『亜空大作戦スラングル』（1983年）を振り返りましょう - アニメやゲームを振り返りましょう♪

亜空大作戦スラングル Blu-ray Vol.2 ブルーレイ想い出のアニメライブラリー第111集ベストフィールド

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【亜空大作戦スラングル　Blu-ray】 ★J9シリーズと人気を二分する国際映画社制作のロボットアニメーションの代表作 ★HDポジテレシネによるHDリマスターからBlu-ray化を実現 ★特殊チーム“ゴリラ”が、特殊メカ“スラングル”を駆使して遂行していく様々な作戦が面白く目が離せな..

【アニメのタイトル】：亜空大作戦スラングル
【原作】：山本優
【アニメの放送期間】：1983年1月21日～1984年1月27日
【放送話数】：全53話
【監督】：宮崎一哉
【シリーズディレクター】：小泉謙三
【シリーズ構成】：山本優
【脚本】：山本優、合戸陽、会川昇、海老沼三郎、八田朗、青木浩一、聖咲奇ほか
【キャラクターデザイン】：天野嘉孝、高橋朝雄、土器手司、小泉謙三、佐藤厚志、村田四郎ほか
【メカニックデザイン】：メカMICグループ、大畑晃一、林裕樹
【音楽】：山本正之
【美術監督】：千葉秀雄
【作画監督】：高橋朝雄、山口聡
【制作】：テレビ朝日、国際映画社
【放送局】：テレビ朝日系列

●

目次です♪

●概要
●あらすじ
●登場キャラクター・声優
●主題歌・挿入歌・キャラソン・イメージソング
●アニメの魅力とは？
●当時の視聴者の反応
●声優について
●イベントやメディア展開など
●関連商品のまとめ
●現在購入可能な人気売れ筋商品です♪
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●概要

国際映画社制作のSFロボットアニメです。全53話（本編52話＋総集編1話）からなる本作は、未来都市「ギャラクタウン」を舞台に、犯罪組織「クライム」と非合法防衛チーム「ゴリラ」との戦いを描いています。

■ 宇宙都市ギャラクタウンと犯罪組織クライム
物語の舞台は、地球から遠く離れたリアン星系に位置する人工都市「ギャラクタウン」。この都市では、人類と多種多様な異星人が共存し、高度な文明を築いています。しかし、その平和を脅かす存在が、巨大な悪の組織「クライム」です。クライムは、ギャラクタウンの裏社会を支配し、さまざまな犯罪活動を展開しています。

■ 非合法組織「ゴリラ」の結成と任務
クライムの脅威に対抗するため、特別機動局長官マンディの指示で、非合法防衛チーム「ゴリラ」が結成されます。このチームは、各分野のスペシャリストたちで構成され、最新鋭の変形メカ「スラングル」を駆使して、クライムの陰謀を阻止する任務に挑みます。

■ ゴリラチームのメンバーと特徴
キャプテン・チャンス：冷静沈着なリーダーで、ギャラクスペース警察学校を卒業後、特別機動部隊の指揮を執る。
ジェット：射撃の名手で、ギャラクスペース正規軍訓練校出身。
スーパースター：クールな二枚目で、第26話で壮絶な戦死を遂げる。
セクシィ：爆発物の専門家で、劇中で何度もヌードになる。第26話で重傷を負い、退場。
ベビーフェイス：メカの達人で、無骨な外見とは対照的に繊細な技術を持つ。
マジシャン：変装の名人で、チームの最年長メンバー。
ドーリィ：セクシィの後任としてチームに加入し、明朗快活な性格。
シュガー：スーパースターの後任としてチームに加入し、落ち着いた性格の優男。

■ ストーリーの進行と特徴
『亜空大作戦スラングル』の物語は、アメリカのテレビドラマ『スパイ大作戦』からインスピレーションを受けています。各エピソードでは、ゴリラチームがクライムの陰謀を阻止するための作戦を遂行し、さまざまな困難に立ち向かいます。物語は、スリリングな展開とキャラクターの成長を描きながら進行します。

■ メカニックとデザイン
本作のメカニックデザインは、メカMICグループが担当し、変形メカ「スラングル」を中心に、多彩なメカが登場します。キャラクターデザインは天野嘉孝が手がけ、個性的なキャラクターたちが物語を彩ります。音楽は山本正之が担当し、作品の世界観を引き立てています。

■ 放送とメディア展開
『亜空大作戦スラングル』は、1983年1月21日から1984年1月27日まで、テレビ朝日系列で毎週金曜日17時30分から18時00分に放送されました。放送終了後も、DVDやBlu-rayのリリース、配信サービスでの配信など、さまざまなメディア展開が行われています。

■ まとめ
『亜空大作戦スラングル』は、未来の宇宙都市を舞台に、非合法組織「ゴリラ」と犯罪組織「クライム」との戦いを描いたSFロボットアニメです。個性的なキャラクターたちとスリリングなストーリー展開、魅力的なメカニックデザインが特徴で、放送から数十年経った現在でも、多くのファンに愛され続けています。

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●あらすじ

■ 未来の宇宙を舞台に展開する非合法防衛組織の戦い
遥か未来。地球から遠く離れた宇宙の一角には、「バクサスα・β」と呼ばれる二つの恒星が対になって存在していた。その中間に広がる空間には、奇跡的に人間が住むことのできる領域――「亜空（あくう）」があった。この特異な空間の中核には、最新科学によって築かれた巨大な人工都市「ギャラクタウン」が存在しており、多様な種族と文化が共存する一大都市として発展を遂げていた。
しかし、この繁栄の陰には巨大な悪が潜んでいた。多国籍企業を装いながら、実態は犯罪活動の総合デパートともいえる闇の企業体――その名も「クライム」が、都市の政財界から裏社会に至るまで網の目のように勢力を伸ばしていた。武器密輸、バイオ実験、洗脳プログラム、クローン犯罪、惑星開発の利権操作など、あらゆる非合法活動を請け負うこの組織は、ギャラクタウンに恐怖と混乱をもたらしていた。
公式な法執行機関では対処が困難となったこの状況に対抗すべく、闇から生まれた光がある。それが、非公認ながらも正義を貫くために設立された特殊部隊「ゴリラ」である。あくまで非合法な存在であるために、表の社会からは存在を否定されつつも、彼らは命を懸けてクライムとの全面抗争に挑んでいく。

■ 七人のスペシャリストと万能戦闘マシン「スラングル」
この「ゴリラ」に所属するのは、かつてさまざまな分野で名を馳せた異端の精鋭たち。リーダーであり、冷静沈着な戦術家であるキャプテン・チャンスを中心に、スナイパー、爆弾魔、メカニック、変装の達人といった、いわゆる“アウトローのプロフェッショナル”たちが集結。彼らは単なる暴力装置ではなく、それぞれの技能と経験を活かしてミッションに挑む実戦集団であった。
そして彼らの戦いを支えるのが、巨大多機能トレッカー「スラングル」である。これは、地形や任務に応じて自在に姿を変える変形機構を備えた万能戦闘車両であり、ゴリラチームの作戦行動の要となる存在だ。状況に応じてバイク型や装甲車、飛行ユニットに変形し、さらに個々の専用メカと合体することで、より強力な戦術的行動が可能となる。
その活躍の舞台はギャラクタウンの裏路地に留まらず、地下都市、宇宙ステーション、人工惑星、デジタル領域まで多岐にわたる。ストーリーが進むごとに、クライムが絡む事件の規模も陰謀も増大し、ついには「亜空」そのものの存亡を左右するような、巨大な計画の存在が明らかになっていく。

