
【中古】 エブリパーティ/XB360/ZN600001/A 全年齢対象 / マイクロソフト【メール便送料無料】【最短翌日配達対応】
【メーカー】:マイクロソフト
【開発】:ゲームリパブリック、ハドソン
【発売日】:2005年12月10日
【メディア】:DVD-ROM
【ゲームジャンル】:パーティーゲーム
●概要
■ 遊び心あふれる運と戦略のパーティーバトル
2005年12月10日、マイクロソフトよりXbox360向けにリリースされた『エブリパーティ』は、まさに”誰でも楽しめる”をコンセプトに据えた、明快かつ奥深いパーティーゲームです。本作は、かつて『ぼくのなつやすみ』シリーズなどで知られるゲームリパブリックが開発を手がけ、キャラクターデザインには国民的人気漫画家さくらももこ氏が起用されるという、非常にユニークな体制で生み出されました。温かみのあるビジュアルと、単純ながらも戦略性を持たせたゲーム進行が特徴で、家族や友人同士の集まりにぴったりの一本となっています。
■ 基本ルールとゲーム進行
ルーレットで行動を決定
プレイヤーはまず、ゲーム開始時に行動順をルーレットで決定します。このランダム性が、開始時点からすでにワクワク感を演出。以降、プレイヤーはターンごとにルーレットを回し、出た目の数だけマスを進め、ゴールを目指します。
ステータス管理もカギ
行動時には、自身の現在地からゴールまでの残りマス数、所持メダルの数、周囲に配置されている”ちからっ子”(後述)や、勝率などがリアルタイムで確認可能です。単なるサイコロゲームに留まらず、これらの要素を踏まえたリスクとリターンを見極める駆け引きが、勝敗を左右します。
ルーレットの収集とカスタマイズ
プレイヤーは通常、2枚のルーレットを所持してスタートします。しかし、特定のマスに止まったり、ミニゲームに勝利したりすることで、ルーレットを追加獲得でき、最大5枚まで所持可能に。このルーレットはそれぞれ目の配列が異なり、自分に有利な目が出やすいものを選んで回すなど、戦略の幅が広がります。
■ ちからっ子とは?―戦略に深みを加える存在
盤面には、プレイヤーの行動に大きく関わる**”ちからっ子”と呼ばれるキャラクターたちが点在しています。彼らに接触すると、さまざまなプラス効果やマイナス効果**をもたらし、時にはゲームの流れを一変させることも。
たとえば、
メダルをもらえるちからっ子
特定の効果を付与するちからっ子
ルーレットを奪うちからっ子 など
これらを上手に活用できるかどうかが、勝利への重要なカギとなります。
■ ミニゲーム:勝負を左右する短期決戦
エブリパーティには、道中で突発的に発生するミニゲームが多数収録されています。これらは単純操作で遊べるものばかりですが、一発逆転のチャンスを秘めており、メダル獲得やルーレット追加といった重要な報酬が手に入る仕組みになっています。
ミニゲームのジャンルも多彩で、反射神経を問うものから、記憶力やタイミング感覚を試されるものまで、幅広いプレイスタイルに対応しています。
■ キャラクターデザイン:さくらももこの世界観
本作のキャラクターデザインを手がけたのは、『ちびまる子ちゃん』でおなじみのさくらももこ氏。彼女の生み出す、どこかユルくて憎めないキャラクターたちが、盤面を明るく彩っています。
個性的で愛嬌たっぷりの登場キャラクターたちは、
子供から大人まで誰でも親しめる
難しそうなゲームに見えない、取っつきやすさを演出
プレイヤー自身も、キャラを通して感情移入しやすくなる といった効果を発揮し、ゲーム全体の温かい雰囲気作りに大きく貢献しています。
■ ゲームテンポの良さ
ルーレットによる行動決定、ミニゲーム、アイテム取得と、各アクションがスムーズにつながる設計になっており、待たされるストレスが非常に少ないのも特長です。短時間でも遊べるので、”ちょっと遊びたい”時にもぴったり。
■ オフラインマルチプレイ対応
『エブリパーティ』は、最大4人までのオフライン対戦に対応しています。大人数でワイワイ盛り上がるのはもちろん、CPU相手に1人でじっくり戦略を練ることも可能です。遊ぶスタイルを選ばない柔軟さが、多様なプレイヤー層に受け入れられました。
■ エブリパーティの魅力まとめ
シンプルながら奥深いルール設計
ランダム要素と戦略性の絶妙なバランス
キャッチーなビジュアルと、親しみやすい世界観
気軽に始められて、何度でも遊びたくなる中毒性
家族や友人とのパーティープレイに最適
こうした要素が絶妙にかみ合い、『エブリパーティ』は知名度こそ低めながら、遊んだ人からは根強い支持を集める存在となっています。
■ 当時の評価とその後の位置づけ
リリース当初、本作は”派手なグラフィックや大作志向”が目立つXbox360タイトル群の中で、良い意味で異色の存在として注目されました。しかし、ハードのメインターゲット層がコアゲーマー寄りだったこともあり、大ヒットとはなりませんでした。
とはいえ、パーティーゲームとしては高い完成度
子供やライト層にも安心して薦められる設計 という点で、発売から年月を経た今でも評価されています。
現在では「Xbox360の隠れた佳作」「もっと知られるべきタイトル」として、レトロゲーム愛好家たちから再評価される機会も増えています。
●ゲームの魅力とは?
