もあった。
しかしながら、あくまでWii Uのローンチソフトとしての位置づけを考えれば、シリーズの集大成的内容にしたことには説得力があり、ゲームの完成度は非常に高いと評価されている。
■ 追加モードの充実も魅力
本作では「メインゲーム」以外にも様々な追加要素が用意されている。時間制限の中でコインを集めたり、連続ジャンプで敵を倒したりといった「チャレンジモード」、一定の条件下でステージを攻略する「タイムアタック」など、腕に覚えのあるプレイヤーが技術を試すやりこみ要素も満載だ。
また、Miiキャラを使って自分自身がゲームに登場する「マイページ」的な要素もあり、ネットワーク機能を活用して世界中のプレイヤーとスコアを競い合うことも可能となっている。
■ グラフィックとサウンドの進化
HD対応となったことで、シリーズとしては初の高精細なビジュアル表現が実現。背景に広がる風景やキャラクターの動きには滑らかなアニメーションが加わり、視覚的な魅力も大きく向上した。BGMに関しても、軽快で親しみやすいメロディラインを基調としながらも、各ステージのテーマに合わせて多彩なアレンジが施されている。
■ 総評：家族とともに、マリオと歩む新時代の一歩
『New スーパーマリオブラザーズ U』は、革新的でありながらも親しみやすさを保ち、マリオシリーズの魅力を次世代機に丁寧に橋渡しした作品と言える。新しいギミックやマルチプレイの形を取り入れつつも、古き良き2Dアクションの本質を失わず、どの年代のプレイヤーにも届く普遍的な楽しさを提供している。
その完成度の高さから、Wii Uを手にした多くのユーザーにとって「最初の一本」にふさわしいタイトルとなったことは間違いないだろう。今後も続くであろうマリオシリーズの系譜の中で、本作は“新たな門出”として記憶され続けるに違いない。
●ゲームの魅力とは？
■ 誰もが楽しめる“次世代2Dマリオ”の進化形
Wii Uという新たなステージにおいて、「横スクロールアクションの代名詞」であるマリオシリーズは再び輝きを放った。その名も『New スーパーマリオブラザーズ U』。これまでのファンにとって懐かしく、同時に新鮮さを感じさせる要素をふんだんに盛り込んだこの作品は、シリーズの王道を継承しつつ、Wii Uならではのプレイ体験を実現した一作である。
■ 新たなる“滑空の快感”──ムササビマリオの登場
本作最大の特徴の一つは、新パワーアップアイテム「ムササビの葉っぱ」によって誕生する“ムササビマリオ”だ。従来のマリオにはなかった、空中をふわりと滑空する能力を持ち、ステージ攻略の自由度が格段に向上した。
この滑空アクションは、初心者にも扱いやすく設計されており、難所でのリカバリーに役立つだけでなく、上級者にとってはスピードランやタイムアタックにおいて繊細なコントロールを要求される、奥深いプレイングの要素となっている。
■ バリエーション豊かな“ちびヨッシー”の個性が光る
従来の「乗って活用する」ヨッシーとは異なり、本作では「手に持って活用する」ちびヨッシーが登場。それぞれが異なる特性を持ち、例えば「泡を吐いて敵を包み込む」「空中をバルーンのように浮かび上がる」「光で暗闇を照らす」など、ステージによって大活躍する存在だ。
ステージ設計も彼らの能力を活かすよう緻密に作られており、使いどころを見極める戦略的な楽しみが加わっている。
■ “ピーチ城を取り戻せ”という新たな冒険譚
今回の冒険の目的は、クッパ一味に占拠されたピーチ城の奪還。いつものようにさらわれるピーチ姫を助けに行く物語でありながら、出発地点はマリオたちが放り出された「世界の果て」。そこからピーチ城に向かって逆進していく構成は、シリーズでも珍しい演出だ。
また、ワールドマップは『スーパーマリオワールド』を思わせる一体型マップになっており、全体を見渡しながらルートや隠し通路を探すという冒険心をくすぐる作りになっている。
■ 最大5人で楽しむ“バディプレイ”の妙
Wii U GamePadを活用した「バディプレイ」は、まさに本作ならではの特色だ。最大4人のプレイヤーがWiiリモコンを使ってマリオたちを操作する中、もう1人はGamePadで「足場ブロック」を出現させる役に回る。
このサポートプレイは、初心者と上級者が一緒に楽しむのに最適な仕組みで、家族や友人同士で盛り上がること間違いなし。子どもが操作して親がサポートする、といったプレイスタイルも好評だった。
■ “チャレンジモード”で極める職人プレイ
本編のストーリーモード以外にも、「チャレンジモード」と呼ばれる上級者向けコンテンツが用意されている。タイムアタック、コイン収集、無被弾クリアなど、さまざまな条件でステージを攻略する内容は、マリオマスターたちにとってやり込みがいのある内容となっている。
