『ファイティング・ストリート』(PCエンジン)を振り返りましょう

【中古】PCエンジンソフト ファイティング・ストリート (スーパーCD-ROM2)【都城店】

【中古】PCエンジンソフト ファイティング・ストリート (スーパーCD-ROM2)【都城店】
2,500 円 (税込)
メーカー ハドソンソフト 付属品 ケース、取扱説明書 状態 中古品です。 ディスクに小傷、ケースにスレ傷や汚れがございます。 取扱説明書に破れ、欠損、汚れがございます。 楽天専用在庫です。 JANコード 
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【メーカー】:ハドソン
【開発】:アルファ・システム
【発売日】:1988年12月4日
【販売価格】:5,980円
【メディア】:CD-ROM
【ゲームジャンル】:格闘ゲーム

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●概要

1988年12月、家庭用ゲーム史に新たなページが刻まれた。ハドソンがPCエンジン向けに送り出した『ファイティング・ストリート』は、当時としては異例のメディア「CD-ROM²」を採用した、まさに未来を先取りした作品である。本作は、1987年にカプコンがアーケードで発表した対戦格闘ゲーム『ストリートファイター』の家庭用移植版であり、後の『ストリートファイターII』によって確立された格闘ゲームの礎を築いた存在でもある。

CD-ROM²の衝撃:大容量の可能性を引き出したパイオニア
『ファイティング・ストリート』は、家庭用ゲームソフトとしては世界初となるCD-ROMメディアでリリースされたタイトルだ。これまで主流だったHuカードとは比べ物にならない情報量を誇り、映像・音声・演出の面で従来のゲームを凌駕する表現が可能となった。
ゲーム起動時の声入りナレーション、ステージごとの音声演出、そして重厚なBGMなど、当時のユーザーにとっては“映画のようなゲーム体験”が味わえるという驚きがあった。中でも、アレンジされた音楽の完成度は高く、ゲームサウンドとしてだけでなく音楽作品としても評価されるほどである。

アーケード版からの忠実な再構築
アーケード版『ストリートファイター』は、操作性にややクセのあるゲームとして知られていた。特に特徴的だったのが、ボタンの押す強さによって弱・中・強の攻撃を使い分ける特殊な筐体設計だ。PCエンジン版ではこの機能をボタン長押しによって再現。押す時間によって攻撃の強さが変化するという操作スタイルが導入され、アーケードの手触りを可能な限り忠実に移植しようという意志が感じられる。
また、グラフィックには若干の簡略化が見られるものの、ステージ背景やキャラクターアニメーションの表現力は当時としては高水準。ハードの限界に挑むようなグラフィックは、CD-ROM²の可能性を広く知らしめた。

伝説のはじまり:リュウとケン、そして必殺技の源流
後のゲーム業界における金字塔『ストリートファイターII』でおなじみのキャラクター――リュウとケン。このふたりは既に本作から登場している。彼らの持つ必殺技、波動拳・昇龍拳・竜巻旋風脚は、『ファイティング・ストリート』の段階で既に基本形が完成していた。
とはいえ、これらの技を出すには“非常にシビアなコマンド入力”が求められる。入力判定が厳しく、思い通りに技が出るまで何度も練習する必要があった。その反面、「偶然に出せたときの達成感」や「コマンド成功による一撃逆転の快感」は、プレイヤーに深い満足感を与えた。格闘ゲームの醍醐味が、ここに芽生えていたのである。

全世界格闘大会という名の旅路
プレイヤーは、世界各国で待ち受ける10人のファイターたちに挑み、頂点を目指す。中国、アメリカ、日本、イギリスなど、それぞれのステージにはその国の文化を感じさせるビジュアルと音楽が用意されており、バトルの緊張感を演出する重要な役割を担っている。
ステージ間に挿入されるブリーフィング音声や演出がゲーム全体の“旅している感”を高めており、単なる対戦ゲームに留まらず、アドベンチャー要素を持った“世界武者修行”のような体験を提供してくれた。

移植作品としての完成度:家庭用とは思えない熱量
PCエンジン版『ファイティング・ストリート』は、アーケードからの移植作品として極めて高い完成度を誇る。家庭用ゲームではありがちな「操作性の低下」「テンポの悪化」「BGMの簡略化」といったマイナス要素が極力排除されており、むしろCD音源によって音楽面ではアーケードを超える表現力を手に入れていた。
また、CD-ROMというメディア特有の「ロード時間」も、当時のユーザーからは驚くほど許容されており、演出の重厚さや音声の豪華さによってロード時間のストレスが打ち消されていた。ゲームそのものの作り込みが、それほどまでに“未来的”だったのである。