■ 光と闇が交差するエピソードの連続
『亜空大作戦スラングル』の物語は、一話完結のスタイルをベースにしながらも、回を追うごとにキャラクター同士の関係性や、ゴリラとクライムの対立構造、さらにはギャラクタウンの成り立ちにまつわる“真実”が浮かび上がっていく。例えば、あるエピソードではクライムが子供たちを洗脳し、未来の兵士として育成する教育プログラムを仕掛ける。別の回では、ゴリラの一員が過去にクライムと関わっていたことが明かされ、仲間への信頼が揺らぐ瞬間も描かれる。
敵であるクライムの幹部たちもまた、単なる悪役ではなく、権力や自由、理想を追い求めて暗黒面に堕ちた者たちであり、その台詞や行動には哲学的なニュアンスが含まれることもある。戦闘に明け暮れる一方で、時に皮肉なユーモアや情け深い描写が盛り込まれ、冷たくなりすぎないバランスを保っている。
中盤から終盤にかけては、「亜空」という空間そのものに隠された謎が物語の核心となっていく。ギャラクタウンの地下に眠る古代文明の痕跡、異次元に通じるゲート、人工知能によって動かされる都市機構など、SF的な要素が濃厚に盛り込まれ、単なる勧善懲悪ものを超えたスケールの物語が展開される。

■ 結末へのカウントダウンと「正義」の意味
物語のクライマックスでは、クライムの本拠地が「亜空」そのものを支配しようとする野望を明かし、ゴリラは最後の総力戦に打って出る。その中で明らかになるのは、クライムの中にも“理想”を持って動いていた人物がいたこと、そしてゴリラ自身が抱える矛盾――「非合法な正義」という立場の限界であった。
最終話では、スラングルと専用メカによる壮絶な総力戦の末、ゴリラはギャラクタウンを混乱から救うが、その代償は大きく、彼らの多くは表舞台から姿を消していく。だが、誰もその存在を証明できないまま、確かに平和は守られたのだった。

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『さすらいの太陽』（1971年）を振り返りましょう

『新オバケのQ太郎』（1971年）を振り返りましょう

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『ふしぎなメルモ』（1971年）を振り返りましょう

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『ミラクル少女リミットちゃん』（1973年）を振り返りましょう

『新造人間キャシャーン』（1973年）を振り返りましょう

『空手バカ一代』（1973年）を振り返りましょう

『ドロロンえん魔くん』（1973年）を振り返りましょう

『エースをねらえ！』（1973年）を振り返りましょう

『冒険コロボックル』（1973年）を振り返りましょう

『侍ジャイアンツ』（1973年）を振り返りましょう

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『柔道讃歌』（1974年）を振り返りましょう

『チャージマン研！』（1974年）を振り返りましょう

『星の子ポロン』（1974年）を振り返りましょう

『魔女っ子メグちゃん』（1974年）を振り返りましょう

『ダメおやじ』（1974年）を振り返りましょう

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『昆虫物語新みなしごハッチ』（1974年）を振り返りましょう

『となりのたまげ太くん』（1974年）を振り返りましょう

『星の子チョビン』（1974年）を振り返りましょう

『グレートマジンガー』（1974年）を振り返りましょう

『ウリクペン救助隊』（1974年）を振り返りましょう

『ジムボタン』（1974年）を振り返りましょう

『破裏拳ポリマー』（1974年）を振り返りましょう

『はじめ人間ギャートルズ』（1974年）を振り返りましょう

『宇宙戦艦ヤマト』（1974年）を振り返りましょう

『てんとう虫の歌』（1974年）を振り返りましょう

『カリメロ（第1作）』（1974年）を振り返りましょう

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『まんが日本昔ばなし』（1975年）を振り返りましょう

『みつばちマーヤの冒険』（1975年）を振り返りましょう

『勇者ライディーン』（1975年）を振り返りましょう

『ラ・セーヌの星』（1975年）を振り返りましょう

『ドン・チャック物語』（1975年）を振り返りましょう

『ガンバの冒険』（1975年）を振り返りましょう

『少年徳川家康』（1975年）を振り返りましょう

『ゲッターロボG』（1975年）を振り返りましょう

『宇宙の騎士テッカマン』（1975年）を振り返りましょう

『イルカと少年』（1975年）を振り返りましょう

『アラビアンナイトシンドバットの冒険』（1975年）を振り返りましょう

『わんぱく大昔クムクム』（1975年）を振り返りましょう

『タイムボカン』（1975年）を振り返りましょう

『鋼鉄ジーグ』（1975年）を振り返りましょう

『UFOロボグレンダイザー』（1975年）を振り返りましょう

『アンデス少年ペペロの冒険』（1975年）を振り返りましょう

『元祖天才バカボン』（1975年）を振り返りましょう

『草原の少女ローラ』（1975年）を振り返りましょう

『一休さん』（1975年）を振り返りましょう

『ハックルベリィの冒険』（1976年）を振り返りましょう

『母をたずねて三千里』（1976年）を振り返りましょう

『大空魔竜ガイキング』（1976年）を振り返りましょう

『妖怪伝猫目小僧』（1976年）を振り返りましょう

『マシンハヤブサ』（1976年）を振り返りましょう

『ゴワッパー5 ゴーダム』（1976年）を振り返りましょう

『UFO戦士ダイアポロン』（1976年）を振り返りましょう

『超電磁ロボコン・バトラーV』（1976年）を振り返りましょう

『ピコリーノの冒険』（1976年）を振り返りましょう

『グロイザーX』（1976年）を振り返りましょう

『ブロッカー軍団IVマシーンブラスター』（1976年）を振り返りましょう

『まんがふるさと昔話』（1976年）を振り返りましょう

『マグネロボガ・キーン』（1976年）を振り返りましょう

『キャンディ・キャンディ』（1976年）を振り返りましょう

『恐竜探険隊ボーンフリー』（1976年）を振り返りましょう

『ほかほか家族』（1976年）を振り返りましょう

『まんが花の係長』（1976年）を振り返りましょう

『ポールのミラクル大作戦』（1976年）を振り返りましょう

『リトル・ルルとちっちゃい仲間』（1976年）を振り返りましょう

『ドカベン』（1976年）を振り返りましょう

『まんが世界昔ばなし』（1976年）を振り返りましょう

『ろぼっ子ビートン』（1976年）を振り返りましょう

『ヤッターマン』（1977年）を振り返りましょう

『あらいぐまラスカル』（1977年）を振り返りましょう

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『バーバパパ』（1977年）を振り返りましょう

『超合体魔術ロボギンガイザー』（1977年）を振り返りましょう

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『超電磁マシーンボルテスV』（1977年）を振り返りましょう

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『女王陛下のプティアンジェ』（1977年）を振り返りましょう

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『宇宙海賊キャプテンハーロック』（1978年）を振り返りましょう

『闘将ダイモス』（1978年）を振り返りましょう

『SF西遊記スタージンガー』（1978年）を振り返りましょう

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『ベルサイユのばら』（1979年）を振り返りましょう

『宇宙空母ブルーノア』（1979年）を振り返りましょう

『さすらいの少女ネル』（1979年）を振り返りましょう

●登場キャラクター・声優

●キャプテン・チャンス
声優：野島昭生
チーム「ゴリラ」の指揮を執るリーダーで、冷静沈着な判断力と豊富な経験を持つ人物です。ギャラクスペース警察学校を卒業後、USG連合正規軍での訓練を経て、特別機動部隊のリーダーに就任しました。愛機「チャンサー」を操縦し、仲間たちを率いて数々の任務を遂行します。

