
【中古】PCエンジンCDソフト No-Ri-Ko小川範子
【メーカー】:ハドソン
【開発】:アルファ・システム
【発売日】:1988年12月4日
【販売価格】:4,980円
【メディア】:CD-ROM
【ゲームジャンル】:アドベンチャーゲーム
●概要
1988年12月4日、ハドソンはPCエンジン用CD-ROM²システムのローンチタイトルとして、『No・Ri・Ko』をリリースしました。このゲームは、当時の人気アイドルである小川範子さんとのバーチャルデートを体験できるアドベンチャーゲームで、CD-ROM²の可能性を示す意欲的な作品として注目を集めました。
ストーリーとゲームプレイ
物語は、主人公が谷本重美(小川範子さんの本名)名義の定期券を拾い、そのお礼として小川範子さんのコンサートに招待されるところから始まります。コンサート後、主人公は楽屋で小川範子さんと出会い、翌日のオフにデートの相手を頼まれます。デートでは、原宿、渋谷、六本木、軽井沢といった場所を訪れ、それぞれの場所で異なるイベントを体験します。例えば、原宿ではブティックでのウィンドウショッピング、渋谷ではルーレットで昼食メニューを決める、六本木ではディスコでのダンス、軽井沢では写真撮影など、多彩なシチュエーションが用意されています。
収録楽曲とサウンド
本作には、小川範子さんが歌う3曲が収録されています。これらの楽曲は、ゲーム内のイベントやシーンで流れ、プレイヤーに臨場感を提供します。特に、ディスコのシーンでは「こわれる」、クイズの結果に応じて「永遠のうたたね」が流れるなど、ゲームプレイと音楽が密接に結びついています。CD-ROMの大容量を活かした高品質なサウンドは、当時のゲームとしては画期的なものでした。
ゲームの特徴と技術的革新
『No・Ri・Ko』は、以下の点で技術的な革新を示しています:
実写映像と音声の融合:CD-ROMの大容量を利用し、小川範子さんの実写映像や生声をゲーム内に取り入れることで、リアルなデート体験を実現しています。
マルチシナリオ構造:プレイヤーの選択によって訪れる場所やイベントが変化し、異なるシナリオを楽しむことができます。
インタラクティブな要素:クイズや相性占い、あっち向いてホイなど、プレイヤーが直接参加できるミニゲームが多数盛り込まれています。
市場での評価と影響
『No・Ri・Ko』は、CD-ROM²システムの可能性を示す先駆的な作品として評価されました。特に、実写映像と音声を活用した新しいゲーム体験は、多くのプレイヤーに新鮮な驚きを与えました。一方で、ゲーム性やボリュームに関しては賛否が分かれ、短時間でクリアできる点や、ゲームとしての深みが不足しているとの指摘もありました。それでも、本作はアイドルゲームの先駆けとして、その後の作品に影響を与えたとされています。
まとめ
『No・Ri・Ko』は、1988年に発売されたPCエンジンCD-ROM²システムのローンチタイトルとして、技術的な革新と新しいゲーム体験を提供しました。小川範子さんとのバーチャルデートを通じて、実写映像や高品質なサウンドを楽しむことができる本作は、ゲーム史における重要な一歩を示す作品として記憶されています。
●ゲームの魅力とは?
