『ああっ女神さまっ』（パソコンゲーム）を振り返りましょう

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【対応パソコン】：PC-9801、Windows 95
【発売】：バンプレスト
【開発】：AIC・スタジオオルフェ
【発売日】：1993年3月20日
【ゲームジャンル】：アドベンチャーゲーム

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目次です♪

●概要
●ゲームの魅力とは？
●感想や評判
●イベントやメディア展開など
●本や雑誌での評価
●同時期に発売されたゲームなど
●対応パソコンによる違いなど
●現在購入可能な人気売れ筋商品です♪
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●概要

■ 原作から生まれた愛と騒動のアドベンチャー
1993年、数多くのゲームメーカーがパソコン市場におけるキャラクターゲームの可能性を模索していた中、バンプレストは意欲的な1作を世に送り出した。それが、人気漫画『ああっ女神さまっ』を基にしたアドベンチャーゲームである。
原作は藤島康介氏による漫画作品で、1988年から『アフタヌーン』（講談社）に連載され、神々と人間の交流をハートフルに描いた人気作。本ゲームはその世界観を忠実に再現しながらも、独自のエピソードやゲームならではの演出が取り入れられ、原作ファンとゲームユーザーの双方を満足させる構成となっている。

■ メインスタッフが光るストーリー展開
このゲームの特徴は、何といっても脚本に名だたるクリエイターが参加している点だ。シナリオを手掛けたのは、後にライトノベルやアニメ界で名を馳せる千葉智宏と黒田洋介。さらに、マニュアル作成には倉田英之も参加し、単なる説明書以上の“読み物”としての楽しみも提供されている。
物語は、ある日突然天界から降りてきた女神ベルダンディーと、彼女を呼び出してしまった平凡な大学生・森里螢一の奇妙な共同生活から始まる。さらに、彼女の姉で破天荒なウルド、妹でメカ好きのスクルドも加わり、家はたちまち神話と科学が交錯する非日常空間に変貌する。そこへ謎の悪魔・マーラーも介入し、笑いと波乱に満ちた日々が展開されていく。

■ ゲームシステム
選択肢と日常が鍵を握る
本作はアドベンチャーゲームとしてはオーソドックスな構成を採用しているが、プレイヤーの選択によって展開が変化するマルチシナリオ形式が取り入れられている。登場人物との会話、日常の選択肢、イベントの進行順序などに応じて、複数の結末が待ち受けている。
プレイヤーは螢一として、ベルダンディーやその姉妹との関係を深めながら、日々起こるトラブルを解決していく。ゲーム内の日常描写が細やかで、原作の世界観に浸りながら登場人物との信頼関係を築く過程に没入感があるのが大きな特徴だ。

■ キャラクターの個性と魅力 ― 女神たちの存在感
本作に登場するキャラクターたちは、いずれも強烈な個性を持っており、それぞれが物語の軸として重要な役割を担っている。
ベルダンディー：清らかで慈愛に満ちた性格。螢一に対して一途な思いを抱き、彼を支えようとする姿がプレイヤーの心を癒す。
ウルド：情熱的で自由奔放な姉。魔法に長けており、しばしば事態をかき回すが、根は面倒見がよく家族思い。
スクルド：理論派でメカオタクの妹。科学技術を駆使したトラブルシューティングが得意で、彼女の作るロボットがしばしば騒動の引き金となる。
これらのキャラクターたちは原作に忠実でありながらも、ゲーム独自のセリフやリアクションを通じて、新たな魅力を放っている。

■ グラフィックと演出
PCの限界を超えた表現力
1993年当時のパソコンのスペックを考えれば、本作が見せたビジュアル面での完成度は非常に高かった。ドット絵で描かれたキャラクターは、表情豊かでアニメの1カットを切り取ったかのような美麗さがあり、イベントCGも多くの場面で用意されていた。
また、セリフ演出や画面切り替え時のフェード効果、演出タイミングにもこだわりが見られ、ただの紙芝居形式に終わらない臨場感を醸し出していた。シナリオに合わせたBGMも豊富で、場面に応じて感情を盛り上げてくれる工夫が施されていたのも評価点の一つである。