特にネット上ではこのモードにおける神業プレイ動画が話題を呼び、スーパープレイヤーの腕前が共有される場ともなっていた。
■ グラフィックと音楽が奏でる新時代の風
Wii UのHD出力に対応したことで、シリーズとして初めて高解像度で描かれたマリオの世界が楽しめるようになった。滑らかなアニメーション、奥行きのある背景、細やかなエフェクト表現が、2Dアクションながら臨場感を高めている。
また、BGMは従来の楽曲を踏襲しつつもアレンジされ、耳なじみの良い音色でプレイヤーを包み込む。ブンブンやクッパJr.とのボス戦なども、音楽が戦いの熱気を盛り上げてくれる。
■ 新たな試み「ミニバース」との連動
本作発売当時、任天堂はWii Uに「Miiverse（ミーバース）」というSNS的な機能を搭載しており、プレイ中に他のユーザーのコメントや攻略ヒントを見ることができた。
この仕組みにより、「このステージの隠しルートが見つからない」といった悩みに対して他プレイヤーの声がヒントになるなど、ネット上で自然にコミュニティが形成され、ゲームをより楽しく奥深いものにしていた。
■ 世界的評価とユーザーの熱い反応
『New スーパーマリオブラザーズ U』は発売直後から高い評価を受け、海外メディアでは「クラシックとモダンの融合」「これぞ理想の2Dアクションゲーム」と絶賛された。日本国内でも「家族で遊べるソフトの決定版」として安定した支持を集めた。
また、マリオシリーズの新作としてはコアゲーマーからライトユーザーまで幅広い層に受け入れられ、Wii Uというややマニアックなプラットフォームでありながら、ハード初期のキラータイトルとなった。
■ 続編やリメイクへと続く系譜
本作は後に『New スーパールイージ U』というスピンオフを生み、さらにNintendo Switchでは『New スーパーマリオブラザーズ U デラックス』として再登場を果たす。これにより、より多くのユーザーがこの傑作を体験する機会を得た。
Switch版ではトッテンやキノピーチといった初心者向けキャラの追加もあり、難易度バランスの面でもより配慮された設計となっている。
■ 総評──懐かしさと革新が共存する傑作
『New スーパーマリオブラザーズ U』は、従来の2Dマリオの“気持ちよさ”を残しつつ、HD化・バディプレイ・新能力といった新要素で正統進化を遂げた作品だ。プレイヤーに「またマリオをやりたくなる理由」を与え、Wii Uという新たな地平における代表作としての地位を築いた。
ステージ構成、操作感、視覚演出、やり込み要素、そのいずれもが「任天堂らしさ」に満ちた本作は、今なお“2Dマリオの完成形”のひとつとして語り継がれている。
●感想や評判
■ 懐かしさと新しさの融合：ユーザーの初見の印象
『New スーパーマリオブラザーズ U』を初めてプレイした多くのユーザーは、シリーズの伝統的なゲームプレイに懐かしさを感じつつ、新たな要素に新鮮さを見出しました。特に、横スクロールアクションの基本的な操作感はそのままに、美麗なグラフィックや滑らかなアニメーションが加わり、過去の作品とは一線を画す体験を提供しています。
また、新キャラクターであるキノピコやトッテンの追加により、プレイヤーの選択肢が広がり、ゲームプレイに新たな戦略性が加わりました。特にキノピコは、スーパークラウンを取得することでキノピーチに変身し、ふんわりとしたジャンプや2段ジャンプが可能となり、初心者でもプレイしやすい設計となっています。
■ 多彩なコースと緻密なデザイン：ゲーム内容の評価
本作には、草原、砂漠、氷の世界、クッパ城など、バラエティ豊かな82のコースが用意されており、どのコースも個性的でプレイヤーを飽きさせません。特に、隠しゴールやスターコインの収集要素がプレイヤーの探求心を刺激し、何度も繰り返しプレイすることで新たな発見がある点が高く評価されています。
さらに、2013年に発売された『New スーパールイージ U』の全コースも収録されており、合計164コースというボリュームは、単なる移植ではない充実した内容となっています。これにより、初心者から上級者まで幅広いプレイヤーが楽しめる作品となっています。
■ メディアとゲーム雑誌の評価：専門家の視点
ゲーム雑誌『ファミ通』では、本作に対して「王道2Dアクションの手触り感と、ソフト2本分のコース収録に、遊びの幅を広げる新操作キャラの追加と、単なる移植ではないボリューム感が◎」と評価し、平均スコア8.0を付けています。
また、価格.comのレビューでも、「かわいらしいグラフィックと見やすい画面構成」「頭の中で流れ続けてしまうくらい素晴らしいBGMばかり」といった声があり、視覚・聴覚の両面で高評価を得ています。
■ 批判的な意見と課題：マンネリ化の指摘
