
【中古】惑星ウッドストック ファンキーホラーショー【メガドライブ】
【メーカー】:セガ
【開発】:セガ、ビクター音楽産業
【発売日】:1991年12月20日
【販売価格】:6,800円
【メディア】:CD-ROM
【ゲームジャンル】:ロールプレイングゲーム
●概要
1991年12月20日、セガとビクター音楽産業の共同開発により、メガCD用ゲーム『惑星ウッドストック ファンキーホラーバンド』が発売されました。本作は、音楽をテーマにした独特の世界観とゲームシステムを持つRPGとして注目を集めました。
ストーリー概要
物語の舞台は、音楽が生活の中心となっている惑星ウッドストック。主人公であるファンキー村に住む少年は、ある日、宇宙から不時着した異星人の音楽グループ「ファンキーホラーバンド(FHB)」と出会います。彼らと共に、惑星全体を巻き込む冒険の旅に出ることになります。旅の目的は、音楽の力で惑星に平和と調和をもたらすことです。
章構成とゲームプレイ
ゲームは全5章で構成されており、奇数章(第1章・第3章・第5章)はフィールド型のRPG形式で進行します。これらの章では、プレイヤーは主人公を操作し、FHBのメンバーと共にフィールドを探索し、敵と戦闘を行います。一方、偶数章(第2章・第4章)は、FHBの演奏をバックにしたビジュアルシーンのみで構成されており、プレイヤーの操作はほとんど求められません。これにより、ゲーム内での音楽とストーリーの融合が図られています。
音楽をテーマにした独自のシステム
本作は「ミュージカルRPG」というキャッチコピーのもと、音楽をテーマにした独自のゲームシステムを採用しています。例えば、MP(マジックポイント)の代わりに「NR(ノリ)」を消費し、魔法や武器に該当するものとして「旋律(センリツ)」を使用して敵を攻撃します。また、宝箱の代わりに楽器ケースが登場するなど、ゲーム内の各要素が音楽に関連付けられています。さらに、敵キャラクターの名称や外見は、海外の有名バンドやアーティストの名前をパロディ化したものとなっており、音楽ファンにとってはニヤリとさせられる演出が随所に見られます。
キャラクターと声優陣
FHBのメンバーは以下の6名で構成されており、各キャラクターには豪華な声優陣が起用されています。
アビビ(ボーカル):声 – かないみか
ワリィ(ドラム):声 – 田の中勇
メンデス(キーボード):声 – 古川登志夫
バム(ベース):声 – 郷里大輔
クラウス(サックス):声 – 堀川りょう
カルーン(ギター):声 – 堀内賢雄
これらのメンバーは、RPGパートでは声優が声を担当し、ビジュアルシーンではアーティストが作曲や演奏に参加しています。また、ゲーム内には他にも多数のキャラクターが登場し、水谷優子、三石琴乃、北村弘一など、当時の人気声優が多数出演しています。
音楽と関連メディア展開
ゲーム内で使用された楽曲は、ビクター音楽産業からFHB名義で複数のCDとしてリリースされました。これらのCDには、ゲームのオープニングテーマやエンディングテーマ、さらには新曲などが収録されており、ゲームの世界観を音楽面からも楽しむことができました。また、書籍やビデオCD、レーザーディスクなど、関連商品も多数発売され、ゲームの枠を超えたメディアミックス展開が行われました。
高評価と低評価が交差する“異端”のRPG
『惑星ウッドストック ファンキーホラーバンド』は、当時のゲームファンの間で極めて評価の分かれる作品となりました。その最大の理由は、「音楽」を主軸とした極端な演出重視にあります。
あるプレイヤーは「まるで1本の音楽劇をプレイしているようだった」とその世界観を称賛し、またあるレビュアーは「RPGの体裁をしてはいるが、システムとしては破綻していた」と酷評しました。
●ゲームの魅力とは?
