
【中古】PS3 RESISTANCE−人類没落の日− PS3 the Best
【メーカー】:ソニー・コンピュータエンタテインメント
【開発】:インソムニアックゲームズ
【発売日】:2006年11月11日
【販売価格】:5,980円
【メディア】:Blu-ray Disc
【ゲームジャンル】:ファーストパーソン・シューティングゲーム
●概要
■ プレイステーション3の幕開けを飾った異色の戦場
2006年11月、次世代ゲーム機として注目を浴びたPlayStation 3の誕生と同時に、その存在感を示すように登場したタイトルがあった。それが『RESISTANCE 人類没落の日』である。開発を手がけたのはInsomniac Games。『ラチェット&クランク』で知られる彼らが手がけた本作は、全く異なる路線――暗く、重厚で、血なまぐさい戦場を舞台にした一人称視点のシューティングゲームだった。
当時のプレイヤーたちは、ただの「ローンチタイトル」以上のものに衝撃を受けることになる。単なるFPSではなく、ストーリーテリング、武器の発想、そして世界観の描写において、異彩を放つ作品として歴史に名を刻んだのである。
■ 舞台は1951年――もしも戦後の世界がこうだったなら
『RESISTANCE』の世界は、現実の歴史とは異なる分岐を辿った架空の1951年を描いている。第二次世界大戦が起こらなかった世界で、人類は新たな災厄――謎の異種生命体「キメラ」の侵攻に晒されていた。
ヨーロッパ各地はすでに蹂躙され、文明の痕跡は瓦礫と化している。プレイヤーはアメリカ陸軍の精鋭兵士、ネイサン・ヘイル軍曹として、イギリスの地に降り立ち、絶望的な状況下で反撃の狼煙を上げる。戦場となったイングランドは、かつての重厚な石造りの街並みを背景に、SF的改造を施されたキメラの拠点が点在し、不気味な空気をまとっている。
この作品の特徴は、「レトロな景観」と「ハイテクSF兵器」の同居にある。中世建築を思わせる街並みに、未知のエネルギー兵器が唸りを上げる――この異質な融合こそが、『RESISTANCE』の世界観を唯一無二のものにしている。
■ 重厚かつ戦略的なFPSとしての構造
本作は直線的なステージクリア型の構成を採用しており、オープンワールドではないながらも、各ミッションは緊迫感に満ちている。プレイヤーの目の前に立ちはだかるのは、圧倒的な数と暴力を誇るキメラの軍勢。その前に立ち向かうには、単純なエイムの精度だけでは足りない。地形の活用、武器の選択、状況ごとの立ち回りなど、戦術的な判断が求められる。
武器システムにも注目すべき独自性がある。Insomniacお得意の「奇抜なガジェット」が炸裂しており、貫通弾を撃てるライフル、敵の動きを封じる特殊なグレネード、壁越しに撃てる重火器など、ユニークな装備が揃っている。各武器にはサブ機能が備わっており、ただ連射するだけでなく、状況に応じた使い分けがプレイヤーの腕の見せ所だ。
■ ゲーム性に深みを加えるビジュアルと音響
グラフィック面でも、『RESISTANCE』は当時の技術水準を遥かに上回る演出力を見せた。灰色がかった重苦しい色彩、朽ちた街並みのテクスチャ、遠くに響く戦闘音――どれもが「人類が追い詰められている」ことを肌で感じさせるように計算されている。
特に演出面では、演出として挿入される爆破や建物の崩壊が、ゲームプレイと融合しており、没入感を高めている。突然現れる巨大キメラや、生物改造された無数の兵士たちがプレイヤーに迫るさまは、まさに悪夢のようだ。
音響についても同様で、環境音や敵の咆哮、銃声に至るまで細やかに設計されており、ヘッドホンプレイをすればなおさら恐怖と臨場感が増す。とりわけキメラの断末魔の叫びは、今なおプレイヤーの記憶に残る名演出といえる。
■ 多人数対戦の先駆け的存在
本作はシングルプレイだけでなく、最大40人によるオンラインマルチプレイモードも用意されていた。2006年当時としては破格の人数での対戦が可能であり、戦場に無数のプレイヤーが入り乱れる様子は圧巻だった。
