【中古】PS4 バトルフィールド4
評価 5
【メーカー】：エレクトロニック・アーツ
【開発】：EA DICE
【発売日】：2014年2月22日
【販売価格】：8,030円
【メディア】：BD-ROM
【ゲームジャンル】：ファーストパーソン・シューティングゲーム
●概要
■ 近未来戦争を体感する究極の戦場体験
2014年に登場した『バトルフィールド4（Battlefield 4）』は、リアルな戦闘描写と圧倒的なスケール感でファンを魅了し続けてきた「バトルフィールド」シリーズの記念すべき第10作目です。本作は、プレイヤーの判断力と行動が戦局に大きく影響を及ぼすダイナミックな戦場を描き、シリーズの中でも屈指の完成度を誇るタイトルとして多くの評価を受けました。
物語の舞台は、現代からそう遠くない2020年。架空の国際情勢が展開され、アメリカと中国、そしてロシアを巻き込んだ新たな冷戦とも言える対立が激化していきます。その中でプレイヤーは、特殊部隊の一員として幾多の極限状況に挑むこととなります。
■ ストーリーモード：冷戦再燃のシナリオを生き抜く
『バトルフィールド4』のキャンペーンモードは、前作『バトルフィールド3』の物語から6年後の世界を描いています。プレイヤーはアメリカ海軍特殊部隊「トゥームストーン」の一員、ダニエル・レッカー軍曹として物語に参加。中国での政変、ロシアとの緊張状態、アメリカの軍事作戦が絡み合い、予測不能な局面が次々に展開していきます。
このストーリーでは、爆破で建物を崩壊させたり、武装ボートに乗って戦地へ突撃したりと、映画さながらのアクションシーンがプレイヤーの五感を刺激します。登場人物たちは多国籍の部隊で構成されており、国境を超えた連帯感と信頼がテーマの一つとなっています。
物語中には選択肢も用意されており、ミッションの終盤における決断が物語の結末に影響を及ぼします。単なる撃ち合いの連続ではなく、「命を預け合う仲間との関係性」や「何を守るか」といった人間ドラマが丁寧に描かれている点も評価されました。
■ マルチプレイヤー：64人が同時に駆け巡る壮絶な戦場
『バトルフィールド4』最大の目玉は、シリーズ初となる家庭用ゲーム機における64人対戦の実現でした。最大64名のプレイヤーが1つの戦場に集い、陸・海・空を自由に駆使して戦うマルチプレイ体験は、まさに「戦争シミュレーション」と呼ぶにふさわしい迫力があります。
マップには都市、工業地帯、ジャングル、砂漠地帯など多彩なロケーションが用意され、それぞれに異なる戦略が求められます。破壊可能なオブジェクトによって、戦況はリアルタイムで変化し、隠れていたビルが倒壊したり、橋が爆破されることでルートが塞がれたりするなど、常に緊張感のある戦闘が展開されます。
また、コンクエストやラッシュといった定番のルールに加え、新たに「オブリタレーション（破壊任務）」などのモードも追加され、多彩な遊び方が可能に。プレイヤー同士が連携して目標を達成するチーム戦が重視されており、勝利のためには戦車や戦闘機、ヘリコプターといった乗り物の適切な運用がカギとなります。
■ レボリューションシステム：戦場そのものが変化する
本作には「Levolution（レボリューション）」と呼ばれる画期的なギミックが導入されています。これはプレイヤーの行動によって戦場の構造や環境が大きく変化するシステムで、例えば高層ビルを崩壊させて視界を変えたり、ダムを破壊してエリアを水浸しにすることで、戦略そのものが変わるのです。
この仕掛けは、戦闘を単なる「撃ち合い」から「環境を操る知略戦」へと昇華させました。敵の裏をかくための爆破、撤退経路を遮断するための橋の崩落など、プレイヤーの創意工夫がそのまま戦果に直結するという点で、戦術の幅が一気に広がりました。
■ 武器と装備：カスタマイズ性の進化
『バトルフィールド4』は、現代的かつ多様な武器の数々が登場することでも知られています。アサルトライフル、スナイパーライフル、ショットガン、LMG（軽機関銃）といった基本装備から、グレネードランチャーやステルス用サプレッサーまで、多彩な武装が用意されており、それぞれのプレイスタイルに応じて自由にカスタマイズが可能です。
装備にはアクセサリーパーツも装着でき、スコープ、レーザーサイト、グリップ、銃口ブレーキなどを組み合わせることで、より精密な戦闘が実現します。また、プレイヤーは突撃兵・工兵・援護兵・偵察兵といった兵科を選択し、それぞれに専用の装備や役割が存在するため、チーム内での連携が重要となります。