一方で、一部のユーザーからは「DSマリオからの変化が少なく、マンネリ」といった指摘もあります。特に、新たに登場したムササビマリオに関しては、「操作に慣れない」「敵を倒すことに特化していないため、楽しさという点でもイマイチ」といった意見が見られました。
しぐすて！
また、シリーズ全体としての進化が乏しいとの声もあり、「記憶に残る名作かといえば明確に”No”」といった厳しい評価も存在します。
●イベントやメディア展開など
■ Wii Uのローンチタイトルとしての注目
『New スーパーマリオブラザーズ U』は、Wii Uのローンチタイトルとして発表されました。2012年のE3では、任天堂がWii Uの新機能を紹介する中で、本作のデモプレイが行われ、最大5人での協力プレイや、GamePadを使った新しいゲーム体験が注目を集めました。特に、GamePadを使ってブロックを配置する「バディプレイ」は、従来のマリオシリーズにはなかった新しい要素として話題となりました。
■ メディアでの露出と紹介映像
任天堂は、本作の魅力を伝えるために、さまざまな紹介映像を制作し、公式サイトやYouTubeチャンネルで公開しました。これらの映像では、新しいパワーアップアイテムや、多彩なステージギミック、協力プレイの楽しさなどが紹介され、視聴者の期待を高めました。また、ゲーム雑誌やウェブメディアでも特集が組まれ、開発者インタビューや攻略情報などが掲載されました。
■ 『New スーパールイージ U』との連携プロモーション
2013年には、『New スーパーマリオブラザーズ U』の追加コンテンツとして、『New スーパールイージ U』が発表されました。これは、ルイージが主役となるDLCで、全82ステージが新たに作られ、より高い難易度が特徴です。任天堂は、このDLCの発売を記念して、「Year of Luigi（ルイージの年）」と題したキャンペーンを展開し、ルイージをフィーチャーしたさまざまなイベントやグッズを展開しました。例えば、シカゴの公共交通機関とコラボレーションし、ルイージ仕様の電車を運行するなど、ユニークなプロモーションが行われました。
■ ファンコミュニティとイベントの盛り上がり
本作の発売以降、ファンコミュニティでは、スピードラン大会や協力プレイイベントなどが開催され、ゲームの魅力を共有する場が広がりました。特に、RTA（リアルタイムアタック）イベントでは、本作のスピードクリアを競うプレイヤーたちが集まり、技術と戦略を披露する場として盛り上がりを見せました。
●中古市場での現状
■ 価格帯と取引状況
Wii U版の中古価格は、状態や付属品の有無によって異なりますが、以下のような価格帯で取引されています：
ディスクのみ：約500円～1,000円
ケース・説明書付き：約1,000円～2,000円
新品・未開封品：約2,500円～3,000円
特に、箱や説明書が揃った完品はコレクターからの需要が高く、安定した価格で取引されています。一方、ディスクのみの出品は比較的安価で手に入るため、プレイ目的の購入者に人気があります。
■ オークションサイトでの取引例
Yahoo!オークションでは、以下のような取引が確認されています：
中古・完品：約1,500円～2,000円での落札が多い
ディスクのみ：約500円～1,000円での落札例が多数
新品・未開封品：約2,500円～3,000円での出品が見られる
また、複数本セットでの出品もあり、他のWii Uソフトと合わせてお得に購入できるケースもあります。
●本や雑誌での評価
★NewスーパーマリオブラザーズU完全攻略本
内容の概要：この攻略本では、全コースの詳細なマップや隠しアイテムの位置、各ステージの攻略法が掲載されています。また、マルチプレイ時の協力プレイのコツや、バディプレイの活用方法についても詳しく解説されています。
出版社：徳間書店
発売年：2013年
価格：1,050円（税込）
★ファミ通WAVE DVD 2013年1月号
内容の概要：この号では、『New スーパーマリオブラザーズ U』の特集が組まれており、ゲームの魅力や新要素についての解説、開発者インタビューなどが掲載されています。付録のDVDには、プレイ映像や攻略のポイントを紹介する映像が収録されています。
出版社：エンターブレイン
発売年：2012年
価格：980円（税込）
★Nintendo DREAM 2013年1月号
内容の概要：任天堂専門の情報誌である本誌では、『New スーパーマリオブラザーズ U』の発売に合わせて、ゲームの特集記事が掲載されています。新たに追加された要素や、開発の裏話、キャラクター紹介など、多角的な視点からゲームを掘り下げています。
出版社：アンビット
発売年：2012年
価格：980円（税込）
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