モードはチーム戦、デスマッチ、目標達成型など多彩で、ネットワーク越しに世界中のプレイヤーと繋がることができたのは、PS3という新世代機の恩恵でもある。個々の戦術だけでなく、チームとしての連携も重要視される構成は、のちのオンラインFPSのスタンダード形成にも影響を与えた。
■ ストーリーとキャラクターに込められたテーマ性
ネイサン・ヘイルというキャラクターは、単なる戦う兵士ではない。彼はキメラウイルスに感染しており、自身が人間と異形の境界に立つ存在として描かれている。そのため、彼の物語は「戦いながら自らの人間性を保てるのか?」という内面的葛藤を孕んでいる。
また、ゲーム全体を通じて描かれるのは「希望なき世界に抗う意志」である。ほぼ壊滅した文明、味方すら信じられない状況――それでも前に進む彼の姿に、多くのプレイヤーは共感を覚えた。後のシリーズ展開においても、彼の決断が重要な分岐点となり、この作品は壮大な叙事詩の第一章としての役割を果たしている。
■ 評価と影響――その後のFPSに与えた波紋
発売当初、本作はグラフィックやプレイフィールの完成度の高さに加え、ストーリーと世界観の構築力が評価され、各種メディアから高いスコアを獲得した。ローンチタイトルながらも、単なる技術デモに終わらず、本格的な戦略型シューターとして確固たる地位を築いたのである。
また、『RESISTANCE』は後のシリーズ展開へと繋がり、プレイステーション3を代表するオリジナルIPとして根強いファンを獲得した。続編ではよりダークな展開、より緻密な世界設定がなされていき、三部作としての完成度も評価が高い。
■ まとめ:人類滅亡の危機に挑む意義
『RESISTANCE 人類没落の日』は、単なるFPSではない。「絶望の中でも、戦う理由を見出す」という人間の本質に迫る作品であり、その問いかけは十数年経った今でもプレイヤーの心に深く刺さる。
戦火の中で何を守るべきか、異形と化す世界で人間らしさをどう保つか――このゲームが描いたテーマは、単なるゲーム体験にとどまらず、プレイヤー自身の価値観にも一石を投じる。
この作品がPlayStation 3の最初期にしてここまでの深度を持っていたことは、まさに奇跡であり、今なお語り継がれる名作となっている。
●ゲームの魅力とは?
■ 時代と技術の狭間に生まれた“架空戦記”
本作が描くのは1951年のイギリス──だが、史実とは異なる暗黒の世界がそこには広がっている。第二次世界大戦は存在せず、代わりにユーラシア大陸を覆い尽くす未知の侵略者“キメラ”が登場。プレイヤーはアメリカ陸軍の軍曹「ネイサン・ヘイル」となり、欧州大陸奪還の極秘任務に挑むことになる。
この設定の巧妙さは、歴史改変SFとしてのリアリティと想像力の両立にある。戦時下の重厚な空気感を保ちつつ、未知の兵器や生物が自然に溶け込んでいる。第二次世界大戦の兵器に似た銃器と、キメラ由来の超技術が混在することで、プレイヤーは古くも新しい戦争体験を味わうことができるのだ。
■ 武器に宿る創造性 ― Insomniacらしい奇抜なアーセナル
『ラチェット&クランク』シリーズで磨かれたInsomniacの武器デザインセンスは、本作でも大いに発揮されている。従来のFPSにありがちな「実在兵器の模倣」ではなく、使用感と戦略性に富んだオリジナルの武器群が光る。
たとえば「ブルアイ」や「オルタネーター」など、敵の背後を透視したり、壁越しに弾を撃ち込んだりできるギミックは当時としては斬新。シングルプレイとマルチプレイの両方で活躍するこれらの兵器は、ただ撃つだけでなく「どう使いこなすか」を考えさせる奥深さがあった。
■ 緻密なステージ構成と緊張感あるバトル
本作のキャンペーンモードは、直線的な構成ながら密度が非常に高い。市街地の瓦礫を縫って進むゲリラ戦、地下研究施設での閉所戦、巨大なキメラ兵器との死闘など、場面ごとに演出と戦術が変化し、常に新鮮な緊張感を維持する。
また、敵AIも当時としてはかなり洗練されており、遮蔽物を使った移動や包囲、投擲物による攻撃など、油断を許さない動きを見せる。プレイヤーは無謀な突撃ではなく、状況に応じた立ち回りが求められる。