■ グラフィックとサウンド：新世代機の真価を示す
『バトルフィールド4』は、PlayStation 4の性能を活かした圧倒的なビジュアルクオリティを実現しています。水面の反射、煙の揺らぎ、建物の陰影、爆発時のパーティクルエフェクトなど、現実と錯覚するほどの映像美が展開され、戦場の空気感をリアルに再現しています。
サウンド面も非常に緻密で、銃声や爆発音、無線通信、戦車の駆動音などが立体的に響くよう設計されており、ヘッドホンでのプレイでは没入感が飛躍的に向上します。DICEのフロストバイト3エンジンによって描かれる「音と映像の連動性」は、戦場の臨場感を限界まで高めてくれます。
■ オンラインの革新：「バトルログ」と「コマンダーモード」
オンライン機能として注目されたのが「バトルログ」と呼ばれるプレイヤー情報管理システムです。これはWebブラウザやモバイル端末からも利用可能で、戦績の確認やフレンドのステータス、マッチへの参加がシームレスに行えるというものでした。プレイヤー同士のネットワークが、これまで以上に密接になった象徴的な機能でした。
また、かつてのシリーズで人気だった「コマンダーモード」も復活。プレイヤーの一人が指揮官として戦場全体を俯瞰し、味方に支援物資を投下したり、スキャンで敵の位置を知らせたりと、戦術的な支援が可能となっています。戦場に直接出ない指揮役としてのプレイも本作ならではの魅力です。
■ 総評：進化と深化を遂げたバトルフィールドの集大成
『バトルフィールド4』は、従来シリーズの根幹であったリアル志向の戦闘体験を継承しつつ、64人対戦やレボリューションシステムなど数々の革新を取り入れることで、新たな戦場表現の可能性を切り開いた作品です。
家庭用機でこれほどの規模と緻密さを実現したタイトルは稀であり、今なお多くのプレイヤーに語り継がれる傑作です。ストーリーモードとマルチプレイの両面で充実した内容を誇り、戦略・アクション・ドラマ性を高次元で融合させた点は、FPSファンにとって記憶に残る体験となったことでしょう。
●ゲームの魅力とは？
■ 圧巻のマルチプレイ体験：64人対戦とLevolution
BF4の最大の魅力は、最大64人による大規模なマルチプレイです。プレイヤーは、アメリカ、中国、ロシアの3つの陣営に分かれ、広大なマップでの戦闘を繰り広げます。特に「Siege of Shanghai」などのマップでは、超高層ビルの崩壊など、戦況に応じて環境が変化する「Levolution」システムが導入されており、戦術の幅が広がります。
また、プレイヤーは「アサルト」「エンジニア」「サポート」「リコン」の4つの兵科から選択でき、それぞれ異なる役割と装備を持っています。これにより、チームでの連携や戦略が重要となり、単なる撃ち合い以上の深いゲームプレイが楽しめます。
■ リアリティを追求したゲームプレイとカスタマイズ性
BF4では、武器や装備のカスタマイズが豊富に用意されており、プレイヤーは自分のプレイスタイルに合わせて装備を調整できます。また、弾道の落下や反動、遮蔽物の破壊など、リアルな戦闘シミュレーションが再現されており、戦場の臨場感を高めています。
さらに、プレイヤーは水中での射撃や潜水、近接攻撃のカウンターなど、多彩なアクションが可能であり、戦術の幅が広がっています。
■ シングルプレイキャンペーンの評価
BF4のシングルプレイキャンペーンは、アメリカ海兵隊の兵士「レッカー」として、世界的な紛争に巻き込まれるストーリーが展開されます。キャンペーンでは、分隊への指示や敵のスポットなど、マルチプレイでの要素が取り入れられており、戦術的なプレイが求められます。
ただし、ストーリー自体は他のミリタリーFPSと比較して特筆すべき点が少なく、演出やキャラクターの深掘りに欠けるとの指摘もあります。それでも、戦闘の自由度やマップの設計は高く評価されています。
■ プレイヤーからの評判と評価
BF4は、特にマルチプレイにおいて高い評価を受けています。多くのプレイヤーが、リアルな戦場体験やチームプレイの重要性、戦術の多様性を称賛しています。また、発売から数年が経過した現在でも、根強いファンが存在し、コミュニティも活発です。
一方で、発売当初はバグやサーバーの不安定さが問題となりましたが、継続的なアップデートとパッチにより、多くの問題が解消され、現在では安定したプレイが可能となっています。
