
【中古】 クロックワークナイト〜ペパルーチョの大冒険・下巻〜/セガサターン
【メーカー】:セガ
【開発】:セガ
【発売日】:1994年12月9日
【販売価格】:4,800円
【メディア】:CD-ROM
【ゲームジャンル】:アクションゲーム
●概要
■ 時を刻む騎士が繰り広げる、夜の大冒険
1994年末、家庭用ゲーム機の次世代機戦争が熱を帯びていた最中、セガは満を持してセガサターンを投入した。そしてその初期タイトルのひとつとして世に放たれたのが、『クロックワークナイト ペパルーチョの大冒険 上巻』だ。まるで絵本の世界から飛び出してきたかのようなユーモラスな舞台設定と、当時の最新映像技術を駆使したグラフィック表現により、多くのプレイヤーの記憶に強く刻まれた。
■ 主人公はぜんまい仕掛けのナイト
この作品の主役は、ちょっと奇妙な名前の騎士「トンガラ・ド・ペパルーチョ三世」。彼はぜんまいで動くおもちゃの騎士で、昼間は部屋の片隅で静かにしているが、夜になると命が宿り、オルゴール人形のチェルシー姫を救うための旅へと繰り出す。舞台となるのは、現実世界の家具や玩具が巨大なオブジェとなって迫ってくる、子供の夢と幻想を詰め込んだような「家の中の大冒険」だ。
■ 操作感覚はクセ者。でもクセになる!
このゲーム最大の特徴とも言えるのが、トンガラの独特すぎる挙動だ。プレイヤーが最初に驚くのは、ダッシュまでの時間差。最初はもっさりしているのに、しばらく押し続けると急加速し、そのままの勢いで滑る。ジャンプのタイミングもやや癖があり、慣れるまでは壁にぶつかることもしばしば。
だが、ここが本作の面白さの核心でもある。プレイヤーは「操作に慣れる」過程そのものに楽しさを見出すことができ、次第にリズムよくステージを駆け抜けられるようになる頃には、まるで本当にトンガラを操る魔法使いになったような感覚を味わえる。
■ アニメのようでアニメじゃない、温かみのあるグラフィック
グラフィックは3DCGが本格的に使われ始めた時代において、非常に挑戦的だった。背景は3Dポリゴンで構築されており、立体的な空間を舞台にキャラクターたちが動き回る。キャラクターの造形は「プリレンダリングCG」によって描かれ、ポリゴンでの動きとスプライトによる描写が共存する、独特な映像スタイルが採用されている。
この表現が、どこか懐かしくもあり、かつ新鮮な映像体験を与えてくれる。アメリカンアニメのような雰囲気と、NHKの人形劇を思わせるコミカルさが融合したビジュアルは、見る者をほっとさせ、そして笑顔にする。
■ 登場キャラたちは愛すべきクセ者ぞろい
本作では、主人公だけでなく、敵キャラや仲間たちも実にバラエティ豊かだ。チェルシーを攫った謎の人物を筆頭に、各ステージで待ち構える敵たちは、どれもが玩具をモチーフにしたユニークなデザインを持ち、アニメーションやセリフ、演出の細かさに制作陣のこだわりが見える。
説明書にはそのキャラたちのプロフィールがしっかりと掲載されており、読み物としても面白い。子どものころに、おもちゃに名前をつけて遊んでいたようなあの感覚が、まさにここに蘇る。
■ 音楽と効果音も世界観にぴったりフィット
音楽はおもちゃ箱をひっくり返したような陽気さを持ち、ステージごとのテンポに合った楽曲が心地よく耳に残る。効果音もまた、ぜんまいやギア、ネジなど機械仕掛けのモチーフを活かしており、遊び心と世界観への没入感を高める役割を果たしている。
■ 分割販売というジレンマ:上巻に隠された課題
タイトルに「上巻」とあるように、本作は上下巻に分かれて発売された構成となっている。上巻単体では、ボリューム感がやや物足りないという評価も当時から囁かれていた。とはいえ、その分「お試し感覚」で気軽に手に取れる価格設定と内容になっていたのも事実。
ゲームのシステムや操作、世界観をしっかりと体験した上で、続編である「下巻」に進む構成は、二部構成の物語として見れば納得のいく形ではある。だが、「一本の作品」としては完結感に欠け、プレイヤーのフラストレーションを誘った側面も否めなかった。
■ 発売当時の反響とポジション
『クロックワークナイト』は、セガサターンの立ち上げタイトル群の中でもとりわけ目立つ存在だった。ゲーム雑誌やCMなどでも大々的に取り上げられ、当時のセガが「サターンはこんなことができるんだ!」とアピールするには絶好の素材だったと言える。
ファミ通やセガサターンマガジンでは、グラフィックの先進性とキャラクターの可愛らしさ、遊びやすさが好意的に取り上げられ、子どもから大人まで幅広い層に向けてアピールされた。ただし、先述の通りボリューム面では若干の評価割れも見られた。
●ゲームの魅力とは?