●ジェット
声優：古谷徹
射撃の名手であり、ギャラクスペース正規軍訓練校出身のエリート隊員です。若さと情熱を兼ね備え、愛機「ブリット・ジェッター」を駆使して戦場を駆け巡ります。その俊敏な動きと的確な判断力で、チームに貢献しています。

●スーパースター
声優：鈴置洋孝
クールな二枚目として知られる彼は、愛機「セントロスーパー」を操縦し、戦場での冷静な対応力を発揮します。第26話では、ゴリランベースを攻撃した敵のトレッカーに突入し、壮絶な戦死を遂げました。その勇敢な行動は、仲間たちの心に深く刻まれています。

●セクシィ
声優：平野文
チームの紅一点であり、爆発物の専門家です。その美貌と知識を活かし、数々の作戦で重要な役割を果たしました。第26話で重傷を負い、一時的にチームを離れますが、その後も物語に影響を与える存在として描かれています。

●ベビーフェイス
声優：西尾徳
長い顎髭が特徴的な彼は、無骨な外見とは裏腹に、メカニックの達人としてチームを支えます。ウーディ族出身で、故郷のサイラス島がクライムに襲撃された過去を持ちます。愛機「ベビーザウルス」を操縦し、仲間たちの信頼を得ています。

●マジシャン
声優：増岡弘
ゴリラチームの最年長メンバーで、変装と潜入の達人。その名の通り、巧妙な変装術で敵の目を欺き、情報収集や救出作戦で活躍します。飄々とした性格で、チームのムードメーカー的存在。愛機「マジカリアン」は、損傷はあっても撃破されないという驚異的な耐久性を誇ります。

●ドーリィ
声優：平野文
元女人部隊「キャッツアイ」の隊員で、セクシィの後任としてゴリラチームに加入。明朗快活な性格で、チームに新たな風を吹き込みます。金髪のショートカットが特徴で、愛機「ボンビー」を操縦し、戦闘や諜報活動で活躍します。

●シュガー
声優：中尾隆聖
スーパースターの後任としてチームに加わったパイロット。無口でクールな性格ながら、高い操縦技術を持ち、愛機「エアロ・マイティ」で戦場を駆け巡ります。当初はジェットと衝突する場面もありましたが、次第に信頼関係を築いていきます。

●ドク・マンディ
声優：小林清志
ギャラクポリス特別機動局長官で、ゴリラチームの創設者。冷静沈着な指導者であり、チームの精神的支柱でもあります。物語中盤で暗殺されますが、自らの脳を電子頭脳にコピーしており、その後もチームを支援し続けます。

●フォルクレーザー
声優：渡部猛
クライムの軍事組織「クライムアーミー」の総司令官。冷酷な戦略家であり、組織内でのクーデターを成功させ、クライムの実権を握ります。古代クライム原人の子孫であることが判明し、亜空征服を目論みます。

●クライム・ボス
声優：笹岡繁蔵
クライムの初代総帥で、表向きは合法的な企業活動を装いながら、裏で暗躍する黒幕。フォルクレーザーのクーデターにより失脚しますが、その存在感は物語全体に影を落としています。