音楽と冒険が融合した独特の世界観
『惑星ウッドストック ファンキーホラーバンド』は、音楽を中心に据えた独自の世界観が特徴です。プレイヤーは、惑星ウッドストックに住む主人公の少年となり、墜落した異星人の音楽グループ「ファンキーホラーバンド(FHB)」のメンバーと共に旅をします。この旅の中で、音楽を武器として敵と戦い、さまざまな困難を乗り越えていきます。
ゲームシステム:音楽を活用した戦闘と成長
本作の戦闘システムは、従来のRPGとは一線を画しています。武器や魔法に相当するものが「楽器」や「旋律(センリツ)」として登場し、MP(マジックポイント)の代わりに「NR(ノリ)」を消費して攻撃やスキルを使用します。この独特なシステムにより、プレイヤーは音楽を駆使して戦闘を進めることとなります。また、敵キャラクターの名称や外見は、海外の有名バンドやアーティストの名前をパロディ化したものが多く、音楽ファンにとっては楽しめる要素となっています。
豪華な声優陣によるキャラクター表現
キャラクターの声を担当する声優陣も非常に豪華で、FHBのメンバーには古川登志夫、田の中勇、郷里大輔、堀内賢雄、堀川りょう、かないみかといった実力派が起用されています。さらに、NPC(ノンプレイヤーキャラクター)には北村弘一、水谷優子、三石琴乃などが参加しており、ゲームの世界観を豊かに彩っています。これらの声優陣による演技は、キャラクターに深みを与え、プレイヤーの没入感を高めています。
ビジュアルと音楽:メガCDの特性を活かした演出
メガCDの特性を活かし、ビジュアルシーンや音楽に力を入れた演出が本作の魅力の一つです。特に、ビジュアルシーンではキャラクターの一枚絵が丁寧に描かれており、物語の進行に合わせて挿入されるFHBの楽曲は、ゲームの雰囲気を一層引き立てています。これらの楽曲は、ゲーム内での評価が高く、サウンドトラックも発売されるほどの人気を博しました。
ゲーム性と評価:独創性と課題
『惑星ウッドストック ファンキーホラーバンド』は、その独創的な世界観とシステムで注目を集めましたが、ゲーム性に関しては賛否が分かれています。一部のプレイヤーからは、戦闘システムやゲームバランスに課題があるとの指摘があり、ゲームとしての完成度については厳しい評価を受けることもありました。しかし、その独特の世界観や音楽へのこだわりは、多くのプレイヤーに強い印象を残しています。
総評:音楽とゲームの融合を試みた意欲作
『惑星ウッドストック ファンキーホラーバンド』は、音楽とゲームの融合を試みた意欲的な作品であり、その独特の世界観やシステムは他のRPGとは一線を画しています。豪華な声優陣やビジュアル、音楽など、多くの魅力を持つ一方で、ゲーム性に関しては改善の余地があるとの評価もあります。それでも、音楽をテーマにしたRPGとして、今なお多くのゲームファンの記憶に残る作品となっています。
●感想や評判
プレイヤーの反応:賛否が分かれる評価
本作をプレイしたユーザーからは、多様な意見が寄せられました。一部のプレイヤーは、音楽をテーマにした斬新なゲームシステムや、個性的なキャラクターに魅力を感じ、高く評価しました。特に、挿入歌のクオリティや、豪華な声優陣の起用は、好意的な意見が多く見られます。
一方で、ゲーム性やシステム面に関しては、批判的な意見も少なくありませんでした。戦闘のテンポが遅く、操作性に難があると感じるプレイヤーも多かったようです。また、偶数章がビジュアルシーンのみで構成されており、プレイヤーの操作が制限される点についても、賛否が分かれました。
世間の評価:独特な試みへの注目
発売当時、音楽とRPGを融合させた本作の試みは、多くのゲームファンや業界関係者から注目を集めました。しかし、その独特なゲームデザインやシステムが、一般的なRPGファンには受け入れられにくい側面もありました。結果として、商業的な成功には至らなかったものの、その挑戦的な姿勢は評価されるべき点とされています。
メディアの評価:専門誌でのレビュー
ゲーム専門誌やメディアでの評価も、多岐にわたりました。一部の雑誌では、音楽をテーマにした独自性や、ビジュアルシーンの美しさを称賛する記事が掲載されました。しかし、他のメディアでは、ゲーム性の低さやシステムの不備を指摘するレビューも見受けられました。特に、戦闘システムの単調さや、ゲームバランスの悪さが批判の対象となりました。
