
ダッシュ勝平 Vol.2【Blu-ray】 [ 田中真弓 ]
【アニメのタイトル】:ダッシュ勝平
【原作】:六田登
【アニメの放送期間】:1981年10月4日~1982年12月26日
【放送話数】:全65話
【監督】:林政行、原征太郎
【シリーズ構成】:柳川茂
【音楽】:はやしこば
【作画監修】:宮本貞雄
【作画監督】:河合静男
【美術監督】:新井寅雄
【脚本】:山本優、山崎晴哉、小山高男、首藤剛志
【演出】:林政行、石田昌平、香川豊
【制作】:タツノコプロ、フジテレビ
【放送局】:フジテレビ系列
●概要
1981年10月4日から1982年12月26日にかけて、フジテレビ系列で全65話にわたり放送されたテレビアニメ『ダッシュ勝平』。本作は、当時の少年誌で絶大な人気を誇った六田登による同名漫画を原作とし、スポーツを軸にしながらもギャグ要素を大胆に取り入れた意欲作として注目を集めました。
主人公の坂本勝平(さかもと・かっぺい)は、まるで何かの間違いかと思えるようなきっかけでバスケットボール部に入部しますが、そこで繰り広げられるのは常識破りの超展開。彼の独自の発想力と運動神経、そして女性教師への異常な情熱(!?)が、物語を思わぬ方向へと導いていきます。
アニメ版は原作に忠実にスタートしたものの、放送が原作の展開に追いつくと、バスケットボールの枠を飛び越えたスポーツチャレンジやSF風の冒険譚など、完全オリジナルの展開を展開。まさに「ギャグとスポーツとカオス」の融合体として、唯一無二の存在感を放っていました。
原作について:六田登が描く異端の青春譚
本作の原作は、『週刊少年サンデー』(小学館)にて1979年から連載されていた六田登による同名漫画。六田氏は後に『F』や『雷火』といったシリアスな作品でも知られるようになりますが、当時は破天荒なギャグセンスと、シンプルながらもクセの強い作画で、熱心なファンを獲得していました。
『ダッシュ勝平』は、バスケットボールを題材にしながらも、決して「王道スポーツ漫画」とは言い切れない変化球的な魅力を持ち、まさに“型破り”の青春を描いていたのです。
ストーリー概要:パンティーが運命を変えた!?
物語は、主人公・坂本勝平が、ひょんなことからバスケットボール部に入部するところから始まります。きっかけは極めて不純。なんと、女子バスケ部の監督を務める美人教師・月影千秋(つきかげ・ちあき)のスカートの中を偶然のぞいてしまい、彼女の履いていた純白のパンティーに心を奪われた勝平が、「この人に会うためなら何でもする!」という思いで男子バスケ部に加入したのです。
しかし、勝平は単なる変態少年ではありません。身長は小柄ながらも、驚異的なジャンプ力と瞬発力、そして何よりも型破りな発想力を武器に、バスケットの世界で次々と独自の“秘技”を編み出し、相手チームを翻弄していきます。
当初はコミカルな日常と部活ライフが中心でしたが、物語が進むにつれて試合のスケールも拡大し、ギャグと真剣勝負のバランスが絶妙に保たれていきます。
アニメオリジナル展開:スポーツの枠を超えて
アニメ版は原作に忠実に始まりましたが、原作の展開に放送が追いつくと、そこからはスタッフの創意工夫による大胆なオリジナル回が続きます。
特に注目すべきは、勝平がバスケット以外のスポーツにまで手を出していく展開。相撲、トライアスロン、ゴルフ、アイスホッケーなど、バラエティに富んだ種目に挑戦し、各競技で独自の“勝平流”の戦術を編み出しては周囲を驚かせます。
さらには、宇宙へ飛び出したり、時空を超える冒険に出たりと、もはやスポーツ作品の枠すらも飛び越えた、SFやファンタジー的な要素も登場。毎回の放送が「今回は何をやるんだ!?」という驚きに満ちており、視聴者を飽きさせない工夫が随所に凝らされていました。
視聴者の反応と時代背景
1980年代初頭の日本においては、スポ根(スポーツ根性)ものが主流であり、『キャプテン翼』や『タッチ』といった王道作品が次々と登場する中、『ダッシュ勝平』はその風潮に一石を投じるような異色の作品でした。
視聴者からは、「何でもありの展開が面白い」「勝平の自由奔放さに元気をもらえる」といった声が多数寄せられ、コアなファン層を築きました。一方で、ギャグの過激さや描写のアクの強さゆえに、好みが分かれる部分もあったのも事実です。
Blu-ray化と再評価
長らく再放送やパッケージ化に恵まれなかった本作ですが、2017年には待望のBlu-ray BOXが発売され、当時のファンやアニメ史研究者の間で大きな話題となりました。高画質で蘇った『ダッシュ勝平』は、ノスタルジーと共に再評価され、改めてその斬新な構成や演出が注目されました。