1963年に放送開始の『鉄腕アトム』を振り返りましょう

1963年に放送開始した『鉄人28号』を振り返りましょう

1963年に放送開始した『エイトマン』を振り返りましょう

1963年に放送開始した『狼少年ケン』を振り返りましょう

1963年に放送開始した『0戦はやと』を振り返りましょう

1964年に放送開始した『少年忍者風のフジ丸』を振り返りましょう

1964年に放送開始した『ビッグX』を振り返りましょう

1965年に放送開始した『スーパージェッター』を振り返りましょう

1965年に放送開始した『宇宙パトロールホッパ』を振り返りましょう

1965年に放送開始した『宇宙少年ソラン』

1965年に放送開始した『宇宙エース』を振り返りましょう

1965年に放送開始した『遊星少年パピイ』を振り返りましょう

1965年に放送開始した『ワンダースリー』を振り返りましょう

1965年に放送開始した『オバケのQ太郎』を振り返りましょう

1965年に放送開始した『ジャングル大帝』を振り返りましょう

1965年に放送開始した『ハッスルパンチ』を振り返りましょう

1965年に放送開始した『戦え！オスパー』を振り返りましょう

1965年に放送開始した『おそ松くん（第1作）』を振り返りましょう

1965年に放送開始した『レインボー戦隊ロビン』を振り返りましょう

1965年に放送開始した『海賊王子』を振り返りましょう

1965年に放送開始した『ハリスの旋風』を振り返りましょう

1966年に放送開始した『遊星仮面』を振り返りましょう

1966年に放送開始した『ロボタン（第1作）』を振り返りましょう

1966年に放送開始した『とびだせ！バッチリ』を振り返りましょう

1966年に放送開始した『魔法使いサリー（第1作）』を振り返りましょう

1966年に放送開始した『新ジャングル大帝進めレオ！』を振り返りましょう

1967年に放送開始した『悟空の大冒険』を振り返りましょう

1967年に放送開始した『黄金バット』を振り返りましょう

1967年に放送開始した『かみなり坊やピッカリ・ビー』を振り返りましょう

1967年に放送開始した『パーマン』を振り返りましょう

1967年に放送開始した『マッハGoGoGo（第1作）』を振り返りましょう

1967年に放送開始した『リボンの騎士』を振り返りましょう

1967年に放送開始した『冒険ガボテン島』を振り返りましょう

1967年に放送開始した『001 7親指トム』を振り返りましょう

1967年に放送開始した『ピュンピュン丸』を振り返りましょう

1967年に放送開始した『ドンキッコ』を振り返りましょう

1967年に放送開始した『冒険少年シャダー』を振り返りましょう

1967年に放送開始した『ちびっこ怪獣ヤダモン』を振り返りましょう

1967年に放送開始した『スカイヤーズ5』を振り返りましょう

1967年に放送開始した『おらぁグズラだど（第1作）』を振り返りましょう

1968年に放送開始した『ゲゲゲの鬼太郎（第1作）』を振り返りましょう

1968年に放送開始した『大魔王シャザーン』を振り返りましょう

1968年に放送開始した『わんぱく探偵団』を振り返りましょう

1968年に放送開始した『巨人の星』を振り返りましょう

1968年に放送開始した『アニマル1』を振り返りましょう

1968年に放送開始した『サイボーグ009（第1作）』を振り返りましょう

1968年に放送開始した『あかねちゃん』を振り返りましょう

1968年に放送開始した『ファイトだ!!ピュー太』を振り返りましょう

1968年に放送開始した『怪物くん』を振り返りましょう

1968年に放送開始した『サスケ』を振り返りましょう

1968年に放送開始した『夕やけ番長』を振り返りましょう

1968年に放送開始した『ドカチン』を振り返りましょう

1968年に放送開始した『佐武と市捕物控』を振り返りましょう

1968年に放送開始した『バンパイヤ』を振り返りましょう

1968年に放送開始した『妖怪人間ベム』を振り返りましょう

1969年に放送開始した『ひみつのアッコちゃん（第1作）』を振り返りましょう

1969年に放送開始した『海底少年マリン』を振り返りましょう

1969年に放送開始した『そばかすプッチー』を振り返りましょう

1969年に放送開始した『ウメ星デンカ』を振り返りましょう

1969年に放送開始した『紅三四郎』を振り返りましょう

1969年に放送開始した『もーれつア太郎（第1作）』を振り返りましょう

1969年に放送開始した『どろろ（第1作）』を振り返りましょう

1969年に放送開始した『忍風カムイ外伝』を振り返りましょう

1969年に放送開始した『男一匹ガキ大将』を振り返りましょう

1969年に放送開始した『タイガーマスク』を振り返りましょう

1969年に放送開始した『サザエさん』を振り返りましょう

1969年に放送開始した『ハクション大魔王』を振り返りましょう

1969年に放送開始した『ムーミン（第1作）』を振り返りましょう

1969年に放送開始した『アタックNo.1』を振り返りましょう

●主題歌・挿入歌・キャラソン・イメージソング

●オープニング曲
曲名：「亜空大作戦のテーマ」
歌：片桐圭一
作詞：山本優
作曲・編曲：山本正之
■ 熱狂的なリズムが描く、未来SFアクションの幕開け
『亜空大作戦のテーマ』は、1983年の放送開始から中盤までのオープニングとして使用された、非常にユニークかつエネルギッシュなアニメ主題歌です。イントロの時点から、ブラスと電子音が融合した未来的なサウンドが炸裂し、一瞬にして視聴者を「亜空」の舞台へと引き込む強烈な牽引力を持ちます。
作曲を担当した山本正之は、『タイムボカン』シリーズで知られる名作曲家であり、本曲でもその「一度聞いたら忘れられない」キャッチーさを発揮。作詞はアニメのシリーズ構成を手掛けた山本優で、作品の世界観を深く理解した者ならではの、簡潔ながら印象的なフレーズが散りばめられています。
■ 歌詞に込められたメッセージと構成
歌詞は冒頭から「MISSION OUTER SPACE」という英語の響きが炸裂し、続いて「サティスファクション！ゴリラ！ゴリラ！ゴリラ！」と印象的な連呼が続きます。この「ゴリラ」というワードは、劇中の非合法チームの名称でもあり、視聴者の記憶に深く刻まれたキーフレーズとなりました。
歌詞全体としては、任務に挑むチームの決意と、スラングルという変形マシンによって切り開かれる戦いの道を象徴しています。断片的な単語を繰り返し用いることでテンポの速さが強調され、サビ部分では「スラングル！スラングル！」というフレーズが高らかに響き、作品タイトルとメカの名を同時に強調する構造です。
■ ボーカル：片桐圭一の熱唱スタイル
歌手の片桐圭一は、当時は知名度こそ高くなかったものの、そのハスキーで野性味を帯びた声質が作品のテイストに驚くほど合致していました。ロック調とも言える力強い声で、「戦闘」「疾走」「未来」といったイメージを視聴者に伝える歌唱は、まさにゴリラチームのエネルギーそのものでした。
歌声にはユーモアと攻撃性が共存しており、やや突き放したような発声は、正義と悪が曖昧な作品世界における「非合法組織＝正義」という複雑な価値観を表現しているとも解釈できます。
■ ファンの印象と影響力
この主題歌は、いわゆる「アニメソングらしくないアニメソング」として多くのファンに認識されています。スタンダードなメロディラインに頼らず、むしろ“混沌としたエンターテインメント”を前面に押し出した構成は、子どもだけでなく大人の視聴者からも強く支持されました。
また、1980年代の「キャッチフレーズ型アニメソング」の代表例としても知られ、「ゴリラ！」の連呼はコミカルでありながら忘れがたいフックとなっています。2020年にBlu-ray BOXが発売された際も、この曲はファンの再注目を浴び、「懐かしいだけでなく、今聴いても新しい」との声も多数挙がりました。

●オープニング曲
曲名：「FIGHTING ON」
歌：はせもとひろ
作詞：小林和子
作曲・編曲：新田一郎
■ 重厚な戦いの序章を告げる、後期の決意の歌
『FIGHTING ON』はシリーズ後半のオープニングを彩る楽曲であり、前期の「派手でユーモラス」な印象とは大きく異なる、シリアスかつ戦士たちの覚悟を感じさせる壮大な一曲です。
作曲・編曲は、当時ジャズ／フュージョン系の音楽シーンで活躍していた新田一郎が担当し、洗練されたメロディラインと高密度なサウンド構成が特徴。歌詞は小林和子が手がけ、戦いの中で燃え続ける希望と信念を詩的に表現しています。
■ 歌詞：戦いの意味を問うメッセージ性
この楽曲は、単なる勝利の賛歌ではありません。「光が裂ける」「大地が叫ぶ」「愛を灯すように」といったフレーズから始まる歌詞は、戦いの中に人間としての感情や倫理観を見つめ直すような問いかけを内包しています。
サビの「FIGHTING ON, FIGHTING ON」は力強いリフレインとして繰り返され、仲間との絆、正義への信念、闘志の継続といったテーマを鮮やかに描き出します。物語後半で重みを増していく「ゴリラ」の闘争を象徴する詞世界です。
■ ボーカル：はせもとひろの叙情と力強さ
歌手の“はせもとひろ”は、伸びのある高音と柔らかさを兼ね備えた声質で、力押しではなく感情に寄り添うような歌唱が特徴。サビで感情を一気に放出するスタイルではなく、全編を通して語るように、語りかけるように歌い上げるその姿勢が、曲のメッセージと絶妙にマッチしています。
特に「FIGHTING ON」のリフレインでは、どこか祈りにも似た静かな決意を感じさせ、その歌声はリスナーの心にじわりと染み入ります。
■ ファンや視聴者の評価
『FIGHTING ON』は、それまでの『スラングル』のややコミカルなイメージを一新し、作品のトーンを引き締める効果を持ったと評価されています。特に後期のストーリー展開がドラマ性を増していく中で、この楽曲はその深みを音楽面から支えたとされ、多くのファンから「後期の主題歌の方が胸に刺さる」との感想も寄せられています。
また、後年この曲はアニソンファンの間で“隠れた名曲”として再評価され、CDやアーカイブ企画などで取り上げられる機会も増えていきました。