格闘ゲームの夜明け前:その存在意義
本作は、まだ格闘ゲームが主流になる前夜に生まれた先駆者である。『ファイティング・ストリート』は、単に『ストリートファイター』の家庭用移植というだけではなく、CD-ROM時代の幕開けを告げた歴史的タイトルでもあり、さらに格闘ゲームというジャンルの可能性を感じさせた作品でもある。
『ストリートファイターII』が爆発的ヒットを記録するのは、それから数年後の1991年。だが、その前段階として『ファイティング・ストリート』が存在し、業界の流れを静かに、しかし確実に変えていった。

プレイヤーたちの記憶に残る理由
当時のユーザーからは、「あのBGMが耳から離れない」「初めて必殺技を出せたときの喜びが忘れられない」「CD-ROMの凄さに驚愕した」といった声が多く聞かれる。ビジュアルや操作感よりも、“体験そのもの”が強烈な印象を与えた数少ないタイトルである。
また、アーケード版の未プレイ層にとっては、本作が“初めて触れたストリートファイター”であり、リュウやケンとの出会いでもあった。後にシリーズが進化するたびに「自分の原点」として本作を挙げるファンも多い。

2018年まで唯一の移植だったという事実
意外にも、『ストリートファイター』初代作の家庭用ゲーム機への移植は、このPCエンジン版『ファイティング・ストリート』が長らく唯一の存在だった。リメイクや復刻が一般化する中でも、オリジナルに近い形で遊べる手段は限られていたため、レトロゲーマーやコレクターの間では貴重な一本として高く評価され続けてきた。

おわりに:伝説の幕が上がる、その最初の一歩
『ファイティング・ストリート』は、いわば「伝説のプロローグ」とも言える作品だ。ゲーム史に残る『ストリートファイターII』の爆発的ブームを前に、CD-ROMという新技術を武器に格闘ゲームの胎動を描き出したこのタイトルには、時代を切り拓く熱が宿っている。
本作は、派手な技やスピード感ではなく、格闘というテーマを“どうゲームに落とし込むか”という挑戦そのものが込められており、だからこそ今も語り継がれているのだろう。30年以上経った今でも、“新しいゲーム体験”を追い求めたこの一作には、どこか眩しさすら感じられる。

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●ゲームの魅力とは?

メディアの進化がもたらしたゲーム体験の革新
1988年、ゲーム史において大きな転換点となるタイトルが登場した。それが、PCエンジンCD-ROM²用ソフト『ファイティング・ストリート』である。ハドソンがリリースしたこの作品は、カプコンのアーケードゲーム『ストリートファイター』(1987年)を原作とする家庭用初移植であり、加えて、世界初のCD-ROMソフトとしても注目を集めた。
CD-ROMによるゲームは、それまでのROMカートリッジに比べて圧倒的な情報量を扱えることが最大の強みだった。本作では、その大容量を最大限に活かし、ステージごとの音声演出、重厚なBGM、ナレーション付きイントロなど、当時のプレイヤーが驚愕するほどの没入感を実現している。

CD音源による臨場感溢れるサウンドデザイン
『ファイティング・ストリート』を語るうえで外せないのが、CD音源による音響表現である。特にステージBGMの完成度は非常に高く、アレンジも加えられていて、ハードなバトルを盛り上げるだけでなく、各国の雰囲気を感じさせる演出が施されている。
効果音もまた臨場感に富み、パンチの打撃音や必殺技のエフェクト音が生々しく響き渡ることで、プレイヤーはまるで実際にリング上にいるかのような感覚に陥る。加えて、ステージ冒頭でのボイス演出やゲーム開始時のナレーションが、ゲーム全体にシネマティックな印象を与えていた。

格闘ゲームの礎となる骨太なゲームデザイン
後に空前のブームを巻き起こす『ストリートファイターII』の原点にあたる本作は、単純な1対1の対戦型アクションゲームでは終わらない、ストイックな格闘の魅力が詰まっている。
主人公のリュウ(もしくはケン)を操り、世界中の格闘家たちと戦いを繰り広げるのが基本的な流れだが、特徴的なのは必殺技の存在。波動拳・昇龍拳・竜巻旋風脚といった技はこの時点で既に登場しており、プレイヤーのスキル次第で勝敗を左右する要素となっていた。
ただし、これらの必殺技は現代の格闘ゲームのように簡単に出せるわけではない。かなり厳しいコマンド入力が要求されるため、技を体得するまでに多くの時間と練習が必要だった。それだけに、技が成功したときのカタルシスは大きく、熟練するほどに「自分の腕で勝利を掴む喜び」が味わえた。