■ さくらももこ氏による独特なキャラクターデザイン
『エブリパーティ』の最大の特徴の一つは、さくらももこ氏が手掛けたキャラクターデザインです。彼女特有の温かみとユーモアが感じられるキャラクターたちは、ゲーム全体に親しみやすさを与えています。プレイヤーは、ゲーム内で獲得したアイテムを使ってキャラクターを自由にカスタマイズでき、帽子やランドセル、さらには納豆巻きや味噌汁などユニークなアイテムで個性を表現できます。
■ 戦略性を高める多彩なルーレットシステム
ゲームの進行はルーレットを使って行われますが、『エブリパーティ』では27種類以上のルーレットが用意されています。基本的な1~6の数字が書かれたものから、特定の条件で効果を発揮する「いじわるルーレット」や「ちょきんルーレット」など、戦略性を高める要素が満載です。プレイヤーは最大5つのルーレットを所持でき、状況に応じて使い分けることで、ゲームの展開を有利に進めることが可能です。
■ ゲームに深みを加える「ちからっ子」の存在
「ちからっ子」は、プレイヤーの味方にも敵にもなり得るキャラクターです。特定のマスに配置することで、止まったプレイヤーにアイテムを与えたり、逆にルーレットカードを奪ったりと、ゲームに予測不可能な要素を加えます。この「ちからっ子」は、さくらももこ氏の作品『神のちからっこ新聞』に登場するキャラクターがモデルとなっており、ファンには嬉しい要素となっています。
■ シンプルながらも熱中できるミニゲーム
ゲーム中には、「皿回し」や「アイスの当たりを引く」など、誰でも簡単に楽しめるミニゲームが多数用意されています。これらのミニゲームは、ランダムで発生し、勝利することでルーレットやコイン、「ちからっ子」などの報酬を獲得できます。操作はシンプルながらも、白熱した展開が楽しめるため、プレイヤー同士の盛り上がりを促進します。
■ 運と戦略が融合したゲームシステム
『エブリパーティ』は、運の要素が強いゲームですが、ルーレットの選択や「ちからっ子」の配置など、プレイヤーの戦略も重要です。ゲームの勝敗は、ゴールに到達するだけでなく、獲得したコイン数やミニゲームの勝利数、「ちからっ子」の所有数など、複数の要素で決まるポイント制も採用されています。これにより、最後まで逆転の可能性があり、プレイヤー全員が緊張感を持ってプレイできます。
■ オンラインプレイで広がる楽しみ
Xbox Liveを利用したオンラインプレイにも対応しており、全国のプレイヤーと対戦が可能です。自分のキャラクターをカスタマイズして、他のプレイヤーと差別化を図ることができ、オンラインならではの楽しみ方が広がります。また、オンラインプレイを通じて、新たな友人を作るきっかけにもなります。
■ 評価と市場での反応
『エブリパーティ』は、初週の販売本数は641本と振るわず、商業的には成功とは言えませんでした。開発に関わった岡本吉起氏は、この結果について「自分だけのせいにされるのは不本意」と語っています。
■ 総評
『エブリパーティ』は、さくらももこ氏のキャラクターデザインや多彩なルーレットシステム、「ちからっ子」の存在など、独自の魅力を持つパーティーゲームです。運と戦略が融合したゲームシステムや、シンプルながらも熱中できるミニゲーム、オンラインプレイなど、プレイヤーを飽きさせない工夫が随所に見られます。商業的な成功は収められなかったものの、今なお一部のファンから支持されている隠れた名作と言えるでしょう。
●感想や評判
■ シンプルで誰でも遊べることへの高評価
プレイヤーからまず目立ったのは、”とにかく分かりやすい”という声です。
ルールが難解なタイトルが多い中で、『エブリパーティ』は初めてコントローラーを握った人でもすぐ遊べる設計が好評でした。
「ゲーム機を普段触らない家族と一緒に遊べた」
「説明書を読まなくても感覚で楽しめた」
という意見が多く、間口の広さが高く評価されています。
■ ランダム要素と戦略性のバランスへの意見
ただし、ゲーム性に関しては賛否両論。
ルーレットによる行動決定という運の要素が強いため、
「運ゲーすぎて実力が出しにくい」
「逆に、実力差が出にくいから初心者と遊ぶには良い」
という、プレイヤー層によって分かれる反応が見られました。
競技性を求めるコアゲーマーには物足りなさが指摘された一方で、パーティーゲームらしい気軽さを肯定する声も多く寄せられています。