■ ぜんまい仕掛けのヒーロー、ペパルーチョの魅力
本作の主人公は、玩具の国の小さな騎士「トンガラ・ド・ペパルーチョ三世」。彼はただの騎士ではない。ぜんまい式で動くアンティークトイとして生まれながら、勇気と愛を持ち合わせた小さな英雄だ。プレイヤーは彼を操作し、連れ去られた愛しの音楽人形・チェルシーを救いに行く。
ペパルーチョのデザインは、クラシックな洋風トイを思わせるノスタルジックな風合い。彼のユーモラスな動きや独特の「カチカチ」とした効果音が、プレイヤーに親しみを感じさせる。特に、ぜんまいを巻くモーションや、剣を振るたびに発する金属音は、キャラクターの個性を立体的に演出する秀逸な要素だ。
■ ビジュアルと音響が織りなすシネマティックな演出
このゲーム最大の目玉の一つは、当時としては画期的だった“リアルタイム3DCG”の活用にある。2Dと3Dの融合を意識した演出により、ポリゴンによる立体的な背景とキャラクターが、絵本のような舞台を奥行き豊かに表現している。
各ステージは、まるでおもちゃ箱をひっくり返したかのようなビジュアルで構成されており、積み木の塔や歯車の迷路、メリーゴーランド風のエリアなど、多彩な演出がプレイヤーの目を楽しませる。色彩は明るく温かく、アメリカンアニメーションの影響を感じさせるテイストが全編に漂っている。
加えて、音楽の質も非常に高い。ブラスやオルゴール音が中心となったテーマソング群は、どこか懐かしく、同時に胸を高鳴らせる。特にチェルシーのテーマには、クラシック音楽を意識した優美さがあり、彼女が囚われの姫であることを象徴的に表している。
■ ステージ構成とアクションの奥深さ
本作は横スクロール型のアクションゲームだが、単純な移動と攻撃だけではない。ペパルーチョには、「ぜんまい巻き」システムが組み込まれており、動作の持続時間やテンポに戦略性が求められる。剣による攻撃、ジャンプの高さ、さらにはオブジェクトとの連携によるギミック解放など、プレイヤーに細かな操作感を求める設計がなされている。
各ステージには隠しルートやアイテムが多く、リプレイ性も高い。また、ボス戦では各キャラクターがユニークな攻撃パターンを持ち、どれも演出が派手で印象的。まるで“おもちゃ同士の歌劇”を観ているような仕上がりだ。
■ 映像とゲームプレイの調和という挑戦
当時のゲーム界では、「3D表現=ポリゴン処理の技術力」を前面に押し出す作品が多かったが、本作は“物語性”と“映像演出”に重きを置いた異色のタイトルだった。つまり、ゲームそのものがひとつの舞台劇として成立しているのだ。
映像美と操作性の両立は非常に難しい課題だったが、『クロックワークナイト』はその難題を一定の水準でクリアしており、「遊べるアニメ」としての完成度は当時のユーザーからも高く評価された。
■ 続編への期待を残した“上巻”という構成
本作は“上巻”という名称からもわかるように、あくまで物語の第一幕である。そのため、ゲームクリア時にはいくつかの謎が残され、チェルシー救出の物語は完全には解決しない。この構成こそが、続編である“下巻”への期待感を高める仕掛けとして絶妙に作用していた。
エンディングで暗示される敵の存在や、ペパルーチョの成長物語の行方など、プレイヤーに「次が気になる」と思わせる設計は、続編ビジネスとしても成功を見せた。実際に“下巻”の発売時には、ファンが真っ先に手に取ったという証言も多く残されている。
●感想や評判
■ グラフィックの革新に驚嘆する声相次ぐ
発売当時、多くのプレイヤーがまず注目したのが、当時としては斬新な“プリレンダリングCG”による映像表現だった。立体感と奥行きを感じさせるステージ構成、ぬるぬると動くキャラクターアニメーション、そして歯車が回転するメカニカルな背景など、画面全体が精密に設計された“からくり劇場”のようだと評された。