押しっぱなしで攻撃強度が変わる独自の操作方式
オリジナルであるアーケード版『ストリートファイター』は、押す強さによって攻撃の威力が変わる「圧力感知型ボタン」を搭載していたことで知られる。PCエンジン版では、これを「ボタンを押している時間」によって再現するという工夫が施された。
この仕様は、単なる代替ではなく、新たな操作体験として受け入れられた。プレイヤーは戦闘中に「どれだけ押し続けるか」を瞬時に判断しなければならず、戦略性が増す形となった。攻撃の出しどころや駆け引きの深みが増し、格闘というジャンルにおける「読み合い」の魅力が初めて家庭用ゲームに持ち込まれた瞬間でもあった。

世界を巡るバトルと個性豊かなライバルたち
本作では、プレイヤーは世界各国の格闘家たちと順番に戦っていくことになる。ステージはそれぞれ異なる文化背景を反映しており、ビジュアル面やBGMにその国らしさが表現されている。
中国の少林拳士、アメリカのプロレスラー、イギリスのカンフーマスターなど、登場キャラクターたちは個性豊かで、一人ひとりに明確な戦闘スタイルが存在する。単調なバトルの繰り返しにならないよう設計されており、「次はどんな相手だろう」という期待感がプレイヤーのモチベーションを維持してくれる。

アーケードファンも納得の移植度
アーケードから家庭用への移植といえば、グラフィックの劣化や操作のもたつきなどが当時の常識だった。しかし『ファイティング・ストリート』は、アーケードファンからも「意外なほど良好な移植」と評価された稀有な存在である。
キャラクターの動きは滑らかさを保っており、エフェクトも的確に再現。操作レスポンスも家庭用とは思えないほど優れており、格闘ゲームの移植作品として非常に高い完成度を誇っていた。また、前述の通りCD音源による音響強化も加わり、アーケードでは味わえなかった“聴く楽しみ”も加味された。

評判:当時のプレイヤーが感じた衝撃と余韻
当時本作をプレイしたユーザーの多くは、「CD-ROMによる音と映像の迫力」に驚いたという声を上げている。また、「初めて出せた波動拳の感動」や「ライバルとの死闘の記憶」など、ストイックで手ごたえのあるプレイ体験は、強烈な印象として記憶に残った。
一方で、「難しすぎてクリアできなかった」「必殺技がなかなか出せずに悔しかった」という感想も少なくなく、敷居の高さが指摘されたこともあった。しかし、こうした“玄人向けの味”が後年の評価へとつながっており、コアなファン層を形成することに成功している。

結びに代えて:原点にして頂点と呼ばれる理由
現在に至るまで、『ストリートファイター』初代作の本格的な移植は非常に限られており、『ファイティング・ストリート』は長年にわたり唯一の家庭用移植として君臨していた。その希少性、完成度、そして技術的挑戦は、今なお語り継がれるべきものである。
リュウの放つ一発の波動拳、CDから響く熱いBGM、静かに燃える格闘家のまなざし――それらすべてが、時代を越えて“格闘ゲームの原風景”として心に刻まれる。本作は、革新と情熱の交差点に立つ、ゲーム史に燦然と輝く名作である。

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●感想や評判

◆CD-ROMが変えたゲームの“質感”
『ファイティング・ストリート』の最大の特徴は、当時としては革命的とも言えるCD-ROMという媒体の採用だった。容量の制約から解放されたこの新しいフォーマットは、ゲームにおける「音」の体験を劇的に変えた。
BGMはCD-DA形式による収録で、家庭用ゲームとしては異例の高音質。さらに、各ステージの導入時には音声によるナレーションが流れるなど、プレイヤーにとってはまるでアニメや映画を操作しているかのような臨場感が味わえた。
当時の反応としては、「ゲームが喋った!」という驚きが最初に来ており、それまでのピコピコ音とは一線を画す“リアルな音”が家庭のテレビから流れることに対する感動が、口コミや雑誌の投稿欄、店舗でのデモプレイの様子からも多く確認されている。
この「音の表現力」への賛辞は、当時のゲーム専門誌やPCエンジン専門誌でも頻繁に取り上げられ、本作はCD-ROMによる“聴覚革命”の象徴として語られることになった。