おわりに:破天荒こそが青春の証
『ダッシュ勝平』は、一見するとギャグとお色気に頼ったドタバタアニメに見えるかもしれません。しかし、その裏には、常識にとらわれず自分のやりたいことを追い求める、熱く自由な“青春”が詰まっています。
坂本勝平という存在は、決して正統派のヒーローではありません。それでも彼は、自分なりのやり方で、壁をぶち壊しながら突き進みました。その姿に笑い、驚き、時に感動すら覚えた視聴者も少なくなかったでしょう。
バスケというスポーツを中心に据えながら、何でもありのジャンルを横断した『ダッシュ勝平』は、今なおアニメ史に残る伝説的作品として、語り継がれるにふさわしいタイトルです。
●あらすじ
主人公・坂本勝平の登場
青林高校1年生の坂本勝平は、身長が低いものの驚異的な運動神経を持つ少年です。彼は女性の純白の下着に強い関心を持ち、その色で女性の人格を見定めるという独自の信念を持っています。ある日、生活指導の岡崎先生に追われた勝平は、偶然バスケットボール部の練習に紛れ込みます。その際、美人コーチの夏かおり先生の純白の下着を目にし、その魅力に惹かれてバスケットボール部への入部を決意します。
バスケットボール部での活躍
バスケットボールのルールすら知らない勝平でしたが、持ち前の運動神経と独創的な発想で次々と秘技を編み出し、チームを勝利に導きます。彼の型破りなプレースタイルは、チームメイトや対戦相手を驚かせ、青林高校バスケットボール部は全国優勝を果たします。
新たな挑戦と多彩なエピソード
バスケットボールでの成功後、勝平は卓球、フェンシングなど、他のスポーツにも挑戦していきます。これらのエピソードでは、勝平の多才さと情熱が描かれ、物語に新たな展開をもたらします。
秋あかねとの関係
物語の中で、勝平はバスケットボール部のマネージャーである秋あかねと出会います。あかねは純白の下着を愛用しており、そのことから勝平は彼女に強い興味を抱きます。しかし、あかねは勝平の奇行に戸惑いながらも、次第に彼の純粋さと情熱に惹かれていきます。二人の関係は物語の中で徐々に深まっていきます。
誠一郎とのライバル関係
あかねの飼い犬である誠一郎は、人間の言葉を理解し、二足歩行で行動するなど、非常に人間味あふれるキャラクターです。彼はあかねに恋心を抱いており、勝平をライバル視しています。二人のコミカルな対立は、物語にユーモアと活力を与えています。
夏かおり先生との関わり
バスケットボール部のコーチである夏かおり先生は、美人でありながら厳格な指導者です。勝平の突飛な行動に手を焼きながらも、彼の才能を見抜き、指導を続けます。彼女と勝平の師弟関係は、物語の重要な軸となっています。
物語の展開と多様な要素
『ダッシュ勝平』は、スポーツギャグアニメとして、コミカルな要素とスポーツの熱血さを融合させた作品です。勝平の純白の下着への執着や、個性的なキャラクターたちとのやり取りが、物語にユーモアと深みを与えています。また、勝平がさまざまなスポーツに挑戦することで、物語の幅が広がり、視聴者を飽きさせません。
●登場キャラクター・声優
●坂本 勝平
声優:田中真弓
説明:青林高校1年生で、背は低いが抜群の運動神経を持つ。純白のパンティーに強いこだわりを持ち、その情熱が行動の原動力となる。
●秋 あかね
声優:津島瑞穂
説明:バスケットボール部のマネージャーで、純白のパンティーを愛用する美少女。勝平の奇抜な行動に戸惑いつつも、次第に彼に惹かれていく。
●誠一郎
声優:大平透
説明:秋家の愛犬で、あかねに好意を持っている。犬とは思えないほど人間臭く、事ある毎に勝平と対立する。
●夏 かおり/夏コーチ
声優:小宮和枝
説明:青林高校バスケット部の顧問で、勝平のクラスの担任でもある。美人コーチとして手腕を振るうが、勝平の突飛な行動に手を焼きながらも、彼の才能を見抜き指導する。
●立花 かおる
声優:井上和彦
説明:青林高校バスケット部の主将。良きキャプテンとしてリーダーシップを発揮するが、勝平の奇想天外なプレーにペースを乱される事が多い。
●牛山 大木
声優:長堀芳夫(郷里大輔)
説明:青林高校バスケット部員。愛称は「リトルジョン」。タラコ唇が特徴。
●狂四郎
声優:曽我部和行
説明:青林高校バスケット部員。チーム一の二枚目であるが、さほど活躍しない。最終決戦前に夏コーチに求婚した。
●石山 本願寺
声優:福士秀樹
説明:青林高校バスケツト部員。寺の息子で、口癖が「ナンマイダ、ナンマイダ」。
●島田 正午
声優:千葉繁
説明:青林高校バスケット部員。ロン毛でバンダナを巻いているが、チーム一存在感が薄い。