ゲーム雑誌での評価:数値評価とコメント
当時のゲーム雑誌では、本作に対する数値評価が低めに設定されることが多かったようです。例えば、ある雑誌では10点満点中1点という厳しい評価が下されました。コメントとしては、「音楽性は高いが、ゲームとしての完成度に欠ける」「ビジュアルシーンは美しいが、プレイヤーの介入余地が少ない」といった意見が見られました。
総括:挑戦的な作品としての位置付け
『惑星ウッドストック ファンキーホラーバンド』は、音楽とRPGを融合させた独特の試みとして、ゲーム史において特異な位置を占めています。当時の評価は賛否が分かれましたが、その挑戦的な姿勢や、音楽性の高さは、多くのプレイヤーや業界関係者から注目されました。現在では、レトロゲームファンの間で再評価される動きもあり、その独自性が再び注目を集めています。
本作は、ゲームとしての完成度には課題を残したものの、音楽とゲームの新たな融合を模索した意欲作として、今後も語り継がれていくことでしょう。
●イベントやメディア展開など
仮想バンド「ファンキーホラーバンド」の結成と音楽展開
『惑星ウッドストック ファンキーホラーバンド』の最大の特徴は、ビクター音楽産業が企画した仮想バンド「FHB」とのタイアップです。FHBは、ゲーム内のキャラクターでありながら、実際に音楽活動を展開し、以下の4枚のCDをリリースしました:
『F・H・B』
デビューアルバムで、初回特典としてペンダントが付属。オープニングテーマ「POSEIDON」を含む全5曲を収録。
『THE BOXING DAY』
クリスマスソングを収録したシングル。タイトル曲の英語バージョンも含む全2曲を収録。
『MAGICAL TRANS-CIRCLE』
エンディングテーマ「LAZY BOY」や、TBSドラマ『女子高生!キケンなアルバイト』の主題歌「アトランティスを捜して」など全5曲を収録。
『music for the game THE PLANET WOODSTOCK』
ゲームのオープニングやエンディングテーマのリマスタリング版ロングバージョンを含む全7曲を収録したサウンドトラックアルバム。
これらの音楽展開により、FHBはゲームの枠を超えて、実在のアーティストのような存在感を放ちました。特に、オープニングテーマ「POSEIDON」は、ビデオCD『POSEIDON』として映像作品もリリースされ、ファンの間で高い評価を受けました。
メディアミックス戦略と関連商品
ゲーム発売と同時期に、FHBに関連する多彩なメディア展開が行われました。その一環として、以下の関連商品が発売されました:
『アトランティスを捜して―ファンキーホラーバンド・ストーリーブック』
プロデューサー月の瀬茜によるサイドストーリーを描いた書籍。ビクターブックスから出版され、ゲームの世界観を深く掘り下げています。
『SEARCHING FOR ATRANTIS』
レーザーディスク作品で、FHBの楽曲やプロローグ映像などを収録。ビジュアルと音楽を融合させた内容で、ファンに新たな体験を提供しました。
『FUNKY HORROR BAND PLANET SUPERSTARS REMIXES』
DJ向けに配布された非売品のリミックスレコード。FHBの楽曲をクラブミュージック風にアレンジし、新たな魅力を引き出しています。
これらのメディアミックス戦略により、FHBはゲーム内の存在にとどまらず、多方面での展開を果たしました。特に、書籍や映像作品は、ゲームのストーリーやキャラクターに深みを与え、ファンの満足度を高める要因となりました。
プロモーションイベントとその反響
『惑星ウッドストック ファンキーホラーバンド』の発売に際し、セガとビクター音楽産業は共同で多くのプロモーションイベントを実施しました。具体的なイベントの詳細は公式記録として残っていない部分もありますが、以下のような取り組みが行われたとされています:
ゲーム体験会の開催
全国のゲームショップやイベント会場で、実際にゲームをプレイできる体験会を実施。これにより、プレイヤーはメガCDの新しい可能性と、音楽とゲームの融合を直接体感することができました。
FHBライブイベント
仮想バンドであるFHBの楽曲を、実際のアーティストが演奏するライブイベントを開催。これにより、ゲームの世界観を現実のものとして感じることができ、多くのファンが集まりました。