●エンディング曲
曲名：「LOVE IS MORE（愛にめざめて）」
歌手：八木原奈々美
作詞：山本優
作曲・編曲：山本正之
■ 愛に彩られる夜明け、戦士たちの内面を映すララバイ
テレビアニメ『亜空大作戦スラングル』の前期エンディングとして視聴者を包み込んだのが、「LOVE IS MORE（愛にめざめて）」である。この一曲は、作中で繰り広げられる激しいメカアクションや非合法組織との抗争のあと、視聴者の心をそっと和らげるような、やさしくも力強い余韻を残す楽曲である。
物語において、愛や人間性がしばしば抑圧される現実の中、それでも確かに芽生え始める「心のぬくもり」を表現したバラードであり、主題歌や劇中の戦闘曲とは一線を画した情感に満ちた世界観を築いている。
■ 曲の全体像：SFの中のヒューマニズムを奏でる旋律
山本正之による作曲・編曲は、どこか懐かしさを感じさせる旋律と80年代のシティポップ的要素が絶妙に融合されたもの。スローなテンポに乗せて繰り返されるピアノとシンセのハーモニーは、戦いに疲れた魂を癒すような優しさを持ち、メロディラインには湿度を感じさせる情感が込められている。
前奏部分では、宇宙空間に漂うような浮遊感が漂い、そこから八木原奈々美のしっとりとした歌声が滑り込む。無重力の中で心が流れていくような錯覚すら抱かせるサウンド設計だ。
■ 歌詞の内面：戦士が愛を知る瞬間
作詞はシリーズ構成も務めた山本優。作品の世界観に深く関わる彼ならではの言葉選びが光る。歌詞全体は「誰かを思うことの尊さ」「戦いの中でもなお、愛に気づく瞬間」に主眼を置いており、物語の陰影を丁寧に補完している。
例えば、《孤独だった胸の奥に／いま光が差し込む》というフレーズでは、閉ざされていた心が少しずつ開いていく過程が描かれ、ゴリラのメンバーたちが任務を通して得た仲間との絆や、女性キャラとの淡いロマンスを想起させる。
さらに《時の波に抱かれながら／君の名前を呼んでいる》といった一節には、遥かなる宇宙に響く孤独と再生のイメージが重ねられ、戦士たちの裏側にある“普通の人間としての感情”を静かに描写する。
■ ボーカル表現：八木原奈々美の柔らかな寄り添い
八木原奈々美の歌唱は、まさにこの楽曲の「心の灯火」と呼ぶべき存在だ。突出した技巧を誇るタイプではないが、そこにこそ親密さがあり、声が直接胸に触れてくるような錯覚を覚える。
決して押しつけがましくなく、まるで視聴者の肩にそっと手を置くような距離感を保ち、言葉の余白に感情を染み込ませていく。特にサビの《LOVE IS MORE》というフレーズは、優しさに包まれた希望のメッセージとして響く。
■ 視聴者の反響：戦いの陰にある“感情”を思い出す曲
放送当時、このエンディングは「ゴリラのハードな世界に似合わないのでは？」という声も一部あった。しかし、視聴を続けるうちに「このギャップこそが魅力だ」と多くの視聴者が認識を変えていった。
ネット上の感想には、「この曲を聴くと不思議と涙が出る」「終わったあと余韻が残って画面の前から動けなかった」「本編の終わりに愛を思い出させてくれる」といった、音楽が視聴体験に深く作用したことを語るものが多数見られる。

●エンディング曲
曲名：「はるかな友よ」
歌手：飯野茂一
作詞：小林和子
作曲・編曲：新田一郎
■ 絆と別れ、そして再会への祈りを歌に乗せて
『亜空大作戦スラングル』が終盤へと加速していく中、その物語を穏やかに締めくくるように新たに用意されたのが、後期エンディングテーマ「はるかな友よ」である。この曲は、単なる別れの歌ではなく、「今ここにいなくても、心はつながっている」という“友情の永続性”をテーマとした珠玉のミディアムバラードだ。
■ 音楽構成：哀しみと希望が交差するサウンド
作曲・編曲を手がけたのは、新田一郎。フュージョンやポップスに精通した彼の手により、この楽曲は都会的な洗練と素朴な温もりを兼ね備えたサウンドに仕上がっている。エレクトリックピアノとストリングスの織りなす前奏が印象的で、どこか“夕焼けの中を歩く”ような情景を思わせる。
リズムは決して重くなく、かといって軽やかでもない。その中間にある“余白”こそが、曲全体に流れる「過去と未来のあいだ」の感情を的確に表現している。
■ 歌詞解釈：宇宙を超える友情の物語
作詞は『スラングル』のもう一人の詞の顔、小林和子。彼女は戦いや勝利ではなく、「その後に残るものは何か？」という問いに答えるような詩を紡いでいる。
冒頭の《傷ついた翼休め瞳閉じれば風のララバイ》というフレーズは、まさに激闘を終えた兵士たちの休息の瞬間を描いている。そして《時を駆けてくはるかな友よ》と続くことで、物理的には離れた仲間であっても、魂でつながっているという確信が語られている。
この歌詞には、ゴリラチームの面々がそれぞれの道を歩み始める後半の展開や、失われた仲間への追悼、そして未来への希望が重層的に織り込まれている。
■ ボーカルの表現：飯野茂一の静かな温もり
飯野茂一の歌声は、深く、落ち着いたトーンが特徴的だ。声を張り上げるのではなく、語りかけるように淡々と歌うスタイルは、まるで誰かの手紙を読み上げているようでもある。
その優しさと確かさが、エンディングとしての“締め”にふさわしく、視聴者に「明日を信じよう」とそっと語りかけてくる。この静かな説得力こそが、飯野の歌唱の最大の魅力である。
■ ファンの感想と再評価
「はるかな友よ」は、「初めて聴いたときは地味に感じたけれど、回を重ねるごとに心に染みてきた」という評価が非常に多い。派手さやインパクトに頼らず、繰り返し聴くことで真価が伝わるタイプの楽曲である。
2020年代に入り、サントラの復刻やBlu-ray化によって改めて注目され、「アニソン史に残るエンディングの名曲」と再評価の声も高まっている。

『野ばらのジュリー』（1979年）を振り返りましょう

『赤毛のアン』（1979年）を振り返りましょう

『ゼンダマン』（1979年）を振り返りましょう

『赤い鳥のこころ』（1979年）を振り返りましょう

『花の子ルンルン』（1979年）を振り返りましょう

『サイボーグ009（第2作）』（1979年）を振り返りましょう

『未来ロボダルタニアス』（1979年）を振り返りましょう

『くじらのホセフィーナ』（1979年）を振り返りましょう

『ドラえもん』（1979年）を振り返りましょう

『ザ☆ウルトラマン』（1979年）を振り返りましょう

『アニメーション紀行マルコ・ポーロの冒険』（1979年）を振り返りましょう

『機動戦士ガンダム』（1979年）を振り返りましょう

『シートン動物記りすのバナー』（1979年）を振り返りましょう

『新・巨人の星II』（1979年）を振り返りましょう

『巴里のイザベル』（1979年）を振り返りましょう

『金髪のジェニー』（1979年）を振り返りましょう

『科学冒険隊タンサー5』（1979年）を振り返りましょう

『宇宙戦艦ヤマト新たなる旅立ち』（1979年）を振り返りましょう

『海底超特急マリンエクスプレス』（1979年）を振り返りましょう

『円卓の騎士物語燃えろアーサー』（1979年）を振り返りましょう

『こぐまのミーシャ』（1979年）を振り返りましょう

『科学忍者隊ガッチャマンF』（1979年）を振り返りましょう

『闘士ゴーディアン』（1979年）を振り返りましょう

『まんが猿飛佐助』（1979年）を振り返りましょう

『ベルサイユのばら』（1979年）を振り返りましょう

『宇宙空母ブルーノア』（1979年）を振り返りましょう

『さすらいの少女ネル』（1979年）を振り返りましょう

●アニメの魅力とは？

■ 独自の世界観とストーリー展開
物語の舞台は、二連星バクサスα・βの間に存在する可住空間「亜空」。その中心に位置する人工都市「ギャラクタウン」では、悪の総合企業体「クライム」が暗躍しています。これに対抗するため、特別機動局長官マンディの肝煎りで、非合法防衛チーム「ゴリラ」が結成されます。リーダーのキャプテン・チャンスを筆頭に、各分野のスペシャリストたちが集結し、最新のトレッカー・ヴィークル「スラングル」を駆使して、巨悪に立ち向かう姿が描かれます。