●大場 博
声優:村山明
説明:あかねの元彼で、勝平のバスケットボールのライバル。2メートルを超える長身が特徴。
●奥山/スブリ
声優:東美江
説明:卓球部の万年補欠であったが、勝平に才能を見抜かれ、対卓球部戦では勝平側に付く。その後もフェンシング部にも同行。最終戦まで残って活躍した、後半での勝平のパートナー的存在であった。
●主題歌・挿入歌・キャラソン・イメージソング
●オープニング曲
曲名:「見たいもの見たい」
歌手名:KiKi
作詞者:伊藤アキラ
作曲者:はやしこば
編曲者:川上了
歌のイメージ:
この曲は、主人公・勝平の好奇心旺盛で行動的な性格を表現しています。軽快なリズムと明るいメロディーが特徴で、作品のコミカルな雰囲気を盛り上げています。
歌詞の概要:
歌詞は、「見たいものを見たい」というフレーズを繰り返し、勝平の積極的な姿勢や前向きな気持ちを描いています。彼の行動力や好奇心が伝わる内容となっています。
歌手の歌い方:
KiKiの明るく元気な歌声が、曲のポジティブな雰囲気をさらに引き立てています。彼女の軽やかなボーカルが、楽曲全体に爽やかさをもたらしています。
視聴者の感想:
視聴者からは、「明るく楽しい曲で、アニメの世界観にマッチしている」との声が多く寄せられています。また、「歌詞が印象的で、聴いていると元気が出る」といった感想も見られます。
●エンディング曲
曲名:「青春ダッシュ!」
歌手名:KiKi
作詞者:伊藤アキラ
作曲者:はやしこば
編曲者:川上了
歌のイメージ:
この曲は、青春の疾走感や若者の情熱を表現しています。アップテンポなリズムとエネルギッシュなメロディーが特徴で、エンディングを盛り上げています。
歌詞の概要:
歌詞は、「君に会ったらダッシュ!」というフレーズから始まり、恋愛や青春の情熱を描いています。主人公のまっすぐな気持ちや行動力が伝わる内容となっています。
歌手の歌い方:
KiKiの力強くも柔らかい歌声が、曲の情熱的な雰囲気を際立たせています。彼女の表現力豊かなボーカルが、楽曲に深みを与えています。
視聴者の感想:
視聴者からは、「元気が出るエンディング曲で、聴くと前向きな気持ちになれる」との声が多く寄せられています。また、「歌詞が共感できる内容で、青春時代を思い出す」といった感想も見られます。
●アニメの魅力とは?
■破天荒だけどクセになる!『ダッシュ勝平』という異色アニメの世界
1981年10月から1982年12月まで、フジテレビ系列で放送されたアニメ『ダッシュ勝平』は、六田登の同名漫画を原作に持ち、スポーツ、ギャグ、ラブコメ、そして少しの感動が入り混じったカオスな青春アニメとして一部熱狂的な支持を得た。初見では「何だこのアニメ!?」と驚かれつつも、見れば見るほどクセになる中毒性を秘めていた本作。その魅力を、当時の時代背景やキャラクターの個性、演出のユニークさなどを絡めて深掘りしていこう。
■スポーツアニメの常識を破る「ギャグ×バスケ」という化学反応
『ダッシュ勝平』の中心となる舞台は、架空の青林高校。その男子バスケットボール部に所属する1年生・坂本勝平が主人公だ。バスケといえば、友情・努力・勝利という黄金パターンを連想するが、本作ではそういった“王道”は序盤から軽々とぶち壊される。
なにせ、主人公の勝平は女の子の下着の色を見て性格を判別するという、とんでもない特技(?)の持ち主。バスケに入部した理由も「美人コーチのパンティが純白だったから」という、ギャグ漫画も真っ青な動機である。
しかし侮るなかれ。このバカバカしい導入が、実は物語の全体像を象徴している。ギャグや色気に振り切っているようでいて、試合では意外と真剣にスポーツ描写を盛り込み、勝平の驚異的な跳躍力やテクニックがバスケの試合を熱く盛り上げる。スポーツとしての躍動感と、日常のハチャメチャさが絶妙にブレンドされた構成は、他のアニメにはない個性だった。
■主人公・坂本勝平の破天荒な魅力
本作最大の見どころは、やはり主人公・坂本勝平のキャラクター性だろう。小柄で、軽薄で、異常なまでに女好き。しかもパンチラ大好き。と聞けば「最低な奴」と思われても仕方ない。
しかし、彼の魅力はその“突き抜けたダメさ”にある。どんなときもブレない自分流、ひたすら突き進むエネルギー、そしてどこか憎めない無邪気さ。観ているうちに、なぜか応援したくなってしまう不思議なヒーロー像がそこにはある。
さらに、彼はただのスケベキャラではなく、時に抜群の運動神経と天性のひらめきでチームのピンチを救う場面も多く、実力で周囲を納得させる「異端のエース」としての側面も見せてくる。このギャップが、視聴者の心を掴んで離さない理由のひとつだ。