◆格闘アクションの原点にして、異端
本作は、“後の『ストリートファイターII』ブームの礎”と称されることが多いが、ゲーム内容自体は現在の格闘ゲームの常識とは大きく異なる。
操作体系として、オリジナルのアーケード版では圧力感知式ボタンにより攻撃の強弱が決まるという斬新な仕様が採用されていたが、PCエンジン版ではこれを「ボタン長押しで攻撃力が変わる」という独自のシステムで代替していた。
また、技のコマンド入力は非常にシビアで、波動拳や昇龍拳など、後年では定番となる必殺技もこの時点では“偶然出せたらラッキー”といったレベルであり、格闘ゲームを初めてプレイする層にとっては、敷居が高すぎると感じるケースも少なくなかった。
そのため、世間での評判は二極化することとなった。アクションゲームに慣れた上級者層からは「やりごたえがある」「技を出すまでの練習が楽しい」と好意的に受け取られた一方で、初心者層やライトユーザーからは「技が出せない」「難易度が理不尽」といった不満の声も散見された。

◆世間の注目度と市場の受け止め方
『ファイティング・ストリート』は、単なる新作ゲームではなく、PCエンジンCD-ROM²本体とセットで紹介される“技術の象徴”的存在として展開された。ゲーム店の広告やカタログ、テレビCMなどでは「CD-ROM時代の到来」を前面に押し出し、本作を通じて新たなゲーム体験ができることが強調された。
結果として、CD-ROM²本体の販売促進には一定の効果を発揮したとされるが、当時としては価格が高額だったため、購入層は比較的限られたハイエンドユーザーやゲームマニア層に偏っていた。
ゲーム誌に掲載されたレビューでは、音楽やグラフィックの演出面は高く評価される一方、操作感やゲームバランスに関しては「一部に熱狂的な支持を受けるが、一般受けはしない」という論調が目立っていた。

◆“通好み”のゲームとしての評価形成
時間の経過とともに、本作に対する評価は少しずつ変化していった。1991年に『ストリートファイターII』が大ヒットを記録し、格闘ゲームというジャンルが一躍メインストリームとなった際、本作は“伝説の第一作”としてあらためて脚光を浴びることとなった。
ただし、誰もが手放しで楽しめる作品というよりは、「挑戦する価値がある」「修行を積むようなゲーム体験が味わえる」といった、いわば“硬派”なゲームとしての評価が中心となった。
このようにして『ファイティング・ストリート』は、「難しいが熱中できる」「知る人ぞ知る一本」としてゲーム愛好家の間で語り継がれる存在となり、やがて“過小評価された名作”という位置づけも確立していく。

◆当時の報道・レビュー・掲載誌から見る客観的評価
1989年から1990年にかけてのゲーム関連雑誌における論調を総合すると、本作に対する評価は主に以下のように整理されている:
技術面(BGM・音声演出・ロード演出):極めて高評価。特にCD-DAの音質に関しては、「家庭用ゲームとして初のレコードレベル」と紹介された。
操作性・ゲームバランス:評価が分かれた項目。熟練者からは「原点回帰的な硬派さ」と捉えられる一方、初心者や一般層には「ストレスが多い」「とっつきにくい」という印象を与えた。
移植度:グラフィック面の簡略化はあったが、雰囲気やステージ演出の再現度は高く、アーケード版の雰囲気をよく保っているとされた。
話題性・注目度:CD-ROM²第一弾タイトルとしては抜群の話題性を誇り、特にゲーム業界において“次世代の指標”として扱われた。

◆今なお語られる「最初の衝撃」
現代においても『ファイティング・ストリート』は、PCエンジンの象徴的タイトルとして紹介されることが多く、ゲーム史や技術史における重要なマイルストーンとされている。
“ストII以前”の格闘ゲームがいかに未成熟であったかを知る上で、本作は貴重な教材であり、同時にCD-ROMという技術がいかにしてゲームに新たな価値をもたらしたかを示す事例でもある。
近年では、レトロゲームの再評価の波に乗り、本作に触れた若い世代からも「意外な面白さがある」「当時の熱気が伝わってくる」という声が見られ、単なる懐古対象に留まらない生きた存在として語られ続けている。