■ まとめ：BF4が今なお愛される理由
『バトルフィールド4』は、リアルな戦場体験、大規模なマルチプレイ、豊富なカスタマイズ性など、多くの魅力を備えた作品です。特に、チームでの連携や戦術的なプレイを重視するプレイヤーにとっては、非常に満足度の高いゲームとなっています。発売から時間が経過した現在でも、その完成度とゲーム性の高さから、多くのプレイヤーに支持され続けています。
これからBF4をプレイする方も、既にプレイしたことがある方も、その魅力を再発見し、戦場での新たな体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。
●感想や評判
■ 多様な戦場と破壊表現：マルチプレイの革新
BF4の最大の魅力は、広大なマップと多彩な兵器、そして「Levolution」と呼ばれるダイナミックな環境変化です。プレイヤーは、ビルの崩壊や天候の変化など、戦況を左右する要素を活用しながら戦闘を進めます。これにより、戦略性と没入感が大幅に向上し、多くのプレイヤーから高い評価を受けました。
また、最大64人対戦が可能なマルチプレイモードでは、チームワークと戦術が勝敗を分ける要素となり、シリーズファンのみならず新規プレイヤーにも支持されました。
■ シングルプレイキャンペーンの評価
一方で、シングルプレイキャンペーンは賛否が分かれました。ストーリーは、アメリカ、中国、ロシアの三国間の緊張を描いたもので、プレイヤーは特殊部隊「トゥームストーン」の一員として任務を遂行します。しかし、キャラクターの深掘りや物語の展開に物足りなさを感じるプレイヤーも多く、マルチプレイに比べて印象が薄いとの声もありました。
■ 発売当初の技術的問題とその対応
BF4は発売直後、多くの技術的問題に直面しました。特に、マルチプレイにおけるサーバーの不安定さやバグ、フリーズなどが報告され、プレイヤーからの不満が噴出しました。これに対し、DICEは迅速にパッチを配布し、問題の修正に努めました。また、プレイヤーからのフィードバックを受け入れる「コミュニティ・テスト・エンバイロメント（CTE）」を導入し、品質向上に取り組みました。
■ メディアとユーザーからの評価
メディアの評価は概ね好意的で、特にマルチプレイの完成度やグラフィックの美しさが高く評価されました。一方で、シングルプレイの物語性や技術的問題については批判的な意見も見られました。
ユーザーからは、マルチプレイの中毒性や戦略性を称賛する声が多く、発売から数年経った現在でもプレイし続けるファンが存在します。しかし、発売当初の不具合やバグについては、今でも語り草となっており、シリーズの中でも特異な存在となっています。
■ 総評：シリーズの中での位置づけ
『バトルフィールド4』は、マルチプレイにおいて革新的な要素を多数導入し、シリーズの中でも高い評価を受けています。一方で、シングルプレイの物語性や発売当初の技術的問題など、課題も抱えていました。それでも、DICEの迅速な対応やプレイヤーとの協力により、多くの問題が解決され、現在ではシリーズの中でも人気の高い作品となっています。
今後のシリーズ作品においても、BF4で得た教訓や成功体験が活かされることが期待されます。
●イベントやメディア展開など
■ 発売前の期待とベータテスト
BF4の発売に先立ち、EAは特設サイトを開設し、ゲームの魅力を伝える情報発信を行いました。また、2013年9月に開催された東京ゲームショウ（TGS）では、BF4のプレイアブル出展が行われ、多くの来場者が新作のゲームプレイを体験しました。さらに、BF4のベータテストも実施され、プレイヤーからのフィードバックを受けてゲームの品質向上が図られました。
■ 発売記念イベントとメディア展開
BF4の発売を記念して、EAは様々なプロモーションイベントを実施しました。特に注目されたのは、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアが主催した「Try! PlayStation4! -2.22-」という体験イベントです。このイベントでは、BF4を含むPS4の注目タイトルが試遊でき、多くのゲームファンが集まりました。
また、メディア展開としては、テレビCMやウェブ広告、雑誌記事などを通じてBF4の魅力が広く伝えられました。特に、リアルな戦場体験を再現した映像や、マルチプレイヤーモードの魅力を強調したプロモーションが話題となりました。