■魅力的なヒロインたちと青春模様のドタバタ劇
勝平を取り巻くヒロインたちの存在も、本作の大きな魅力だ。まずバスケ部の美人コーチ・夏かおり先生。清楚で知的、そしてスポーツに情熱を注ぐ凛とした姿は、まさに理想の年上女性。彼女の「純白のパンティ」が、勝平を動かすきっかけとなったこともあり、作中では“勝平の憧れ”として常に特別な存在感を放つ。
一方、もうひとりのヒロイン・秋あかねは、女子バスケット部のエースであり、勝平とはライバル関係にありながらも、微妙な距離感で恋の火花も散らす相手。勝平の言動に呆れつつも、どこか気になってしまう複雑な心情が描かれており、ラブコメ的なスパイスも絶妙だ。
このふたりの女性に挟まれて、勝平が右往左往する様子は、まさに80年代の青春ギャグアニメの王道。だが、その描写が一貫して軽快でテンポ良く、視聴者を飽きさせない作りになっているのがポイントだ。
■ギャグのテンポと演出力の高さ
本作を語る上で欠かせないのが、圧倒的なギャグ演出とテンポの良さ。例えば、勝平の「おパンティ鑑定」が決まるときの謎のエフェクト、画面を覆うようなデフォルメ顔、唐突に始まるバカ騒ぎなど、80年代アニメ特有の“勢いとノリ”が全開。
また、ギャグとスポーツ描写が自然に同居しているのも特徴的で、緊迫したバスケの試合中に突如としてギャグが炸裂するなど、緩急のバランスが巧みに設計されている。これは、作画・演出陣の力量あってこその演出で、当時のアニメーターたちの遊び心が随所に感じられる。
■音楽と主題歌が作品を彩るスパイスに
オープニングテーマ『見たいもの見たい』とエンディングテーマ『青春ダッシュ!』は、どちらもKiKiのハイトーンボイスと軽快なリズムが特徴的な良曲。歌詞はコミカルでありながらも、どこか青春の迷いや葛藤を投影しており、アニメの世界観をより深く印象づけている。
当時のアニメソングにしては珍しく、どちらの曲も女性ボーカルが主人公の行動を肯定するような目線で描かれており、「勝平のバカさ加減も青春の一部」として優しく包み込むような雰囲気があった。この点も、作品の持つ“憎めなさ”に拍車をかけている。
■当時の評価と今なお語り継がれる“異端の名作”
『ダッシュ勝平』は、放送当時から賛否両論を巻き起こした作品である。破天荒な設定と下ネタすれすれのギャグは、保守的な視聴者からは敬遠されたが、一方でその自由すぎる表現を「唯一無二のアニメ」として高く評価する声も多かった。
特に、少年誌的な王道ヒーロー像とは全く異なる勝平のキャラクターは、アニメ史における“型破りな主人公”として今なお語り継がれている。近年ではレトロアニメファンの間で再評価され、DVD化や配信も進み、新たな世代の視聴者からも「バカバカしすぎて最高」「こういうアニメ、今じゃ作れない」と熱い支持を受けている。
■まとめ:カオスこそが最大の魅力!『ダッシュ勝平』の真価とは
『ダッシュ勝平』は、ジャンルで括ることができないアニメだ。ギャグアニメであり、スポーツものでもあり、恋愛ドラマであり、青春の葛藤を描いた作品でもある。そのすべてが渾然一体となって、独自の“おバカで熱い世界”を構築している。
破天荒な主人公に笑いながら、気づけば真剣な試合に胸を熱くし、そして時折見せる青春の切なさにしんみりとする――そんなふり幅の大きさこそが、本作最大のアピールポイントなのだろう。
“バカを極めるとカッコよくなる”。その真理を証明してみせた異端のアニメ、それが『ダッシュ勝平』である。
●当時の視聴者の反応
1. 放送当時の視聴者の反応
『ダッシュ勝平』は、そのユニークなキャラクターとコミカルなストーリー展開で、多くの視聴者から支持を受けました。特に、主人公・坂本勝平の個性的なキャラクターや、彼を取り巻く仲間たちとのやり取りが視聴者の心を掴みました。また、スポーツを題材にしながらも、ギャグやパロディ要素を取り入れた斬新な作風が話題となりました。
2. メディアや書籍での評価
当時のメディアや書籍では、『ダッシュ勝平』の独特な作風やキャラクター描写が注目されました。特に、主人公の坂本勝平のキャラクター設定や、物語のテンポの良さが評価されました。また、ギャグやパロディを多用した作風が、他のスポーツアニメとは一線を画す作品として取り上げられました。
3. 海外での評価と影響
『ダッシュ勝平』は、日本国内だけでなく、海外でも放送され、多くの視聴者から支持を受けました。特に、イタリアやスペインなどのヨーロッパ諸国では高い人気を博し、現地のアニメファンから愛される作品となりました。これらの国々では、独自の吹き替えや主題歌が制作され、現地の文化や嗜好に合わせたアレンジが施されました。