◆結びに:失われた先駆者ではなく、語り継ぐべき礎
『ファイティング・ストリート』は、失敗作とも成功作とも明確に言い切れない、非常に複雑な評価軸に置かれたタイトルである。しかし、そこにこそ本作の真価がある。
派手さや即効性はないが、じわじわと染み入るような独特の魅力。プレイヤーの技術を試し、試行錯誤の末に勝利を掴ませるゲームデザイン。CD-ROMというメディアが生んだ音の豊かさ。これらすべてが噛み合った本作は、まさに“時代の転換点”を象徴する作品だった。
格闘ゲームの礎を築いた名もなき挑戦者たちの思いを受け継ぎ、『ファイティング・ストリート』は今も静かに、しかし確実にゲーム史の片隅で光を放ち続けている。

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●イベントやメディア展開など

発売前のプロモーション戦略
『ファイティング・ストリート』の発売に先立ち、ハドソンは多岐にわたるプロモーション活動を展開しました。​特に、ゲーム雑誌への広告掲載や特集記事の依頼、さらにはテレビCMの放映など、当時のゲーム業界としては積極的なメディアミックス戦略を採用していました。​これらの施策は、CD-ROM²という新しい媒体の可能性を広く伝えるとともに、『ストリートファイター』の家庭用移植版としての期待感を高める効果がありました。​

発売記念イベントの開催
ゲームの発売を記念して、主要都市のゲームショップや家電量販店で体験会が実施されました。​これらのイベントでは、来場者が実際に『ファイティング・ストリート』をプレイできる機会が提供され、ゲームの魅力を直接体感する場となりました。​また、一部の会場では、ゲームの高得点を競うミニトーナメントが開催され、優勝者にはオリジナルグッズが贈呈されるなど、参加者の熱意を引き出す工夫が凝らされていました。​

メディアでの特集とレビュー
発売後、多くのゲーム雑誌が『ファイティング・ストリート』の特集記事やレビューを掲載しました。​特に、CD-ROM²の高容量を活かしたグラフィックやサウンドのクオリティ、アーケード版からの忠実な移植度が評価されました。​一方で、一部のレビューでは、ロード時間の長さや操作性に関する指摘も見られ、これらのフィードバックは後のCD-ROM²タイトル開発における課題として認識されることとなりました。​

関連グッズとキャンペーン
『ファイティング・ストリート』の人気を受けて、関連グッズも多数展開されました。​ゲーム内のキャラクターをデザインしたTシャツやポスター、さらにはサウンドトラックCDなど、多彩な商品がファンの間で話題となりました。​また、ハドソンは購入者を対象としたプレゼントキャンペーンを実施し、応募者の中から抽選で限定グッズが贈られるなど、ユーザーとのエンゲージメントを深める取り組みも行われました。

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●中古市場での現状

1. オークションサイトでの取引状況
代表的なオークションサイトであるYahoo!オークションでは、過去120日間に約50件の『ファイティング・ストリート』関連商品の落札が確認されています。​これらの平均落札価格は約3,727円となっています。 ​ただし、商品の状態や付属品の有無によって価格は変動し、例えば、箱・説明書付きの美品は高値で取引される傾向があります。​

2. フリマアプリでの販売状況
メルカリでは、『ファイティング・ストリート』の出品が複数確認できます。​価格帯は1,000円から9,840円と幅広く、商品の状態や付属品の有無、出品者の設定価格によって異なります。​特に美品や希少なアイテムは高値で取引される傾向があります。​

3. 中古ゲームショップでの販売価格
中古ゲームショップの駿河屋では、『ファイティング・ストリート』の中古品が4,590円(税込)で販売されています。 ​また、状態に応じて価格が設定されており、例えば、説明書不備のものは2,910円、ディスクのみの場合は1,100円となっています。​さらに、駿河屋ではこの商品の買取価格を2,000円と設定しています。​

4. その他のオンラインショップでの価格
楽天市場では、複数のショップが『ファイティング・ストリート』を取り扱っており、価格は3,280円から8,200円程度となっています。​商品の状態や付属品、ショップの評価などを考慮して購入を検討することが重要です。

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●本や雑誌での評価

★『電撃PCエンジン』
販売会社:​メディアワークス​
販売年:​1988年​
販売価格:​980円​
掲載内容:
​『ファイティング・ストリート』の特集記事が組まれ、ゲームの基本操作、キャラクター紹介、必殺技のコマンド入力方法などが詳細に解説されています。また、ゲームの評価として、移植度の高さやCD-ROM²の音声・音楽のクオリティが高く評価されています。​