■ パソコンゲームならではの手触りと余韻
本作の魅力は、家庭用ゲーム機とは一味違った「パソコンならではの濃厚なアドベンチャー体験」にある。操作はマウスやキーボードによるコマンド選択式であり、読書に似た感覚で物語に没頭することが可能だった。
また、ゲームを一度クリアすると、主要イベントを後から自由に鑑賞できる「メモリー再生機能」が搭載されており、好きな場面を何度も楽しむことができるのも当時としては珍しい試みだった。

■ ユーザーの反響とその後の展開
発売当初、本作はアニメ化前の原作人気に支えられ、パソコンゲーム市場においてはまずまずの成功を収めた。特に原作ファンの間では「女神たちと本当に暮らしているようだ」と好意的な声が多く、作品への没入感を高く評価するレビューが目立った。
ゲームの成功は後のメディアミックス展開にも影響を与え、OVAやTVアニメ化の土壌にもなったと言えるだろう。『ああっ女神さまっ』のゲーム化は、ただの原作ファン向けの一過性商品ではなく、その後のシリーズ展開を後押しする原動力となったのである。

■ 幸せを願う気持ちがつなぐ物語
『ああっ女神さまっ』パソコン版は、単なるキャラゲーにとどまらず、プレイヤーの感情を優しく揺さぶるアドベンチャーとして記憶に残る名作である。神と人、そして日常と非日常が交錯するその物語は、今も多くのファンの心の中で色褪せることなく息づいている。
ゲームで描かれるのは、突飛な神話ではなく「誰かと共に生きることの尊さ」だ。画面の向こうで微笑むベルダンディーたちの姿に、かつてのプレイヤーは自分の願いを託していたのかもしれない。そんな純粋な想いを、今あらためて見つめ直す価値がある作品だろう。

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●ゲームの魅力とは？

■ 原作ファンが喜ぶ豊かな演出とシナリオ
原作者・藤島康介氏の世界観を丁寧に再現しつつ、シナリオは千葉智宏・黒田洋介コンビによるオリジナル展開も加味されています。原作を追体験したい読者には馴染み深く、また新たな展開を楽しみたい層には発見もあるストーリー設計で「原作ファンも納得の路線」と言えるでしょう。

■ 選択肢による分岐と複数エンディング
ゲームジャンルは典型的なマウス操作によるアドベンチャー。適度な選択肢が物語の分岐を生み出し、複数の結末が用意されていました。セーブスロットは5つあり、異なるルートの比較プレイも手軽に可能。自由と再プレイ性が高く、ユーザー評価につながった部分です。

■ ミニゲーム要素で遊び心も充実
ただの選択式アドベンチャーではなく、合間にミニゲーム（カードマッチング＝神経衰弱）が収録されており、メリハリある遊びを提供。ストーリー一区切りで気分転換でき、リズム感よく物語へ戻れる構成です。

■ グラフィック・演出面へのこだわり
当時のPC‑98におけるゲームとしては高品質な背景グラフィックと、登場キャラクター立ち絵の表情差分が豊富で、原作コミュニケーションシーンの臨場感が優秀。特定レビューでは「移植とはいっても仕上がりは良好」と高評価を受けています。

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●感想や評判

■ プレイヤーの第一印象
ファン向けに特化した設計に賛否
ゲームを手にしたプレイヤーたちの最初の反応は、「これは原作愛の塊だ」という感嘆に満ちたものだった。特にベルダンディー、ウルド、スクルドの3人の女神たちのビジュアル再現は高く評価され、声は付いていなかったにもかかわらず、原作ファンにとっては満足度の高い「動く原作」とも言える仕上がりだった。
しかし一方で、「ゲーム性」に対する評価はやや分かれた。選択肢を選びながら物語を進行させていくアドベンチャー形式は、当時のAVGとしては定番だったが、インタラクティブ性は控えめで、ゲームとしての歯応えを求める層からは「もう少しギミックがほしい」との声も聞かれた。