メディア出演と特集記事
ゲーム雑誌や音楽雑誌において、FHBや『惑星ウッドストック ファンキーホラーバンド』の特集記事が組まれ、開発者インタビューや楽曲制作の裏話などが紹介されました。これにより、ゲームと音楽の両面からのアプローチが行われ、幅広い層の関心を引きました。
これらのプロモーション活動により、『惑星ウッドストック ファンキーホラーバンド』は、ゲームファンのみならず、音楽ファンからも注目を集めることとなりました。特に、FHBの音楽活動は、ゲームの枠を超えた新しい試みとして評価され、後のメディアミックス作品の先駆けとも言える存在となりました。
●中古市場での現状
Yahoo!オークションの現状
Yahoo!オークションでは、『惑星ウッドストック ファンキーホラーバンド』の出品が複数確認できます。以下はその一部です:
中古Aランク品:1,419円で出品。
帯あり・ケース・説明書付き:1,000円で出品。
新品未開封品:3,700円で出品。
これらの価格は出品者の設定や商品の状態によって変動しますが、概ね1,000円から4,000円の範囲で取引されていることがわかります。
メルカリでの販売状況
フリマアプリのメルカリでも、本作の出品が見られます。主な価格帯は以下の通りです:
動作確認済み中古品:900円から1,000円程度。
未使用品:2,000円前後。
メルカリでは、商品の状態や付属品の有無によって価格が大きく変動する傾向があります。
楽天市場での取り扱い
楽天市場内のショップでは、中古品が以下の価格で販売されています:
中古品(ほぼ新品):7,980円。
中古品(非常に良い):6,480円から5,980円。
楽天市場では、商品の状態が良好なものほど高値で販売されている傾向があります。
駿河屋での販売価格
中古ゲーム専門店の駿河屋では、本作の中古品が7,480円で販売されています。
●本や雑誌での評価
★『電撃メガドライブ』
販売会社:メディアワークス
発売年:1992年
販売価格:980円
内容:『電撃メガドライブ』は、メガドライブおよびメガCDのゲーム情報を網羅した専門誌です。本誌では、『惑星ウッドストック ファンキーホラーバンド』の特集記事が掲載され、ゲームの概要、キャラクター紹介、システム解説などが詳細に記載されています。特に、音楽とRPGを融合させた独自のゲーム性や、豪華な声優陣の起用について高く評価されています。一方で、ゲーム進行のテンポや戦闘システムに関しては、改善の余地があるとの指摘も見受けられます。
★『メガドライブFAN』
販売会社:徳間書店
発売年:1992年
販売価格:900円
内容:『メガドライブFAN』は、メガドライブユーザー向けの月刊誌で、新作ゲームのレビューや攻略情報を提供しています。本誌では、『惑星ウッドストック ファンキーホラーバンド』のレビュー記事が掲載され、ゲームのビジュアル面や音楽性について高い評価が与えられています。特に、ビジュアルシーンの美しさや、挿入歌のクオリティが称賛されています。しかし、ゲームシステムや操作性に関しては、やや厳しい評価が下されており、特に戦闘のテンポやエンカウント率の高さが課題として指摘されています。
★『BEEP!メガドライブ』
販売会社:ソフトバンク
発売年:1992年
販売価格:950円
内容:『BEEP!メガドライブ』は、メガドライブ専門のゲーム情報誌で、最新ゲームのレビューや攻略記事を掲載しています。本誌では、『惑星ウッドストック ファンキーホラーバンド』の特集が組まれ、ゲームの特徴やシステムが詳しく解説されています。音楽をテーマにした独自の世界観や、キャラクターの個性については高く評価されていますが、一方で、ゲームバランスや難易度設定に関しては、プレイヤーによって好みが分かれるとの見解が示されています。
★『ファミコン通信』
販売会社:アスキー
発売年:1992年
販売価格:500円
内容:『ファミコン通信』は、家庭用ゲーム全般を扱う総合誌で、メガCDの新作として『惑星ウッドストック ファンキーホラーバンド』のレビューが掲載されています。記事では、ゲームの音楽性やビジュアル面について一定の評価が与えられているものの、ゲームシステムや操作性に関しては厳しい意見が述べられています。特に、戦闘のテンポやエンカウント率の高さが、プレイヤーのストレス要因として指摘されています。