■ 絶望の中に灯る反撃の炎 ― ストーリーと主人公の魅力
『RESISTANCE』の物語は単なる“侵略者との戦い”では終わらない。キメラによる人体改造の恐怖や、味方の裏切り、そして主人公ヘイル自身が内包する変異の兆候など、プレイヤーを息もつかせぬ展開が連続する。
ヘイルは決してスーパーヒーローではない。むしろ、人間としての尊厳を失う恐怖と向き合いながら、それでも前線に立ち続ける“希望の残滓”として描かれる。プレイヤーは彼の目を通じて、絶望の中でも人が立ち上がる姿に心を揺さぶられるのだ。
■ マルチプレイの完成度 ― 当時最先端のネット対戦環境
PS3黎明期において、最大40人対戦を実現したオンラインマルチプレイは、間違いなく衝撃的だった。多彩なマップ、クラス制の導入、クラン機能やランキングといった現代的な要素も盛り込まれ、単なる“おまけ”ではなく、もう一つの主軸として成立していた。
また、ラグの少なさやマッチングのスムーズさも高評価を得ており、プレイヤー間の協力や戦略性が色濃く表れる試合展開が魅力となった。特に、複数の戦略を試せる“攻防戦”モードは、チーム対戦に深みを加えていた。
■ グラフィックと音響のリアリズム ― “次世代機”の名にふさわしい演出
PS3初期タイトルながら、光源処理や質感表現の精度は高く、破壊された都市や荒廃した戦場が実在のように迫ってくる。特にキメラの生態や拠点の描写は、グロテスクながらも緻密に描かれており、世界観に深い没入感を与えてくれる。
さらに、銃声や爆発音、敵の咆哮などを立体的に演出するサウンドデザインも見逃せない要素だ。ヘッドホン使用時には、背後から忍び寄る敵の気配まで把握できるほどの臨場感がある。
■ プレイヤーの反応と評価 ― 不安を超えて評価された革新性
発売当初、多くのユーザーは「新規IP」「ローンチタイトル」ゆえの不安を抱えていた。しかし、プレイ後の反応は驚くほど好意的だった。「戦争映画のような臨場感」「他のFPSにはない世界観」「シナリオが熱い」など、各所で高評価が相次ぎ、初期のPS3ユーザーにとっての“名刺代わりの一本”となった。
一部では「ロードが長め」「難易度が高い」といった意見もあったが、それすらも“硬派で良い”とする声も多く、全体的には“完成度の高い異色FPS”として支持されていた。
■ 続編への道 ― シリーズとしての意義と存在感
この『RESISTANCE』の成功を受け、続く2作(『RESISTANCE 2』『RESISTANCE 3』)へと物語は連なっていく。SF戦争譚として、またPS3初期を支えた看板シリーズとして、本作は後のPlayStationブランドの信頼性を高める礎となった。
また、Insomniac Gamesは後に『Marvel’s Spider-Man』シリーズでも名を馳せることとなるが、その“物語×ゲーム性×技術力”の融合は、既に『RESISTANCE』で芽吹いていたと言えるだろう。
■ 結語 ― 忘れ去られぬ開戦の日
『RESISTANCE ~人類没落の日~』は、単なるシューティングゲームではなく、破滅と希望が交錯する“もうひとつの戦争”を体験させてくれる異色の傑作だ。時代背景、ゲーム性、物語性、どれをとっても妥協がなく、PS3という新たなプラットフォームの可能性を強烈に示したタイトルだった。
たとえ時代が進んでも、あの荒れ果てたヨーロッパ戦線で響く銃声と、ネイサン・ヘイルの静かな覚悟は、多くのゲーマーの記憶に焼き付いているに違いない。
●感想や評判
■ ポジティブな意見
多くのプレイヤーは、本作の緊張感あふれる戦闘や、独自の世界観を高く評価しています。特に、キメラの侵略によって荒廃したヨーロッパの描写や、重厚な雰囲気の中で展開されるストーリーは、プレイヤーを引き込む要素となっています。
また、オンラインマルチプレイの充実度も好評で、さまざまなゲームモードやマップが用意されており、長時間にわたって楽しめる内容となっています。特に、最大40人での対戦は、当時のコンソールゲームとしては画期的であり、多くのプレイヤーが熱中しました。