■ 拡張パックと継続的なサポート
BF4は、発売後も複数の拡張パックがリリースされ、プレイヤーに新たなコンテンツが提供されました。「China Rising」や「Dragon’s Teeth」などのDLCは、新しいマップや武器、ゲームモードを追加し、ゲームの寿命を延ばしました。また、プレミアムサービスに加入することで、これらの拡張パックへの早期アクセスや限定アイテムが提供され、プレイヤーの満足度向上に寄与しました。
さらに、EAはプレイヤーからのフィードバックを受けて、ゲームのバランス調整やバグ修正を継続的に行いました。これにより、BF4は長期間にわたって多くのプレイヤーに支持されるタイトルとなりました。
■ プレイヤーコミュニティとファンイベント
BF4の人気は、プレイヤーコミュニティの活発な活動にも支えられました。オンラインフォーラムやSNSでは、戦術の共有やプレイ動画の投稿が盛んに行われ、プレイヤー同士の交流が深まりました。また、EAは公式イベントとして、XP2倍イベントやスクリーンショットコンテストなどを開催し、プレイヤーの参加意欲を高めました。
特に、夏に開催された「Battlefest」では、限定アイテムの配布や特別なチャレンジが用意され、多くのプレイヤーが参加しました。これらのイベントは、BF4のコミュニティを活性化させ、ゲームの魅力を再認識させる機会となりました。
●中古市場での現状
■ 中古市場での価格帯と取引状況
通常版の価格帯
PS4版『バトルフィールド4』の通常版は、Yahoo!オークションや楽天市場などで多く出品されています。価格帯は以下の通りです：
Yahoo!オークション：100円～500円程度
楽天市場：500円～1,000円程度
Amazon.co.jp：500円～1,000円程度
これらの価格は、商品の状態や付属品の有無によって変動します。ディスクのみの出品も多く見られます。
プレミアムエディションの価格帯
DLCがすべて含まれた「プレミアムエディション」は、通常版よりも高値で取引されています：
Yahoo!オークション：500円～1,500円程度
楽天市場：1,000円～1,500円程度
Amazon.co.jp：1,000円～1,500円程度
特に「EA BEST HITS」版は人気があり、状態の良いものは高値で取引されています。
■ オークションでの取引傾向
Yahoo!オークションでは、以下のような取引が確認されています：
通常版：ディスクのみで100円～300円程度
プレミアムエディション：ケース付きで500円～1,500円程度
まとめ売り：他のFPSソフトとのセットで1,000円～2,000円程度
出品数は多く、入札数は少なめですが、状態の良い商品やセット品は入札が集まりやすい傾向にあります。
■ 中古販売サイトでの価格と在庫状況
楽天市場やAmazon.co.jpでは、以下のような価格帯で販売されています：
通常版：500円～1,000円程度
プレミアムエディション：1,000円～1,500円程度
在庫は比較的豊富で、状態の良い商品も多く取り扱われています。送料無料やポイント還元などのサービスも充実しており、購入しやすい環境が整っています。
●本や雑誌での評価
★『週刊ファミ通 2014年3月6日号』
内容の概要：特集記事では、PS4版『バトルフィールド4』の新要素やグラフィックの進化について詳述。特に、最大64人対戦のマルチプレイや、環境が変化する「Levolution」システムの魅力を解説しています。
出版社：KADOKAWA（旧エンターブレイン）
発売年：2014年
価格：430円（税込）
★『電撃PlayStation Vol.558』
内容の概要：PS4特集号として、『バトルフィールド4』を含むローンチタイトルのレビューを掲載。ゲームプレイの感想や、PS4版ならではの特徴について述べられています。
出版社：KADOKAWA（旧アスキー・メディアワークス）
発売年：2014年
価格：690円（税込）
★『バトルフィールド4 公式ガイドブック』
内容の概要：ゲームのシステム解説やマップ攻略、武器データなどを網羅した公式ガイド。初心者から上級者まで役立つ情報が満載です。
出版社：エンターブレイン
発売年：2014年
価格：1,680円（税込）
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