プレイヤーからは次のような感想が多く寄せられていた。
「画面全体がまるでショーウィンドウの中で展開される人形劇のようだった」
「ゲームというより、絵本の中を歩いているような体験だった」
「ステージのギミックの一つひとつが凝っていて、見ているだけで楽しい」
■ アクション性への評価はやや分かれた
一方で、操作性やアクションの深みに関しては意見が分かれた。ペパルーチョの基本攻撃「キックギア」や、ぜんまいを巻いてスピードアップする動きにユニークさを感じるプレイヤーが多かったが、挙動の重たさを指摘する声も少なくなかった。
「ジャンプの軌道が独特で慣れるまで時間がかかる」「滑らかな見た目に反して、操作感がややぎこちない」といったレビューもあり、特にアクションゲームに高い反応速度を求めるプレイヤーには戸惑いが見られた。
ただし、子供やライトユーザーにとってはちょうど良いテンポとされ、「難しすぎず、誰でも楽しめる優しさがある」とポジティブに受け取る層も存在した。
■ 世界観と音楽に絶賛の嵐
『クロックワークナイト』を語るうえで外せないのが、その独創的な世界観とサウンドである。まるでアメリカン・アニメーションのような暖かさと、ぜんまい仕掛けのからくり幻想が融合したステージ構成、そしてそれに華を添えるジャズ調のBGM――。
特に主題曲のスウィングジャズ風のオープニングテーマは、多くのプレイヤーの記憶に残った。ゲーム音楽誌『Game Sound Journal』では「遊び心と洒落っ気を感じさせる稀有なサウンドデザイン」と絶賛され、作曲を手がけたセガ社内の音楽チームも大きな注目を集めた。
また、各ステージの音楽が、場面に応じてテンポや雰囲気を変えることで、プレイヤーの没入感を一層引き上げていた点も評価されている。
■ 物語性とキャラクターへの愛着
「主人公がオモチャの騎士で、お姫様(チェルシー)を救いに行く」という古典的なモチーフをベースにしながらも、本作の演出は独特で、舞台劇のような展開をみせる。
セリフの一つひとつにユーモアがあり、敵キャラクターもどこか憎めない。中にはペパルーチョの“決めポーズ”に惹かれてファンになったというプレイヤーもいた。
特に印象的だったのは、ステージクリア後の演出や、間に挟まれる寸劇のようなムービー。「まるで人形劇を観ているようで、遊びながら物語に入り込めた」といった声が多数寄せられている。
■ 遊ぶアート作品としての評価
『クロックワークナイト ペパルーチョの大冒険 上巻』は、単なるアクションゲームという枠組みを超えて、ひとつの“遊べる人形劇”“からくり仕掛けの絵本”のような作品だった。
システム面での完成度に課題があったものの、アート性、音楽性、キャラクター性、演出面など、感性に訴えかける要素においては極めて高水準だった。その後のセガサターンの独自路線を象徴する、記念碑的な一作と言えるだろう。
多くのプレイヤーにとって、それは「セガサターンと共にあった、ちょっと不思議で温かい夢のひととき」であり、今なお忘れられない時間だった。
●イベントやメディア展開など
■ グラフィックを主張した宣伝戦略
本作は、当時最新技術だった3DCGを駆使したポリゴン背景とキャラクターの滑らかなアニメーションが最大の特徴。テレビCMや雑誌のビジュアルでは、「絵本のような温かさ」と「ディズニーチャンネル風の世界観」「おもちゃ箱の中に入ったようなファンタジー」が全面に押し出されました。
CM映像は、公式でも話題になり、YouTubeなどで今も視聴可能です。たとえば“CM クロックワークナイト ~ペパルーチョの大冒険・上巻~”と題された映像では、絵本を繰るようにトンガラが動き出すワクワク感が演出されています 。