★『PC Engine FAN』
販売会社:​徳間書店​
販売年:​1988年​
販売価格:​880円​
掲載内容:​
新作ゲーム紹介コーナーにて、『ファイティング・ストリート』が取り上げられています。アーケード版からの忠実な移植であること、CD-ROM²の大容量を活かした高品質なBGMやボイスが特徴として紹介されています。​

★『Beep』
販売会社:​ソフトバンク​
販売年:​1988年​
販売価格:​900円​
掲載内容:
​『ファイティング・ストリート』のレビュー記事が掲載されており、ゲームシステムや操作性、グラフィック、サウンド面についての評価が行われています。特に、CD-ROM²の特性を活かした音声のクリアさや、アーケード版に近い操作感が高く評価されています。​

★『マル勝PCエンジン』
販売会社:​角川書店​
販売年:​1988年​
販売価格:​930円​
掲載内容:
​ゲームの攻略記事が掲載されており、各ステージの攻略ポイントや敵キャラクターの特徴、効果的な戦術などが詳しく解説されています。特に、必殺技の出し方やタイミングについてのアドバイスが充実しています。​

★『ファミコン通信』
販売会社:​アスキー​
販売年:​1988年​
販売価格:​950円​
掲載内容:
​『ファイティング・ストリート』のレビューが掲載されており、ゲームの特徴や魅力、アーケード版との違いなどが紹介されています。特に、CD-ROM²ならではの高品質なサウンドや、ロード時間についての言及があります。​

★『CD-ROM FAN 創刊号』
販売会社:徳間インターメディア
販売年:1989年
販売価格:980円
掲載内容:
『ファイティング・ストリート』は創刊号の中で「CD-ROMの可能性を示した記念碑的ソフト」として紹介されています。特に音声再生の滑らかさや、従来のHuカードでは表現しきれなかった演出面の充実が評価され、CD-ROM時代の到来を告げるゲームとして掲載されました。ボイス演出やドラマパートの再現力に注目し、今後の大作ゲーム群への期待感を高める一例として挙げられています。

★『ALL ABOUT PCエンジン CD-ROM²』
販売会社:勁文社
販売年:1989年
販売価格:1,200円
掲載内容:
PCエンジンとその周辺機器を総合的に扱った書籍の中で、『ファイティング・ストリート』は「CD-ROM²第1弾ソフト」という歴史的ポジションから詳しく取り上げられています。ゲーム画面、操作体系、アーケード版との比較、CDメディアによる読み込み構造などに触れ、ゲームそのものの面白さよりも“ハードウェアの性能デモンストレーション”として高く評価されています。また、当時の開発インタビュー抜粋もあり、ハドソンとカプコンとの関係性や移植過程の苦労も語られていました。

★『PCエンジン SUPER CATALOG Vol.1』
販売会社:白夜書房
販売年:1990年
販売価格:980円
掲載内容:
『ファイティング・ストリート』は“初期CD-ROMタイトル”として紹介され、ゲーム性については「やや操作にクセがあるが、CDならではの臨場感がある」と記載。他のCD-ROMタイトルと比較した相対評価が掲載されており、特に「ストII以前の時代を感じさせる原始的格闘スタイル」として、歴史的意義に重きが置かれています。また、読者による5段階評価も掲載されており、「グラフィック:3」「サウンド:5」「ゲーム性:3」といった数値でゲームの魅力を数値化していました。

★『ファミリーコンピュータMagazine増刊 PCエンジン大全』
販売会社:徳間書店
販売年:1992年
販売価格:1,300円
掲載内容:
この総合誌では「CD-ROM黎明期を支えた最初のタイトル」として紹介され、ゲーム内容というよりは技術史的な視点から語られています。「アーケード版の雰囲気を家庭で体験できた初の試み」として、音声演出のリアルさや、当時としては珍しいセーブ機能の存在などがピックアップされていました。また、開発裏話として「当初の収録音声は容量オーバーで泣く泣くカットされた部分がある」との記述もあり、開発段階の工夫や苦労が垣間見えます。

★『ゲームサイド レトロゲーム特集号』
販売会社:マイクロマガジン社
販売年:2007年
販売価格:1,200円
掲載内容:
時代を経た後の再評価として取り上げられた『ファイティング・ストリート』は、「失われた格闘元年の記録」として再び脚光を浴びています。初代『ストリートファイター』という点よりも、CD-ROMというメディアを使った先進的試みに注目が集まり、開発者や当時のプレイヤーによる回想インタビューが掲載されています。特に、ジョイスティックでの操作が前提だったアーケード版を家庭用に落とし込む苦労が丁寧に語られています。

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