4. まとめ
『ダッシュ勝平』は、その独特なキャラクター設定やコミカルなストーリー展開で、多くの視聴者やメディアから注目を集めました。また、海外でも高い評価を受け、国境を越えて愛される作品となりました。これらの反応や評価は、『ダッシュ勝平』が時代を超えて人々の心に残る作品であることを示しています。
●声優について
■田中真弓(坂本勝平役)―破天荒な主人公に挑んだ若き日のエネルギー爆発
田中真弓、初期キャリアの分岐点
『ダッシュ勝平』当時、田中真弓はまだ若手の域にありながらも、そのパワフルな演技と少年声のリアルさで業界内でも注目されつつあった時期。勝平というキャラクターは、“パンチラが大好き”“いつも大声で騒いでる”“でもスポーツは異常にうまい”という、極端な個性の塊。田中は後年のインタビューでこう語っている。
「最初は“これ、どう演じたらいいの!?”って悩みました(笑)。でも、あの子はウソがないんです。バカだけど、真剣。だからこそ、思い切りやっていいんだって、途中で吹っ切れました」
アドリブ満載の現場と“演技というより体力勝負”
収録現場は毎回が“祭り”のような盛り上がりだったといい、田中のアドリブが作品全体に活気を与えていたとも言われる。脚本通りには進まないシーンも多く、監督も「田中さんの演技が暴走したら、そこに合わせて絵を変えた」と語るほど。
特に、勝平が叫んだり、吠えたり、走り回る場面では、田中自身もスタジオ内で動きながら声を当てていたそうで、現場スタッフから「収録後の田中さんはいつも汗だくだった」と語られている。
■津島瑞穂(秋あかね役)―勝平との微妙な距離感を“呼吸”で演じた知性派声優
少女らしさと芯の強さを共存させる難しさ
秋あかねは、一見するとクールでしっかり者の女子バスケ部キャプテンだが、内面には感情の揺れや人知れぬ優しさを抱えた繊細なキャラクター。津島瑞穂は当時、「知的で落ち着いた役柄を多くこなす実力派」として評価されていた。
そんな津島は、あかねという人物の“動かないように見えて揺れている心”を大切にしていたという。台詞の間の取り方、息の吐き方、声を張る場面と抑える場面――一つ一つの感情の起伏を、呼吸とテンポでコントロールしていたのだ。
“勝平とのやりとりは、まるで漫才だった”
津島本人が笑いながら語るのは、「田中さんとの掛け合いが毎回楽しくて、でも難しかった」ということ。勝平の予測不能な言動に対し、あかねはツッコミ役でもあり、感情のブレーキ役でもある。リアクション一つにしても、感情を込めすぎるとコメディにならない。淡々としすぎると冷たくなる。その絶妙なバランスが求められたという。
■大平透(誠一郎〈犬〉役)―“重厚な声の名優”が挑んだ異色キャラの遊び心
犬が喋る!?しかも重低音ボイスで
大平透といえば、“重厚な低音と貫禄のある語り口”を持つ大御所声優。その彼が『ダッシュ勝平』ではなんと、勝平の飼い犬・誠一郎を演じている。
誠一郎は、しゃべる犬という時点でギャグ要素満点だが、そのセリフのひとつひとつが妙に哲学的だったり、妙に冷静だったりするのがポイント。大平はこの役について、「真面目に演じれば演じるほど面白くなるキャラ」と語っていた。
“渋さのギャグ”を声で成立させる職人芸
誠一郎のセリフは、場面によってはナレーションのようにも機能する。大平は「犬というより、狂言回しの役割を担っていたような感覚がある」と分析しており、ギャグの中に落ち着きや毒を与える存在としての自覚を持って演じていた。若手中心の現場において、まさに“空気を締める柱”のような存在だった。
■小宮和枝(夏かおり役)―勝平が追いかける“理想のお姉さん像”に命を吹き込む
色っぽく、でも清楚に――声で作る“憧れの大人”
夏かおり(夏コーチ)は、勝平にとって“すべての行動原理”の中心ともいえる存在。小宮和枝は、当時すでに多くのヒロインや母性的なキャラを演じていたが、この役では「男の子の憧れとしての理想像」をテーマに据えていたという。
「ちょっとドジなところもあるけど、でも芯は強い。お姉さんっぽさと、ちょっと“高嶺の花”っぽさのバランスを意識してました」
そのため、声のトーンは常に穏やかで、でもキリッとした強さを持ち、必要以上に甘くならないよう気をつけたとのこと。
「男性スタッフに“勝平が羨ましい”と言われました(笑)」
収録後、スタジオの男性スタッフから「小宮さんの声で怒られたい」「勝平になって追いかけられたい」と言われることも多かったとか。彼女の声が“音だけで大人の女性を感じさせる力”を持っていた証拠だろう。