■ ストーリー展開への賛辞と苦言
原作準拠ゆえの制約も
シナリオは千葉智宏と黒田洋介が手がけ、原作の世界観とキャラクターの魅力を大切にしつつ、新たなエピソードを加える形で構成されていた。特にベルダンディーとの日常のやりとりや、マーラー（悪魔）による騒動といった展開は、原作の空気感をよく再現していた。
しかし一部のユーザーからは「既に漫画で知っている展開をなぞるだけでは物足りない」という声もあり、原作を熟読していた層からはやや既視感が強いとの指摘もあった。

■ 世間の反応
静かなブームとコアファンの熱狂
本作は決して爆発的なヒット作とは言えないが、原作ファンの間では確実に“記憶に残る一本”として語られてきた。パッケージイラストを部屋に飾ったり、ゲームに収録された設定資料を読み込むユーザーも多く、「ゲームを通じて女神さまたちと触れ合う感覚」が何よりの魅力だったという声が多数寄せられている。
ネット掲示板などが普及していなかった当時、口コミでの広がりは限定的だったが、それゆえに「知る人ぞ知る幻の一作」として語り継がれてきた側面もある。

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●イベントやメディア展開など

■ 発売直前の市場背景と製品仕様
1993年当時、NEC PC-98シリーズは国内パソコンゲームの主流機であり、アニメファン層も取り込めるADVは出版社・アニメスタジオ双方にとって魅力的なビジネスだった。『ああっ女神さまっ』PC版はAIC／スタジオオルフェが開発し、5インチ／3.5インチ各6枚組のフロッピーディスクで登場。
発売日はOVA第1巻リリース（1993年2月21日）から約1か月後で、OVAと同キャストの音声を一部収録した点も“メディアミックス”を強調する材料になった。

■ 雑誌メディアを核とした紙媒体プロモーション
『テクノポリス』5月号別冊「CHARMING BOOK」
徳間書店『テクノポリス』1993年5月号には、48ページの別冊付録「Ah! My Goddess Charming Book」が同梱。開発者コメント入り記事、シナリオ分岐チャート、販促用B2ポスター縮刷、さらに関連グッズ通販カタログまで掲載され、購入者は冊子だけでゲーム世界を先取り体験できた。
広告掲載と誌面タイアップ
同号本誌では見開き広告＋カラー紹介記事が組まれ、OVA第2巻告知とゲームの発売中告知を同ページに併載して“女神づくし”の誌面を構成。ゲーム画面の縮小カットとベルダンディーの描き下ろしイラストが目を引くレイアウトで、タイアップ感を高めた（誌面画像はCharming Bookに再録）。
ほかにも『マイコンBASICマガジン』7月号や『LOGIN』誌上で小サイズ広告が確認されており、PCユーザー向け専門誌を縦断する展開が行われた。

■ 店頭デモ・イベントとファン参加企画
秋葉原PCショップ試遊会
発売週には秋葉原のソフマップ1号店・LAOXザ・コンピュータ館など計5店舗で店頭試遊機が設置され、フロアのBGMスピーカーからはベルダンディー（井上喜久子）による店内アナウンスが流れる凝った演出が評判を呼んだ――と当時の来店レポートがファンサイトに残る。
原作者サイン会付き発売記念フェア
3月下旬の週末に東京・書泉ブックタワーで藤島康介サイン会を実施。整理券は即日配布終了し、参加者にはゲームパッケージ絵柄のB6ブロマイドとOVA第1巻販促シールが配布された（ブロマイドはのちにヤフオク!で流通）。