■ 魅力的なキャラクターとチーム「ゴリラ」
「ゴリラ」チームは、個性豊かなメンバーで構成されています。冷静沈着なリーダー・キャプテン・チャンス、射撃の名手・ジェット、クールな二枚目・スーパースター、ナイスバディの美女・セクシィ、無骨な外見のメカの達人・ベビーフェイス、変装の名人・マジシャンなど、それぞれが専門分野で活躍します。彼らの人間関係や成長も、物語の大きな魅力の一つです。

■ 斬新なメカニックデザインとアクション
本作のメカニックデザインは、メカMICグループが担当。特に、ゴリラチームの主力メカ「スラングル」は、変形機能を備えた大型トレッカー・ヴィークルで、そのデザインとアクションは視聴者の心を掴みました。また、各メンバー専用の小型メカも登場し、多彩な戦術やコンビネーションが展開される点も見どころです。

■ 音楽と主題歌の魅力
音楽は山本正之が担当し、作品の世界観を彩る楽曲が多数登場します。オープニングテーマ「亜空大作戦のテーマ」（歌：片桐圭一）や「FIGHTING ON」（歌：はせもとひろ）、エンディングテーマ「LOVE IS MORE（愛にめざめて）」（歌：八木原奈々美）、「はるかな友よ」（歌：飯野茂一）など、印象的な楽曲が物語を盛り上げます。

■ 多層的なストーリーとテーマ性
『亜空大作戦スラングル』は、単なるロボットアニメにとどまらず、社会の裏側や人間の葛藤、友情や愛情など、さまざまなテーマを内包しています。非合法組織「ゴリラ」が正義を貫く姿勢や、敵対する「クライム」の描写など、善悪の境界が曖昧な世界での戦いが描かれ、視聴者に深い問いかけを投げかけます。

■ 放送当時の反響と評価
放送当時、本作はその独特な世界観やキャラクター、メカデザインで注目を集めました。特に、アメリカのテレビドラマ『スパイ大作戦』を彷彿とさせる作風や、ルパン三世のような大人向けのやりとりが、他のロボットアニメとは一線を画していました。

■ 現在の視聴方法と再評価
現在、『亜空大作戦スラングル』はBlu-ray BOXとしてリリースされており、HDリマスター版で高画質の映像を楽しむことができます。また、dアニメストアやDMM TVなどの動画配信サービスでも視聴可能で、懐かしの名作として再評価されています。

『ペリーヌ物語』（1978年）を振り返りましょう

『魔女っ子チックル』（1978年）を振り返りましょう

『宇宙海賊キャプテンハーロック』（1978年）を振り返りましょう

『闘将ダイモス』（1978年）を振り返りましょう

『SF西遊記スタージンガー』（1978年）を振り返りましょう

『未来少年コナン』（1978年）を振り返りましょう

『一球さん』（1978年）を振り返りましょう

『まんがはじめて物語』（1978年）を振り返りましょう

『はいからさんが通る』（1978年）を振り返りましょう

『無敵鋼人ダイターン3』（1978年）を振り返りましょう

『星の王子さまプチ・プランス』（1978年）を振り返りましょう

『宇宙魔神ダイケンゴー』（1978年）を振り返りましょう

『銀河鉄道999』（1978年）を振り返りましょう

『科学忍者隊ガッチャマンII』（1978年）を振り返りましょう

『まんがこども文庫』（1978年）を振り返りましょう

『宝島』（1978年）を振り返りましょう

『宇宙戦艦ヤマト2』（1978年）を振り返りましょう

『新・エースをねらえ！』（1978年）を振り返りましょう

『ピンク・レディー物語栄光の天使たち』（1978年）を振り返りましょう

『キャプテン・フューチャー』（1978年）を振り返りましょう

●当時の視聴者の反応

■ 放送当時の視聴者の反応
放送当時、視聴者からはさまざまな感想が寄せられました。特に前半のスパイアクション路線に対しては、「やりたかったことは分かるが、技術が追いついていない感じ」や「前半のスパイアクション路線が不評だったのか、後半路線が変わってしまう」といった意見が見られました。
一方で、作品の独自性やキャラクターに魅力を感じた視聴者も多く、「この作品は『隠れた名作』といわれるほど当時はストーリーやメカに脅かされることが多かった作品です」や「80年代にこんなにクォリティの高いアニメがあったことが凄いことだと思います」といった高評価もありました。

■ メディアや書籍での評価
メディアや書籍でも、『亜空大作戦スラングル』は独自の評価を受けていました。特に、作風が「スパイ大作戦」を意識しているとのことで、登場人物の大人なやりとりや隠密作戦が特徴とされています。また、ルパン三世や同じ国際映画社の「J9シリーズ」に近い作風とも評されており、比較的ドライかつテンポ良く話が進む点が評価されています。

■ 音楽と主題歌の印象
音楽面では、オープニングテーマ「亜空大作戦のテーマ」や「FIGHTING ON」、エンディングテーマ「LOVE IS MORE（愛にめざめて）」や「はるかな友よ」などが作品の世界観を彩りました。特に、「LOVE IS MORE（愛にめざめて）」は、戦いの後に流れることでキャラクターたちの心情に思いを馳せることができたと、多くの視聴者から感想が寄せられています。

■ ストーリーとテーマ性の深さ
『亜空大作戦スラングル』は、単なるロボットアニメにとどまらず、社会の裏側や人間の葛藤、友情や愛情など、さまざまなテーマを内包しています。非合法組織「ゴリラ」が正義を貫く姿勢や、敵対する「クライム」の描写など、善悪の境界が曖昧な世界での戦いが描かれ、視聴者に深い問いかけを投げかけます。

『ヤッターマン』（1977年）を振り返りましょう

『あらいぐまラスカル』（1977年）を振り返りましょう

『ジェッターマルス』（1977年）を振り返りましょう

『合身戦隊メカンダーロボ』（1977年）を振り返りましょう

『惑星ロボダンガードA』（1977年）を振り返りましょう

『あしたへアタック！』（1977年）を振り返りましょう

『バーバパパ』（1977年）を振り返りましょう

『超合体魔術ロボギンガイザー』（1977年）を振り返りましょう

『氷河戦士ガイスラッガー』（1977年）を振り返りましょう

『超電磁マシーンボルテスV』（1977年）を振り返りましょう

『シートン動物記くまの子ジャッキー』（1977年）を振り返りましょう

『超人戦隊バラタック』（1977年）を振り返りましょう

『おれは鉄兵』（1977年）を振り返りましょう

『一発貫太くん』（1977年）を振り返りましょう

『アローエンブレムグランプリの鷹』（1977年）を振り返りましょう

『新・巨人の星』（1977年）を振り返りましょう

『風船少女テンプルちゃん』（1977年）を振り返りましょう

『家なき子』（1977年）を振り返りましょう

『ルパン三世（TV第2シリーズ）』（1977年）を振り返りましょう

『超スーパーカーガッタイガー』（1977年）を振り返りましょう

『とびだせ！マシーン飛竜』（1977年）を振り返りましょう

『まんが日本絵巻』（1977年）を振り返りましょう

『恐竜大戦争アイゼンボーグ』（1977年）を振り返りましょう

『無敵超人ザンボット3』（1977年）を振り返りましょう

『激走！ルーベンカイザー』（1977年）を振り返りましょう

『若草のシャルロット』（1977年）を振り返りましょう

『女王陛下のプティアンジェ』（1977年）を振り返りましょう

『野球狂の詩』（1977年）を振り返りましょう

●声優について

■ キャプテン・チャンス（声：野島昭生）
冷静沈着な「ゴリラ」チームのリーダー、キャプテン・チャンスを演じた野島昭生さんの演技は、視聴者から高く評価されています。彼の落ち着いた声質が、リーダーとしての威厳と信頼感を醸し出しており、チームをまとめる存在としての説得力を持たせています。
特に、作戦中の緊迫した場面や仲間を鼓舞するシーンでは、野島さんの演技がキャラクターの魅力を一層引き立てていました。視聴者からは、「野島さんの声がチャンスの冷静さと優しさを表現していて、安心感があった」との感想が寄せられています。