■井上和彦(立花かおる役)―“二枚目だけじゃ終わらない”コミカルな転身
イケメンキャラを超えたコメディ演技への挑戦
井上和彦といえば、当時すでに『キャンディ・キャンディ』のアンソニーや『サイボーグ009』の島村ジョーなどで知られる人気声優。その美声と誠実な演技で“正統派ヒーロー”のイメージが強かった彼が、本作ではちょっとお調子者の青年・立花かおるというポジションに挑んだ。
立花は一見するとクールな二枚目に見えるが、実はお人好しで巻き込まれ体質、勝平に振り回される苦労人という、ギャグ作品ならではの“損な役回り”が魅力のキャラだ。井上は後に「初めて“真面目だけど報われない役”を思いきり演じられて、すごく楽しかった」と語っている。
勝平との“ボケとツッコミ”の絶妙な間合い
田中真弓演じる勝平の暴走に対して、立花のリアクションは常に冷静かつツッコミ役。このコンビのやり取りは、まるで漫才のようなテンポ感であり、井上自身も「田中さんとの間合いがハマった時の気持ちよさは、舞台演劇に近かった」と振り返る。
アドリブも多く、収録現場ではよく爆笑が起きていたという。「いつの間にか、真面目な役より面白キャラが板についてきた自分に気づいた」という井上の言葉に、役者としての柔軟さと喜びがにじむ。
■長堀芳夫(牛山大木役)―怪力キャラに込めた“心優しき巨人”の表現
見た目は猛獣、中身は乙女?
牛山大木は、見た目はゴリラのように屈強で、巨体を活かしたプレースタイルが特徴の選手。しかし、実はお菓子作りや少女漫画が大好きという意外すぎる一面を持つ、ギャップの塊のような存在だ。
この役を演じた長堀芳夫は、舞台役者出身で低音域に重みのある声が持ち味。「最初に台本を見たときは、見た目でガオーッて吠えるキャラだと思った。でも、台詞を読み進めると急に“乙女心”が出てくる(笑)。これは面白い挑戦になると思った」と、役作りの面白さを語っている。
声に“内面の優しさ”をにじませる演技術
長堀は、あえて最初から声を荒げすぎず、台詞の語尾に柔らかさを残すことで、牛山の“心の純粋さ”を表現しようとしたという。「筋肉の塊のようなキャラが、実は繊細で涙もろい。だからこそ、単なる笑いだけじゃなくて、ちょっと愛される存在になるよう心がけた」と、役に対する深い愛情をにじませている。
■曽我部和行(狂四郎役)
曽我部和行さんは、バスケットボール部の二枚目選手である狂四郎を演じました。狂四郎はクールでスマートなキャラクターであり、曽我部さんの爽やかな声質がその魅力を引き立てました。特に、最終決戦前に夏コーチに求婚するシーンでは、狂四郎の意外な一面を見せ、視聴者に強い印象を残しました。
■福士秀樹(石山本願寺役)
福士秀樹さんは、寺の息子である石山本願寺を担当しました。石山は常に数珠を持ち歩き、「ナンマイダ、ナンマイダ」が口癖の個性的なキャラクターです。福士さんの穏やかな声と独特のリズム感が、石山の宗教的な雰囲気とコミカルさを巧みに表現し、作品にユーモアを加えました。
■千葉繁(島田正午役)
千葉繁さんは、青林高校バスケットボール部のメンバーである島田正午を演じました。島田は、長髪でバンダナを巻いた外見が特徴的ですが、チーム内では存在感が薄いキャラクターとして描かれています。千葉さんは、その独特の声質と演技力で、島田の影の薄さや個性を巧みに表現しました。
千葉さんは、アドリブの名手として知られており、『ダッシュ勝平』の収録現場でも、その才能を発揮していました。島田のセリフやリアクションに、千葉さん独自のアドリブを加えることで、キャラクターに深みとユーモアを持たせ、視聴者に笑いを提供しました。また、他の声優陣との掛け合いでも、その柔軟な演技で場を盛り上げていたと言われています。
■村山明(大場博役)
村山明さんは、秋あかねの元彼であり、勝平のバスケットボールのライバルである大場博を演じました。大場は、2メートルを超える長身が特徴で、その体格を活かしたプレイスタイルで勝平たちと競い合います。村山さんは、その低音で力強い声を活かし、大場の威圧感や存在感を見事に表現しました。
村山さんは、真面目で誠実な性格で知られており、収録現場でも役作りに真摯に取り組んでいました。大場の内面的な葛藤や、勝平とのライバル関係を丁寧に演じることで、キャラクターに深みを持たせました。また、共演者とのコミュニケーションを大切にし、チームワークを重視していたことが、作品全体の質の向上につながったと言われています。
■東美江(奥山(スブリ)役)