■ 絵本化&CG絵本による世界観拡張
ゲーム発売に合わせ、世界観を補完するCG絵本が出版されました。リブロポートから1994年12月1日に刊行された絵本版は、ゲームの舞台や登場人物を児童向けにまとめ、トンガラやチェルシーたちのキャラ設定や冒険の“前日譚”にあたる内容を丁寧に描いていました。
この絵本は書店で店頭フェアが企画されたほか、雑誌セガサターン・マガジンにも紹介記事が掲載されました。子供や女性層を意識した販促展開が行われ、コア層以外への訴求も狙ったものでした。
■ 誌面展開
アイデアコンテスト&イラスト募集
発売直後のセガ関連誌では、本作に登場するギミックやステージアイデアを一般公募する企画が実施されました。
『セガサターン・マガジン』1995年4月号では、「おもちゃ箱の仕掛けを考えてみよう」と題された投稿ページが登場。読者から寄せられたアイデアのいくつかは、後続作『下巻』などで実際に採用されたとされ、ファンの創造力を巻き込むユニークな試みとして好評を博しました。
またセガ直営のファンクラブ誌やFAQ本では、イラストコンテストの受賞作品が誌面を飾り、読者参加型のプロモーションとして機能しました。
■ 店頭イベントと試遊会
当時の大型家電量販店やゲームショップでは、店頭に“巨大オルゴール仕掛け”が飾られ、目玉となっていました。ゼンマイを模した巨大装飾は小さな子どもにも強い印象を与え、CMや絵本と同じ世界観がそのまま店頭に出現したかのような演出でした。
また全国で開催されたセガサターンの体験イベントでは、本作の試遊台が常設され、プレイヤーのタイムアタック大会やベストスコア表彰のミニイベントも行われました。会場ではスタッフや開発者がトンガラ衣装で登場し、写真撮影やサイン配布などのファンサービスも実施。初期ファンの掴みには一定の効果があったとの報告も見受けられます。
■ メディア展開
ラジオ・テレビ・CDドラマ
ゲームの音楽は、セガデジタルスタジオ制作。オープニングとメインテーマにはボーカルがつき、ミニアルバムCDとしても発売されました。
さらに一部ケーブルテレビ局やAMラジオ局では、開発者インタビューとゲーム攻略テクニックの特集番組が放送。そこでは、当時の開発者が「斬新な3Dと横スクロールの融合」「子供でも扱える簡単操作」「絵本の世界をゲームにしたかった」といった想いを語っていました 。
こうしたメディア連携により、単なるゲーム情報に留まらず“物語性”や“世界観の深さ”を多面的にアピールする戦略が取られていました。
●中古市場での現状
★ ヤフオク!での取引価格動向
ヤフオク!における『クロックワークナイト ペパルーチョの大冒険 上巻』の出品状況は、セガサターン作品としては比較的安定しています。中古品の価格帯はおおよそ1,000円~3,000円程度で推移しており、状態によっては即決価格で4,000円前後の設定も見られます。
★ メルカリでの販売状況
メルカリでは、『クロックワークナイト 上巻』の出品数はヤフオクよりもやや多く、ユーザー同士の直接取引の利便性も相まって、売買が活発に行われています。中古完品の出品価格帯は1,200円~2,800円ほどで、比較的状態の良い商品が2,000円前後で出品されていることが多いです。
★ Amazonでの価格傾向
Amazonでは、中古品の価格が他のプラットフォームよりも若干高めに設定されている傾向があります。販売者は主に業者が中心であり、商品状態は「可」~「非常に良い」まで幅広いですが、価格帯は2,500円~4,000円程度。なかでも「ディスク良好・説明書付き」の商品は3,000円台中盤で販売されていることが多く、送料込みでの設定がほとんどです。
★ 楽天市場での販売状況