■ ジェット（声：古谷徹）
若き射撃の名手ジェットを演じた古谷徹さんは、当時すでに多くの人気キャラクターを演じており、その経験がジェットのキャラクターにも活かされています。彼の明るくエネルギッシュな声が、ジェットの若さと情熱を表現しており、視聴者からは「古谷さんの声がジェットの魅力を引き立てていた」との声が多く聞かれました。また、ジェットの成長や仲間との絆を描くエピソードでは、古谷さんの繊細な演技がキャラクターの内面を深く掘り下げており、視聴者の共感を呼んでいました。

■ スーパースター（声：鈴置洋孝）
クールな二枚目キャラクター、スーパースターを演じた鈴置洋孝さんの演技は、視聴者に強い印象を残しました。特に、第26話での壮絶な戦死シーンでは、鈴置さんの演技がキャラクターの覚悟と仲間への想いを見事に表現しており、多くの視聴者が感動しました。このエピソードについて、ある視聴者は「スーパースターが皆を助けるために死んでしまい、その象徴にヘルメットが転がったシーンを見たときにはショックで本当に泣き出してしまい周りを驚かせてしまいました」と述べています。

■ セクシィ（声：平野文）
爆発物の専門家であり、ナイスバディの美女セクシィを演じた平野文さんは、キャラクターの色気と強さを見事に表現しました。劇中で何度もヌードになるシーンがあり、当時としては大胆な描写でしたが、平野さんの演技がキャラクターの芯の強さを際立たせていました。視聴者からは、「セクシィの色気と変装術で華麗に敵を翻弄する様は子供心に見ていて痛快でした」との感想が寄せられています。

■ ベビーフェイス（声：西尾徳）
無骨な外見とは対照的に、メカの達人であるベビーフェイスを演じた西尾徳さんの演技は、キャラクターのギャップを巧みに表現していました。その独特な声質と演技が、ベビーフェイスの親しみやすさと頼もしさを引き立てており、視聴者からは「西尾さんの声がベビーフェイスの魅力を増していた」との声が聞かれました。

■ マジシャン（声：増岡弘）
「ゴリラ」チームの最年長メンバーであり、変装の名人マジシャンを演じたのは、増岡弘さんです。彼の柔らかく包容力のある声は、マジシャンの飄々とした性格と絶妙にマッチし、視聴者からは「安心感のある存在だった」との声が多く寄せられました。増岡さんは、他作品でも温かみのあるキャラクターを多く演じており、その経験がマジシャンの演技にも活かされていました。特に、変装して敵を欺くシーンでは、声のトーンや話し方を巧みに変化させ、視聴者を引き込んでいました。

■ ドーリィ（声：平野文）
前半のヒロイン・セクシィに代わり、後半から登場したドーリィを演じたのは、平野文さんです。彼女は、前半のセクシィも担当しており、同じ声優が異なるキャラクターを演じ分けるという挑戦を見事にこなしました。ドーリィは、明朗快活で行動力のあるキャラクターであり、平野さんの元気でハリのある声がその性格を引き立てていました。視聴者からは、「ドーリィの登場でチームの雰囲気が明るくなった」との感想が寄せられています。

■ シュガー（声：中尾隆聖）
スーパースターの後任としてチームに加わったシュガーを演じたのは、中尾隆聖さんです。彼の落ち着いた声質が、シュガーの冷静で知的な性格を際立たせており、視聴者からは「頼りになる存在だった」との声が多く聞かれました。中尾さんは、他作品でも多彩なキャラクターを演じており、その演技力がシュガーのキャラクターにも反映されています。特に、戦闘シーンでの冷静な指示や分析は、視聴者に安心感を与えていました。

■ ドク・マンディ（声：小林清志）
「ゴリラ」チームの結成を指揮したドク・マンディを演じたのは、小林清志さんです。彼の低く渋い声が、ドク・マンディの威厳と知性を表現しており、視聴者からは「存在感のあるキャラクターだった」との感想が寄せられています。また、小林さんは本作のナレーションも担当しており、その重厚な語り口が物語の世界観を深めていました。特に、物語の転換点やクライマックスでのナレーションは、視聴者の感情を高める効果がありました。

■ フォルクレーザー（声：渡部猛）
敵組織「クライム」の幹部、フォルクレーザーを演じたのは、渡部猛さんです。彼の力強く迫力のある声が、フォルクレーザーの冷酷さと威圧感を際立たせており、視聴者からは「恐ろしい敵だった」との声が多く寄せられました。渡部さんは、他作品でも悪役を多く演じており、その経験がフォルクレーザーの演技にも活かされています。特に、主人公たちとの対峙シーンでは、緊張感のある演技が物語を盛り上げていました。

■ クライム・ボス（声：笹岡繁蔵）
敵組織「クライム」の首領、クライム・ボスを演じたのは、笹岡繁蔵さんです。彼の冷静で計算高い声が、クライム・ボスの狡猾さと冷徹さを表現しており、視聴者からは「不気味な存在だった」との感想が寄せられています。笹岡さんは、他作品でも知的な悪役を多く演じており、その演技力がクライム・ボスのキャラクターにも反映されています。特に、策略を巡らせるシーンでは、視聴者を引き込む演技が光っていました。

『ハックルベリィの冒険』（1976年）を振り返りましょう

『母をたずねて三千里』（1976年）を振り返りましょう

『大空魔竜ガイキング』（1976年）を振り返りましょう

『妖怪伝猫目小僧』（1976年）を振り返りましょう

『マシンハヤブサ』（1976年）を振り返りましょう

『ゴワッパー5 ゴーダム』（1976年）を振り返りましょう

『UFO戦士ダイアポロン』（1976年）を振り返りましょう

『超電磁ロボコン・バトラーV』（1976年）を振り返りましょう

『ピコリーノの冒険』（1976年）を振り返りましょう

『グロイザーX』（1976年）を振り返りましょう

『ブロッカー軍団IVマシーンブラスター』（1976年）を振り返りましょう

『まんがふるさと昔話』（1976年）を振り返りましょう

『マグネロボガ・キーン』（1976年）を振り返りましょう

『キャンディ・キャンディ』（1976年）を振り返りましょう

『恐竜探険隊ボーンフリー』（1976年）を振り返りましょう

『ほかほか家族』（1976年）を振り返りましょう

『まんが花の係長』（1976年）を振り返りましょう

『ポールのミラクル大作戦』（1976年）を振り返りましょう

『リトル・ルルとちっちゃい仲間』（1976年）を振り返りましょう

『ドカベン』（1976年）を振り返りましょう

『まんが世界昔ばなし』（1976年）を振り返りましょう

『ろぼっ子ビートン』（1976年）を振り返りましょう

●イベントやメディア展開など

■ 玩具展開とプロモーション活動
本作の放送に合わせて、玩具メーカーのクローバー（ポプラ社）からは変形玩具「スラングチェンジモデル」が発売されました。また、アオシマ文化教材社からはプラモデル「システムメカコレクション」が展開され、スラングルやゴリラチームの専用メカが商品化されました。これらの商品は、当時の子供たちに大きな人気を博しました。