■ ネガティブな意見
一方で、グラフィックに関しては、発売当初から「時代遅れ」との指摘がありました。また、敵のAIが単調であることや、チェックポイントの間隔が広すぎるため、ゲームオーバー時の再挑戦が煩わしいと感じるプレイヤーもいました。さらに、主人公ネイサン・ヘイルのキャラクター性が薄く、感情移入しにくいとの声もありました。
●イベントやメディア展開など
■ ローンチタイトルとしての位置づけと初期プロモーション
Resistanceは、PlayStation 3のローンチタイトルとして、次世代機の性能を示す重要な役割を担っていました。 そのため、SCEは本作のプロモーションに力を入れ、ゲームの世界観や特徴をアピールする様々な施策を展開しました。
■ E3 2006での初公開
2006年のElectronic Entertainment Expo(E3)では、Resistanceが初めてプレイアブル出展されました。 インソムニアックゲームズの社長であるテッド・プライス氏は、ゲームの特徴や開発の背景について語り、注目を集めました。
Wikipedia
■ ゲームズ・デイでの体験イベント
2006年10月には、SCEが主催する「Gamers’ Day」において、Resistanceの体験イベントが開催されました。 参加者は、ゲームの多彩な武器や戦略性の高い戦闘を体験し、特に「オーガー」などのユニークな武器が好評を博しました。
●中古市場での現状
■ 中古市場での価格帯と流通状況
本作は中古市場で広く流通しており、価格帯は以下の通りです:
通常版:300円~1,000円程度
PS3 the Best版(廉価版):300円~1,000円程度
未開封・美品:2,000円~5,000円以上
例えば、楽天市場では中古品が218円から販売されており、送料を含めても1,000円以下で購入可能です。 また、メルカリでは300円から900円程度で取引されており、状態や付属品の有無によって価格が変動しています。
■ オークションサイトでの取引状況
Yahoo!オークションでは、過去180日間に「レジスタンス ps3」の商品が約43件落札されており、平均落札価格は約1,007円です。 直近30日間では、平均落札価格が398円となっており、比較的安価で取引されています。
オークションでは、商品の状態や付属品の有無、出品者の評価などが価格に影響を与えるため、購入時にはこれらの要素を確認することが重要です。
■ フリマアプリでの販売状況
メルカリやラクマなどのフリマアプリでも本作は多数出品されており、価格帯は以下の通りです:
メルカリ:300円~900円程度
ラクマ:316円~500円程度
フリマアプリでは、出品者との交渉やまとめ買いによる割引が可能な場合もあるため、複数の商品を検討する際には有効な手段です。
●本や雑誌での評価
★『ファミ通』2006年11月号
販売会社:エンターブレイン
販売年:2006年
販売価格:390円
PS3のローンチタイトル特集にて、本作の詳細なレビューが掲載されました。グラフィックの美麗さや、独特の世界観、豊富な武器バリエーションが高く評価され、クロスレビューではゴールド殿堂入りを果たしました。
★『電撃PlayStation』Vol.400
販売会社:メディアワークス
販売年:2006年
販売価格:580円
特集記事「次世代FPSの幕開け」にて、本作のゲームシステムやストーリー、マルチプレイの魅力が詳述されました。特に、最大40人まで参加可能なオンライン対戦の革新性が強調されています。
★『ゲーム批評』2007年1月号
販売会社:マイクロマガジン社
販売年:2007年
販売価格:680円
「FPS特集」にて、本作のゲームバランスや難易度設定、AIの挙動について分析されました。プレイヤーの行動に応じて変化する敵の動きや、戦略性の高さが評価されています。
●現在購入可能な人気売れ筋商品です♪
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