実写映像と音声による臨場感あふれる体験
『No・Ri・Ko』最大の特徴は、CD-ROMの大容量を活用した実写映像と音声の導入です。ゲーム内では、小川範子さんが実際に登場し、プレイヤーとのデートを演じます。これにより、従来のゲームでは味わえなかったリアルな臨場感と没入感を提供しています。特に、プレイヤーが入力した名前を小川範子さんが呼ぶシーンは、ファンにとって非常に魅力的な演出となっています。
シンプルながらも多彩なデートスポットとイベント
ゲームはアドベンチャー形式で進行し、プレイヤーは小川範子さんとのデートの行き先を選択します。選べるデートスポットは、原宿、渋谷、六本木、軽井沢の4か所で、それぞれ異なるイベントが用意されています。例えば、原宿ではショッピング、渋谷ではルーレットでの食事決定、六本木ではディスコでのダンス、軽井沢では写真撮影など、多彩なシチュエーションが楽しめます。これにより、プレイヤーは何度もゲームをプレイし、異なるデート体験を味わうことができます。
小川範子さんの楽曲収録と音楽の魅力
本作には、小川範子さんの楽曲が3曲収録されており、デート中の特定のシーンで聴くことができます。これらの楽曲は、ゲームの雰囲気を一層盛り上げ、プレイヤーにとって特別な体験を提供します。CD-ROMならではの高音質で再生される楽曲は、当時のゲームとしては非常に新鮮で、音楽とゲームの融合という新たな可能性を示しました。
ファンからの評価と反響
発売当時、『No・Ri・Ko』はその革新的な内容とアイドルとのバーチャルデートというコンセプトで大きな話題となりました。プレイヤーからは、「当時は喋る、歌う、実写、まさに驚きだった。今じゃ普通ですけどね。このゲームのおかげで小川範子の存在を知りました。設定は無理あるけどファンなら楽しめますよ。」といった声が寄せられています。 また、「アイドルと1日デートができちゃう夢のようなソフトです。デビュー曲の『涙をたばねて』他2曲が収録されています。」といった感想もあり、ファンにとって特別な作品であったことが伺えます。
技術的革新とゲーム業界への影響
『No・Ri・Ko』は、世界初のゲーム機向けCD-ROMソフトの一つとして、ゲーム業界に大きな影響を与えました。CD-ROMの大容量を活用することで、実写映像や高品質な音声の再生が可能となり、ゲームの表現力が飛躍的に向上しました。この技術的革新は、後のマルチメディア時代の到来を予感させ、多くのゲーム開発者に新たな可能性を示しました。
●感想や評判
プレイヤーの反応と感想
『No・Ri・Ko』をプレイしたユーザーからは、以下のような感想が寄せられています。
技術的革新への驚き:「当時は喋る、歌う、実写、まさに驚きだった。今じゃ普通ですけどね。このゲームのおかげで小川範子の存在を知りました。設定は無理あるけどファンなら楽しめますよ。」
ゲーム性の評価:「ゲーム性は薄く、30分もかからずにクリアできてしまいます。最初に登録した名前を彼女が生声で呼んでくれるのがファンにはたまらないかもしれません。」
ファン向けの内容:「小川範子ファンなら激しく『買い』であり、その他の人にしてみれば、全く必要がない、コアな人向け。」
これらの意見から、当時の技術的進歩に対する驚きや、ファンにとっての特別な価値が感じられます。一方で、ゲームとしてのボリュームや一般的なゲーム性については賛否が分かれるようです。
世間の評価
『No・Ri・Ko』は、CD-ROM²システムのローンチタイトルとして、技術的なデモンストレーション的役割も担っていました。実際、当時のゲーマーやファンからは、以下のような評価が見受けられます。
CD-ROMの可能性を示す作品:「(当時としては)CDロムロムの性能の凄さが分かった。」
アイドルゲームの先駆け:アイドルと1日デートができるというコンセプトは、後の恋愛シミュレーションゲームの先駆けとも言え、特にファン層から高い支持を得ました。
一方で、ゲーム性の薄さやプレイ時間の短さから、一般的なゲーマーからの評価は分かれる傾向にありました。
メディアの評価
ゲーム雑誌やメディアからの評価も多岐にわたります。一部のレビューでは、以下のような意見が見られます。
技術的革新の評価:CD-ROMの大容量を活用し、実写映像や音声を取り入れた点は高く評価されています。特に、プレイヤーが入力した名前を小川範子さんが呼ぶシステムは、当時としては画期的でした。
ゲーム内容の評価:一方で、ゲーム自体のボリュームやリプレイ性については課題が指摘されています。「ゲーム性は薄く、30分もかからずにクリアできてしまいます。」
総じて、技術的な挑戦や新しい試みとしての評価は高いものの、ゲームとしての完成度や深みについては、さらなる工夫が求められるとの意見が見受けられます。
●イベントやメディア展開など
1. 発売記念イベントの開催