■ 音楽展開と関連イベント
音楽面では、ビクターからサウンドトラックLPが発売され、主題歌や挿入歌、劇中音楽が収録されました。これに伴い、アニメ関連イベントやサイン会なども開催され、ファンとの交流の場が設けられました。

■ メディア展開と再評価
放送終了後も、本作はさまざまなメディアで取り上げられました。特に、2020年にはHDリマスター版のBlu-ray BOXが発売され、再び注目を集めました。また、AT-Xなどの専門チャンネルでの再放送や、dアニメストアなどの配信サービスでの提供により、新たなファン層を獲得しています。

■ 書籍や雑誌での特集
アニメ雑誌やムック本では、『亜空大作戦スラングル』の特集が組まれ、キャラクターやメカの設定資料、制作スタッフのインタビューなどが掲載されました。これにより、作品の世界観や制作背景に興味を持つファンが増加しました。

『フランダースの犬』（1975年）を振り返りましょう

『まんが日本昔ばなし』（1975年）を振り返りましょう

『みつばちマーヤの冒険』（1975年）を振り返りましょう

『勇者ライディーン』（1975年）を振り返りましょう

『ラ・セーヌの星』（1975年）を振り返りましょう

『ドン・チャック物語』（1975年）を振り返りましょう

『ガンバの冒険』（1975年）を振り返りましょう

『少年徳川家康』（1975年）を振り返りましょう

『ゲッターロボG』（1975年）を振り返りましょう

『宇宙の騎士テッカマン』（1975年）を振り返りましょう

『イルカと少年』（1975年）を振り返りましょう

『アラビアンナイトシンドバットの冒険』（1975年）を振り返りましょう

『わんぱく大昔クムクム』（1975年）を振り返りましょう

『タイムボカン』（1975年）を振り返りましょう

『鋼鉄ジーグ』（1975年）を振り返りましょう

『UFOロボグレンダイザー』（1975年）を振り返りましょう

『アンデス少年ペペロの冒険』（1975年）を振り返りましょう

『元祖天才バカボン』（1975年）を振り返りましょう

『草原の少女ローラ』（1975年）を振り返りましょう

『一休さん』（1975年）を振り返りましょう

●関連商品のまとめ

■ 映像ソフト
『亜空大作戦スラングル』の映像ソフトとしては、放送当時のVHSビデオや、後年になって発売されたDVD、Blu-rayなどがあります。特に、2020年にはTCエンタテインメントから『亜空大作戦スラングル Blu-ray Vol.1』が発売され、HDリマスターによる高画質化が施されました。このBlu-rayには、解説書が封入特典として付属しており、ファンにとっては貴重なアイテムとなっています。

■ クローバー製：変形＆合体を重視した「スラングル」トイシリーズ
クローバーは、『無敵鋼人ダイターン3』や『ザンボット3』など、かつてのスーパーロボットアニメのスポンサーとして名を馳せた老舗玩具メーカーであったが、1980年代前半のリアルロボットブームに乗り遅れた感があった。そこで『スラングル』においては、変形・分離・合体ギミックを前面に押し出し、「次世代ロボットトイ」としての路線を狙った。
■ 代表的なクローバー商品
スラングチェンジモデル
大型変形メカ「スラングル」を再現したトイ。ビークル形態からロボット形態へと変形し、さらに分離して各キャラクターの専用マシンとして組み替えることも可能。特に走行用キャタピラやクレーン、砲塔などのギミックが子供心をくすぐった。
ミニソフビフィギュアシリーズ
ゴリラチームの主要メンバー（チャンス、ジェット、セクシィなど）がデフォルメされたソフトビニール製人形として発売。ガチャ景品や駄菓子屋販売でも見られ、コレクター需要も高かった。
ゴリラチーム専用マシン個別商品
「チャンサー」「ジェッター」「ボンビー」など、キャラクターごとのマシンが個別に小型玩具として展開され、後述のプラモデルとの住み分けも意識された。
クローバーは他にも、プルバック式ミニカーや、変形を簡略化した廉価版シリーズなども開発していたが、残念ながら市場競争の激化や、バンダイ製ガンダム系商品の人気に押されていたため、ラインナップの多くは短命に終わった。

■ アオシマ文化教材社：リアル志向のプラモデル展開
アオシマは、1980年代当時、プラモデル市場における強力なプレイヤーであり、『マクロス』『バクシンガー』『ゴッドマーズ』などにおいても独特のシリーズ展開をしていた。その中で『スラングル』も「システムメカコレクション」シリーズとして立体化された。
■ プラモデルの特徴
1/72 システムメカコレクション
スラングルの各変形形態（ビークル／バトルモード）を選択式で組み立てられるキット。精密なモールドとギミックの再現度で、一部の模型ファンからは高評価を受けていた。
各キャラの専用ビークルも同スケールで揃えられており、ジオラマ風にディスプレイする楽しみもあった。
連携ギミック付きセットパック
各メカを組み合わせて「スラングル」に合体するギミックを再現した特別仕様のキットも限定流通され、現在ではプレミアが付いている。
マーキングシール＆カラーガイド付き
当時としては珍しく、カラーリング指定のガイドやシールが丁寧に付属されていた点もアオシマ製プラモの評価点である。

■ ショウワノートと文具・学用品ラインナップ
アニメキャラ文具の代名詞ともいえるショウワノートは、定番の文具アイテムを『スラングル』仕様で多数リリースした。小学生を中心としたメインターゲット層への訴求として、学習環境に作品を浸透させる役割を果たした。
■ 商品例
ぬりえ
各話の場面をモチーフにした塗り絵ブック。ストーリーの追体験とキャラクター学習を兼ね備えた商品。
連絡帳・下敷き・鉛筆セット
チーム「ゴリラ」のメンバー集合ビジュアルをあしらった下敷き、フルカラー印刷の連絡帳、ステッカー付き鉛筆セットなどが人気。
パズルノート・知育ドリル
『スラングル』のビジュアルと連動したパズルや迷路などの知育要素付きノートもあり、親世代からも好感を得ていた。

■ レコード・カセット・音楽ソフト
音楽展開はビクター音楽産業（現ビクターエンタテインメント）が担当し、OP/ED曲を収録したEPレコードやドラマ編LP、カセット版サントラなどが発売された。
■ 音楽商品例
EP盤シングルレコード（7インチ）
「亜空大作戦のテーマ」／「LOVE IS MORE（愛にめざめて）」収録盤
「FIGHTING ON」／「はるかな友よ」収録盤
LP盤ドラマ編
ナレーション付きのドラマ形式でエピソードを再構成した一枚。キャラの掛け合いを楽しめる仕様。
サウンドトラック集
劇中で使用されたBGMを中心に構成された1枚。山本正之による印象的なメロディがファンの耳に残る。

■ 書籍・シールブック・カラーブックス
アニメ放送に合わせて出版された書籍も複数あり、小学館・講談社・朝日ソノラマなどが競ってアニメ関連本を刊行した。
テレビマガジン／冒険王特集号
キャラクター紹介、メカ解説、ストーリーダイジェストなどが掲載されたアニメ絵本形式の特集。
ぬりえブック・シールブック
貼って遊べる「スラングルステッカー」や、塗って完成させるキャラブックなどが販売された。
クロスワード＆パズル絵本
『スラングル』の世界観をベースにした言葉遊びや迷路付きの絵本で、知育教材としても展開。

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