東美江さんは、卓球部の万年補欠であったが、勝平に才能を見抜かれ、以降は彼のパートナー的存在として活躍する奥山(通称スブリ)を演じました。スブリは、地味で目立たない存在でしたが、勝平との出会いをきっかけに成長し、物語の後半では重要な役割を果たします。東さんは、その柔らかく温かみのある声で、スブリの純粋さやひたむきさを表現し、視聴者から親しまれました。
東さんは、ベテラン声優として多くの作品に出演しており、その経験と技術でスブリというキャラクターに命を吹き込みました。特に、勝平との掛け合いでは、スブリの内気な性格と勝平の明るさの対比を巧みに演じ、物語にユーモアと感動をもたらしました。また、収録現場では、若手声優たちの相談役として慕われ、その温かい人柄で現場の雰囲気作りにも貢献していたと言われています。
●イベントやメディア展開など
●『アニメージュ』『アニメディア』にて特集多数
放送当時、アニメ雑誌とのメディア連携は非常に強く、特に『アニメージュ』や創刊間もない『アニメディア』ではキャラクター特集、声優インタビュー、ファンアート投稿コーナーなどを通じて、視聴者との接点を築いていった。
特に人気が高かったのは、「勝平の“パンティ色判定”性格診断表」や「もしも勝平が担任だったら?」というユーモラスな企画記事。これに対して読者からの反響も大きく、ハガキ投稿数が数千通を超えた回もあったという。
●原作漫画とのダブルアピール戦略
アニメの放送開始に合わせて、原作漫画を連載していた『週刊少年サンデー』(小学館)では、カラー表紙やプレゼント企画を展開。アニメ放送前後の時期には、「アニメ版と漫画版の勝平の違いを語ろう!」というファン参加型の特集記事が組まれ、原作・アニメ両面からのメディア戦略が積極的に行われていた。
また、作中で使用される必殺技や変わったバスケルールをマンガで図解した「勝平的スポーツ辞典」など、笑いと知識が融合した記事も人気を博した。
●勝平と一緒に運動会!?ファン参加型の体験型イベント
1982年春には、東京・日比谷公園内で『ダッシュ勝平 春の大運動会』というファン参加型イベントが開催された。これは小学生・中学生を対象にした親子イベントで、勝平の等身大着ぐるみ(当時の特注コスチューム)や声優による公開アフレコショーなどが行われ、約1500人が参加する大盛況となった。
当時の新聞地方版にも「勝平くんがやってきた!爆笑と拍手の渦」として掲載され、地域コミュニティでも話題に。
●田中真弓・井上和彦らによる“公開トーク&アテレコ実演”
同年、東京アニメフェスティバルの一環として開催された声優イベントにて、主演の田中真弓、井上和彦、小宮和枝らが出演。ここではファンの前で名場面の再現アフレコを行い、特に田中の“勝平ボイス”での即興アドリブは大喝采を浴びた。
参加者の一人は後にこう語っている。「テレビで観るよりもずっと臨場感があり、勝平が目の前にいるような感覚でした」
●男子中学生を中心にヒットした“おバカグッズ”
当時のアニメグッズ市場において、『ダッシュ勝平』の立ち位置は異色だった。ヒーロー玩具ではなく、ユーモラスな文房具や雑貨が中心で、特に男子中学生向けの商品が好評。例えば、「パンティカラー心理テストつきノート」「勝平の汗染みTシャツ(風プリント)」など、悪ノリ全開のアイデア商品が登場。
また、下敷きには勝平のドタバタシーンや秋あかねとのラブコメ風イラストが印刷され、「女子にはちょっと買いづらいけど、男子の間ではステータス」として収集されていた。
●KiKiによる主題歌『見たいもの見たい』『青春ダッシュ!』の発売
主題歌を担当した女性ボーカルユニットKiKiによるシングルレコードは、当時のアニメ主題歌としては異例の“女性視点で少年を描く”歌詞世界が話題に。特に、レコード購入者特典として「勝平特製しおり」や「ボイス入りカセット」が付属した初回盤はプレミア化しており、今もコレクターの間で人気が高い。
また、アニメ誌付録ソノシートに収録された“勝平のミニドラマ”は、田中真弓のアドリブが炸裂する内容で、「あれが勝平の本質だ!」と語るファンも多かった。
●“夕方5時の勝平ワールド”を強化したテレビCM
番組の放送時間帯(夕方)に合わせて、系列局では勝平のアニメCMが頻繁に流され、「もうすぐ勝平!勝平の時間だぞー!!」という田中真弓のナレーション付きスポットが話題に。CMだけでも“笑える”として、録画して繰り返し観る子供たちもいた。
●『小学○年生』シリーズとのコラボ漫画
『小学五年生』『小学六年生』といった児童誌では、アニメ版『ダッシュ勝平』の簡易まんがが連載され、さらに「勝平式・女の子研究ノート」なる付録冊子まで登場。親世代からは「品がない」との苦言もあったが、小学生男子の絶大な支持を集めたことは疑いない。
●関連商品のまとめ