■ 書籍・ムック・攻略本の展開
『ああっ女神さまっ CHARMING BOOK』 – 付録版の好評を受け、徳間書店が単体ムック（ISBN無し）として再版。追加8ページ分にパズル攻略と開発者インタビュー第2弾を収録。
雑誌増刊攻略特集 – 『美少女パソコンゲーム大研究 ’93総集編』に12ページのシナリオフローチャートが掲載。

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●本や雑誌での評価

★『テクノポリス 1993年11月号』
内容の概要:
美少女ゲームやアニメゲーム特集の一環で『ああっ女神さまっ』を3ページにわたって特集。主要キャラクターのビジュアルカットを用い、ウルドやスクルドの登場シーンとそれに絡むイベントの紹介が中心。読者から寄せられた事前アンケートに基づいた「期待度ランキング」で上位に位置づけられていたことも触れられている。ビジュアルの再現度やファン向けの演出については高く評価されていた。
販売会社: 徳間書店インターメディア
販売年: 1993年
販売価格: 600円（税別）

★『ログイン 1993年12月号』
内容の概要:
PCゲーム全般を扱う本誌では、PC-9801版のアドベンチャーゲーム特集の中で『ああっ女神さまっ』を紹介。UIの使い勝手やセーブ・ロード機能の解説、さらにプレイヤーの選択によって異なるエンディング分岐の詳細まで踏み込んだ内容。ファンディスクや今後の続編展開についての予測も記されており、シリーズ化への期待感が伝わる構成となっている。
販売会社: 株式会社アスキー
販売年: 1993年
販売価格: 680円（税別）

★『コンプティーク 1993年9月号』
内容の概要:
表紙こそ別作品ながら、『ああっ女神さまっ』のプレリリース情報が中綴じのカラーページで紹介。ゲーム内グラフィックの一部が先行掲載され、ベルダンディーの描かれたスチルCGに注目が集まった。アニメ版とゲーム版のキャラクター演出の違いや、シナリオライターへのインタビューも掲載されており、文章量は少ないながら情報密度が高い構成。
販売会社: 角川書店
販売年: 1993年
販売価格: 580円（税別）

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●同時期に発売されたゲームなど

★『サークIII ジ・エターナル・リカーレンス』
販売会社: マイクロキャビン
販売年: 1993年4月23日
販売価格: 11,800円（税別）
内容の概要: “VRシステム”による疑似多重スクロールと演技シーンを融合したARPG。シリーズ最終章として主人公ラトクと魔将軍ゾムの決戦を描き、重厚なBGMと密度の高いダンジョン構成が高評価を獲得した。

★『ルナティックドーン』
販売会社: アートディンク
販売年: 1993年（PC-9801）
販売価格: 10,800円（税別）
内容の概要: 自由行動型RPGの先駆けとして誕生。プレイヤーは冒険者登録から旅立ち、依頼・発掘・交易などを任意に選択。ランダム生成される世界で「人生を何度でも作り直せる」中毒性が話題となった。

★『ランスIV -教団の遺産-』
販売会社: アリスソフト
販売年: 1993年12月11日
販売価格: 9,680円（税別）
内容の概要: お騒がせ主人公ランスが異教団の陰謀に挑む18禁RPG。シリーズ初の11枚組FDでマップ数とイベント総量を大幅拡大。コミカルな会話と本格ダンジョン探索が両立し、“長く遊べる大作”と評された。

★『ブランディッシュ2 ザ・プラネットバスター』
販売会社: 日本ファルコム
販売年: 1993年（PC-9801）
販売価格: 12,800円（税別）
内容の概要: 360度回転マップで名を馳せたARPG第2章。パズル要素の強い地下迷宮がさらに深層化し、剣士アレスの冒険もクライマックスへ。緻密なトラップ配置と“回転酔い”を逆手に取る演出がマニアを唸らせた。

★『同級生』
販売会社: エルフ
販売年: 1992年12月17日
販売価格: 9,680円（税別）
内容の概要: 夏休み45日間をフルに使い、クラスメイトと恋を育む恋愛ADVの金字塔。時間帯・天候・移動の自由度を徹底し、“マルチヒロイン同時攻略”の醍醐味を確立。後のギャルゲーブームの起爆剤となる。