■ さくらももこキャラの可愛さに癒されたプレイヤーたち
キャラクターデザインへの反応はほぼ好意的でした。
特に、
「見ているだけでほっこりする」
「パッケージを手に取ったきっかけがキャラクターだった」
といった感想が多く、ゲームへの第一印象を大きく良くする効果を生み出していたことが伺えます。
■ ゲーマー層とのギャップ
当時、Xbox360はハードの特性上、FPS・リアル系大作ゲームを好む層がメインユーザーでした。
そのため、『エブリパーティ』のようなふわっとしたパーティーゲームは異質な存在と受け止められることも少なくありませんでした。
●イベントやメディア展開など
■ Xbox 360 LOUNGEでの試遊イベント
2005年末から2006年初頭にかけて、東京・表参道に期間限定でオープンした「Xbox 360 LOUNGE」では、『エブリパーティ』の試遊イベントが開催されました。このイベントには、ゲームクリエイターの岡本吉起氏も参加し、来場者と対戦を行うなど、注目を集めました。
■ 量販店での体験コーナー設置
当時の大型家電量販店(ビックカメラ、ヨドバシカメラなど)では、Xbox360発売記念フェアの一環として、『エブリパーティ』の試遊コーナーが設置されました。
■ テレビCM展開:控えめながら存在感
マイクロソフトは、『エブリパーティ』単独で大々的なCMキャンペーンを展開することはありませんでしたが、「Xbox360ローンチタイトル総合CM」の中で本作を登場させています。映像内で『エブリパーティ』の紹介パートでは、さくらももこ風の可愛いイラストキャラが一瞬映る演出が施され、視覚的インパクトを狙っていました。
■ ゲーム雑誌での特集記事
発売当時、主要なゲーム雑誌では『エブリパーティ』の特集記事が掲載されました。開発者インタビューや攻略情報、キャラクター紹介など、多角的な視点からゲームの魅力が紹介され、読者の関心を引きました。
●中古市場での現状
■ ヤフオク!での落札相場
Yahoo!オークションにおける『エブリパーティ』の過去180日間の落札データによると、平均落札価格は約2,097円で、最安値は960円、最高値は4,980円となっています。 この価格帯は、商品の状態や付属品の有無によって大きく変動します。
■ メルカリやラクマでの取引
フリマアプリでの取引も活発で、以下のような価格で販売されています:
メルカリ:中古品が約1,500円~2,000円程度で取引されています。
ラクマ:過去には500円で販売された実績もあります。
フリマアプリでは、出品者によって価格設定が異なるため、掘り出し物が見つかることもあります。
●本や雑誌での評価
★週刊ファミ通 2005年12月23日号(No.869)
販売会社:エンターブレイン
販売年:2005年12月
販売価格:390円(税込)
掲載内容
『エブリパーティ』は、Xbox360ローンチ特集内の「新作カタログ」コーナーで紹介されました。
★Xbox360 Magazine Japan 創刊号(2005年12月号)
販売会社:ソフトバンククリエイティブ
販売年:2005年12月
販売価格:980円(税込)
掲載内容
Xbox360専門誌として登場したこの雑誌の創刊号では、ローンチタイトル群を特集する中で『エブリパーティ』も紹介されています。
★電撃Xbox360 Vol.1(2005年12月9日発売)
販売会社:メディアワークス
販売年:2005年12月
販売価格:980円(税込)
掲載内容
新ハード特集号の中で、数多くのローンチタイトルをレビューする記事にて、『エブリパーティ』は1ページ弱ほど紹介されました。
★ファミ通Xbox360 2005年12月号
販売会社:エンターブレイン
販売年:2005年11月下旬(12月号扱い)
販売価格:780円(税込)
掲載内容
ファミ通系列のXbox専門誌でも、『エブリパーティ』は新作紹介コーナーで取り上げられました。
★ゲーマガ(旧ドリマガ) 2006年1月号
販売会社:ソフトバンククリエイティブ
販売年:2005年12月
販売価格:690円(税込)
掲載内容
当時、”硬派ゲームファン向け”として知られた『ゲーマガ』誌では、Xbox360ローンチタイトル全体のクロスレビューの中で、『エブリパーティ』にも小見出し付きで触れられています。