『No・Ri・Ko』の発売を記念して、ハドソンは主要都市で小川範子さんを招いたトークショーやサイン会を実施しました。これらのイベントでは、ゲームのデモンストレーションや、制作秘話の紹介が行われ、ファンとの直接的な交流の場となりました。特に東京・秋葉原で開催されたイベントには、多くのファンが詰めかけ、会場は熱気に包まれました。
2. 店頭デモンストレーションの実施
ゲームショップや家電量販店では、『No・Ri・Ko』の店頭デモンストレーションが行われました。実際にゲームをプレイできるコーナーが設置され、CD-ROM²システムの高品質な映像と音声を体験した来店者からは驚きの声が上がりました。特に、実写映像と音声がシームレスに組み合わさったゲームプレイは、当時のゲームファンに新鮮な驚きを提供しました。
3. テレビ番組での特集
『No・Ri・Ko』の発売に合わせて、テレビのゲーム情報番組やバラエティ番組で特集が組まれました。小川範子さん自身が出演し、ゲームの魅力や撮影時のエピソードを語る場面も放送され、視聴者からは「実際のアイドルがゲームに登場するなんて画期的だ」といった声が寄せられました。
4. 雑誌での特集記事
ゲーム雑誌やアイドル誌では、『No・Ri・Ko』の特集記事が多数掲載されました。ゲームの内容紹介や攻略法、さらには小川範子さんのインタビュー記事など、多角的な視点から本作の魅力が伝えられました。特に、ゲーム内で使用された楽曲や映像の制作秘話に関する記事は、ファンの関心を引きました。
5. ラジオ番組での紹介
ラジオ番組でも『No・Ri・Ko』は取り上げられ、小川範子さんがゲスト出演してゲームの魅力を語る場面もありました。リスナーからは、「ゲームを通じて小川さんの新たな一面を知ることができた」といった感想が寄せられ、ゲームとアイドルの新しいコラボレーションの形として注目されました。
●中古市場での現状
オークションサイトでの落札価格
オークションサイトでは、『No・Ri・Ko』の出品が散見されます。過去の落札データによると、以下のような価格帯で取引されています:
未開封品:3,500円から4,001円程度で落札されています。例えば、未開封の『No・Ri・Ko』が3,500円で落札された事例があります。
中古品:状態や付属品の有無により、1,200円から8,500円と幅広い価格で取引されています。平均的な落札価格は約4,321円と報告されています。
これらのデータから、商品の状態や希少性が価格に大きく影響していることがわかります。
中古ゲームショップでの販売価格
中古ゲームショップでも『No・Ri・Ko』は取り扱われています。例えば、駿河屋では中古品が2,520円(税込)で販売されています。 ただし、在庫状況や商品の状態によって価格が変動するため、購入前に確認することが重要です。
●本や雑誌での評価
★『コンプティーク1989年2月号』
販売会社: 角川書店
販売年: 1989年
販売価格: 590円
内容:
この号では、「新世代メディア特集」という特集企画の一環として『No・Ri・Ko』が登場。当時はまだ馴染みの薄かったCD-ROMという媒体の強みを活かし、“アイドルと本当に会っているかのような感覚”をプレイヤーにもたらす新体験として、非常に高く評価されています。誌面では小川範子の表情をクローズアップした写真付きの紹介が掲載されており、ページ全体から編集部の力の入れようが伝わってきます。
★『マル勝PCエンジン 1989年3月号』
販売会社: 角川書店
販売年: 1989年
販売価格: 520円
内容:
PCエンジン専門誌である本誌では、より技術的な側面から『No・Ri・Ko』を検証。ビジュアル面や音声処理、分岐型のアドベンチャー構造が丁寧に分析され、CD-ROM²というフォーマットの将来性を指摘しています。また、シナリオ構成や分岐の流れも図解され、単なるアイドルゲーではなく“マルチシナリオ・恋愛体験型ソフト”として一目置かれていたことがわかります。
★『PCエンジン FAN 1989年4月号』
販売会社: 徳間書店
販売年: 1989年
販売価格: 500円
内容:
読者アンケートにおける「意外とハマったゲーム部門」で『No・Ri・Ko』がランクイン。誌面では、「普段アクションばかりプレイする自分が、まさかアイドルと会話するゲームに没頭するとは…」という読者のコメントが紹介されるなど、幅広い層に刺さったことが伺えます。また、巻頭特集では“CD-ROMの新世代ヒロイン”として小川範子が取り上げられ、ゲームという枠を超えて“電子女優”という新たな概念も生まれたと紹介されています。
★『ファミコン通信』
販売会社:アスキー(現KADOKAWA)
販売年:1988年
掲載内容:『ファミコン通信』は、家庭用ゲーム全般を扱う雑誌で、『No・Ri・Ko』のレビューを掲載しました。
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