楽天市場における『クロックワークナイト 上巻』の中古取扱は限定的であり、ゲーム専門の中古販売ショップやECストアが取り扱っているに留まります。価格帯はAmazonと近しく、2,800円~3,500円程度が中心。
★ 駿河屋での価格と在庫状況
ゲーム・アニメ系中古商品の取り扱いで知られる「駿河屋」でも、本作は定番タイトルの一つとして扱われています。状態によって価格は異なりますが、ディスクのみなら900円~、完品では1,800円~2,800円前後の価格帯が多く見られます。
●本や雑誌での評価
★『セガサターンマガジン 1994年12月23日号』
内容の概要:
創刊間もないセガサターン専門誌である本号では、発売直後の『クロックワークナイト ペパルーチョの大冒険 上巻』を表紙・巻頭特集として大々的に取り上げている。ゲームの舞台裏として、主人公“トンガラ・ド・ペパルーチョ3世”のデザイン誕生秘話、ストップモーションを模した3DCGのレンダリング手法について開発スタッフのコメントを交えながら詳述。また、ステージ構成や敵キャラ紹介、アイテムの使い方なども掲載。読者参加の攻略アンケートコーナーも設けられており、初期プレイヤーたちの声を反映した誌面構成が特徴。
販売会社: 株式会社ソフトバンク
販売年: 1994年
販売価格: 480円(税別)
★『ゲーメスト 1995年1月号』
内容の概要:
アーケード色の強い本誌ながら、セガサターンへの注目度の高まりを受け、コンシューマゲーム特集の一環として『クロックワークナイト』をピックアップ。記事では、同作のグラフィック技術にフォーカスし、特に回転や拡大縮小を多用した背景表現、リアルタイム3Dの合成手法に関する技術解説が目を引く。プレイヤーの操作感についても、「重量感のあるジャンプ」や「ぜんまい操作による加速アクション」など独自のプレイフィールが誌面で評価された。
販売会社: 株式会社新声社
販売年: 1995年
販売価格: 530円(税別)
★『SATURN FAN(サターンファン) 1995年2月号』
内容の概要:
セガサターン専門誌の中でもユーザー視点に近い構成が特徴の本誌では、『クロックワークナイト』を“世界観に浸るアクションゲーム”として特集。インテリア風のステージビジュアルや、オルゴールをモチーフにしたBGM、チェルシーを巡るファンタジックな物語に着目。誌面では、読者の感想も交えながら、“子どもにも安心して遊ばせられるファンタジー作品”として紹介されている。
販売会社: 徳間書店インターメディア
販売年: 1995年
販売価格: 600円(税別)
★『電撃セガサターンVol.1(1995年春号)』
内容の概要:
電撃ブランドによるセガサターン応援ムック本の創刊号。巻末のセガタイトル特集のひとつとして『クロックワークナイト』が紹介され、開発陣のミニインタビューも収録。「光源の処理やテクスチャ貼りの工夫が、ぬくもりある映像を生んだ」と開発者自ら語るなど、グラフィック志向の読者には特に見応えのある内容。初回特典のポストカードプレゼントにも同作の絵柄が使われていた。
販売会社: 株式会社メディアワークス
販売年: 1995年
販売価格: 980円(税別)
★『セガサターンオールソフトカタログ Vol.1』
内容の概要:
セガ公認で発行されたオールソフト紹介ムック。タイトル50音順に掲載されており、『クロックワークナイト』は“ア行”に登場。1ページにわたり、スクリーンショットとともに“独特なビジュアル”や“ゼンマイを巻くことで動く騎士”というコンセプトを簡潔に紹介。プレイスタイルが図解されており、初めてのセガサターンユーザーに向けた入門ガイド的な記述が多い。
販売会社: 株式会社アスキー
販売年: 1995年
販売価格: 1,200円(税別)