●定番ながらも異色だったノート、下敷き、ペンケース
『ダッシュ勝平』のメインターゲットは小学生高学年から中学生男子。そのため文房具はグッズ展開の中心を担っていた。中でも人気が高かったのが、勝平のイラストが全面にあしらわれた下敷きや、ギャグセリフ入りのノート。背景にはバスケットボールをプレイ中の勝平や、パンツを見て目がハートになっている勝平など、原作のギャグ要素をそのまま絵柄にしたものが多く、「女子が持ち歩くにはちょっと気まずい」デザインも珍しくなかった。
●筆箱や消しゴムも“ギャグ全開”
スライド式の筆箱には、ふたを開けると「今日もおパンツ観察!」などと書かれたセリフプレートが内蔵されており、**開けるたびに友達と笑いを共有できる“話題提供型グッズ”**として人気を博した。消しゴムも、勝平の顔がプリントされたシリーズや、あかね・かおり先生の似顔絵入りが存在し、使うのがもったいないと保管する子もいたという。
●原作コミックス(小学館 少年サンデーコミックス)
テレビアニメと同時期に連載されていた原作漫画(六田登・小学館)は、アニメの放送により全国的な認知が高まり、単行本の売上も上昇。全17巻の構成で、アニメファンを新規読者として取り込んでいた。アニメと漫画の内容やキャラクター描写の違いを楽しむファンも多く、両メディアを比較する座談会まで登場した。
●ぬりえ・絵本・学年誌付録などの子ども向け書籍も多数
当時の学年誌(『小学五年生』『小学六年生』など)では、勝平のぬりえや、ストーリーを簡略化した読み物形式のアニメ絵本も展開されていた。特に低学年向けには「勝平のギャグ100連発」や「パンティ診断テスト」などが付録につくこともあり、ギャグ中心のコンテンツ展開が主流だった。
また、TVアニメのキャラクター設定資料や裏話を掲載した「テレビ絵本」「アニメ公式ブック」のようなものも一部出版され、当時のマニア層にとっては貴重な情報源であった。
●主題歌レコード『見たいもの見たい/青春ダッシュ!』
アニメのOP・EDを収録したシングルレコードは、ビクター音楽産業からリリースされ、女性デュオKiKiによるポップで印象的な歌声が支持された。特に「青春ダッシュ!」は中高生層から「歌詞が今の自分に刺さる」と評され、アニメソングとしてではなく青春応援ソングとしても認知される存在になっていた。
●雑誌付録ソノシートやドラマレコード
当時のアニメ雑誌『アニメージュ』や『テレビマガジン』では、オリジナル音源が収録されたソノシートも複数号にわたって付録となった。田中真弓演じる勝平のギャグセリフが録音された“しゃべる勝平ソノシート”は、リスナーの間で爆笑必至と話題に。さらに、声優陣によるミニドラマ風のLPレコードも限定販売され、サブキャラの掘り下げや裏話も盛り込まれたマニア向け商品として好評だった。
●勝平Tシャツ・パーカー・キャップなど
当時としては珍しく、キャラクターをあしらったアパレル系アイテムも販売されていた。中でも勝平がバスケットゴールにぶら下がっているデザインのTシャツや、「オレは勝平だ!」のロゴが入ったキャップは、中学生男子の間でひそかな流行アイテムとなっていた。
パーカーは裏起毛で冬場向けに作られており、イベント会場限定色(赤×白)のものはレアアイテムとしてファンの間で取り引きされる存在だった。
●勝平コレクションシールシリーズ
駄菓子屋などで販売されていた**“勝平のセリフシール”シリーズ**は、笑えるフレーズやキャラのデフォルメ顔が人気で、手帳や筆箱に貼る中高生が急増。「パンティ色別性格診断カード」や「勝平の恋愛必勝カード」といった一風変わったトレカ風アイテムも登場し、“コレクションするギャグ”として定着していった。
●勝平のジャンプアクションフィギュア(非可動)
本作はロボットものではなかったため、可動フィギュアや変形アイテムなどは存在しなかったが、勝平のジャンプポーズを再現した固定ポーズのディスプレイ用フィギュアがいくつか販売されていた。材質はPVCで、高さ10cm程度。飾ると“バカだけどかっこいい勝平”を楽しめるというマニア向けアイテムだった。
●映像ソフト
ビデオソフト
放送当時、VHSやベータマックス形式のビデオソフトが販売されました。これらは、好きなエピソードを繰り返し視聴できることから、ファンにとって貴重なアイテムとなりました。
DVD・Blu-ray
後年、全話を収録したDVD-BOXやBlu-ray BOXが発売され、高画質で作品を楽しみたいファンから支持を受けました。
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