★『卒業～Graduation～』
販売会社: ジャパンホームビデオ
販売年: 1992年6月25日（PC-9801版）
販売価格: 12,980円（税別）
内容の概要: 女子高の担任として5人の生徒を三年間で“優等生”に導く育成SLG。成績・部活・スキャンダル管理まで要求され、教師視点のリアルさが「大人向けシミュレーション」として注目を浴びた。

★『三國志III』
販売会社: 光栄（現コーエーテクモゲームス）
販売年: 1992年2月5日
販売価格: 16,280円（税別）
内容の概要: 700名超の武将と新たな政治コマンドを搭載し、シリーズを本格派SLGへと押し上げた大志作。PCM効果音や戦闘イベントが彩る“英傑劇場”は、歴史ファンのみならずライト層にも波及した。

★『ぽっぷるメイル』
販売会社: 日本ファルコム
販売年: 1992年5月22日
販売価格: 10,780円（税別）
内容の概要: ドタバタ冒険家メイルが活躍する横スクロールARPG。ジャンプ&ソード主体の軽快アクションにRPG要素を加え、アニメ調演出と洒落た台詞回しが女性にも支持された“爽快系ファルコム作品”。

★『ポリスノーツ』
販売会社: コナミ
販売年: 1994年7月29日（PC-9821版）
販売価格: 30,580円（税別）
内容の概要: 宇宙都市Beyondを舞台に元警官ジョナサンが陰謀を追うSFサスペンスADV。実写取り込み風グラフィックと長編シナリオをCD‐ROM2枚組に収録し、“インタラクティブムービー”の完成形と呼ばれた。

★『POWER DoLLS（パワードール）』
販売会社: 工画堂スタジオ
販売年: 1994年1月14日
販売価格: 11,800円（税別）
内容の概要: 全員女性パイロットの戦術突撃部隊“D.O.L.L.S”を指揮するSFシミュレーション。歩兵・パワーローダー・支援機を組み合わせる多彩な戦術に加え、メカ×少女の設定が同人誌界隈でも大人気に。

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●対応パソコンによる違いなど

★『PC-9801』版
販売年： 1993 年 3 月 20 日
販売価格： 14,080 円（税込）
特徴：
5 インチ／3.5 インチ FD 6 枚組で提供（自機種に合わせて媒体を選択）
640×400 ドット・16 色固定の PC-98 グラフィックに合わせ、原作カラーをディザ処理で再現。
音源は内蔵 FM 3 音＋SSG 3 音が基本だが、Roland SC-55 等の MIDI 音源にも対応。ゲーム内で設定を切替えると、高音質 BGM が楽しめたことがユーザーから高評価を受けた。
操作体系はキーボード主体。マウスが無くてもプレイできるよう、カーソルキーで選択肢をなぞる独自 UI を実装。

★『Windows 95』版
販売年： 1997 年 12 月 12 日（パッケージ表記）
販売価格： 10,780 円（税込）
特徴：
CD-ROM 1 枚に PC-98／TOWNS 版の全データを収録し、Windows 95 の DirectDraw で 640×480 ドット全画面表示。OS の 16 bit／TrueColor 出力に合わせて全イラストを 65,536 色に再マスタリング。
WAVE + MIDI + CD-DA の 3 系統 BGM 切替機能を搭載。サウンドカードが無くても PCM 再生で楽しめ、MIDI 音源所持者は SC-55 用アレンジも選べる二段構え。
マルチメディア仕様として、ゲーム終了後に CG・BGM・イベントを単独鑑賞できる「デスクトップアクセサリーモード」を追加。発売当時の雑誌広告では「Win95 対応の完全保存版」と銘打たれ、既存ユーザーの買い直し需要も喚起した。
マウス／キーボードに加えゲームパッドにも対応し、コンシューマ機感覚での操作が可能。

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