
【中古】涙の倉庫番スペシャル
【メーカー】:アスキー
【発売日】:1986年7月30日
【販売価格】:2,980円
【メディア】:ディスクカード
【ゲームジャンル】:パズルゲーム
●概要
1986年7月30日にアスキーより発売されたファミリーコンピュータ ディスクシステム専用ゲームです。本作は、1982年に有限会社シンキングラビットが開発したパソコンゲーム『倉庫番』の移植版であり、シンプルながら奥深いパズルゲームとして高い評価を受けました。
ゲームの基本ルール
プレイヤーは倉庫内の作業員(倉庫番)となり、荷物を決められた保管場所に押して運ぶのが目的です。マス目状の倉庫内で、壁や障害物を考慮しながら荷物を動かさなければならず、一度動かした荷物は基本的に引くことができないため、計画的な操作が求められます。本作には150のステージが用意されており、進むにつれて複雑な配置や狭い通路、複数の荷物の組み合わせなど、プレイヤーの論理的思考力と計画性が試される。
ファミコン版の独自要素
ゲームモードの追加
パソコン版の『倉庫番』は純粋なパズルゲームでしたが、本作ではファミコンオリジナルの要素として、「ゲームモード」が追加されました。ゲームモードでは、倉庫内で使えるロープなどの道具を駆使して、より戦略的なプレイが可能になります。この新要素により、通常のルールでは解けないような複雑なステージも、新たな攻略方法でクリアできるようになり、プレイヤーにさらなる考える楽しさを提供しました。
エディットモードの搭載
また、本作には「エディットモード」が搭載されており、プレイヤーが自分でオリジナルの倉庫配置を作成し、自由に遊ぶことができました。これは当時のファミコンゲームとしては珍しい機能であり、自作のパズルを作って友人と交換するなどの楽しみ方が可能になりました。
ステージ構成と難易度
本作には全150ステージが収録されており、プレイヤーは徐々に難易度が上がるパズルを攻略しながら進めていきます。
ステージの特徴
序盤(1~30面): 基本的な操作やルールを学ぶステージが中心。単純なレイアウトが多く、初心者向けの構成。
中盤(31~100面): 荷物の数や壁の配置が複雑になり、手順を慎重に考えないと解けないステージが増加。
終盤(101~150面): 一手でもミスをすると詰んでしまうような高難易度のパズルが続き、計画的な動きが求められる。
特に終盤のステージでは、数十分かけて慎重に考えないとクリアできないものもあり、パズル好きのプレイヤーにとっては非常に歯ごたえのある内容となっていました。
ゲームの難易度と戦略的な攻略
『涙の倉庫番スペシャル』は、シンプルなルールながら、戦略的な思考が求められるゲームである。
荷物の移動計画を立てる
やみくもに荷物を押すのではなく、最終的なゴール位置を見極め、最適なルートを事前に考えることが重要となる。特に、荷物を壁際に押し込んでしまうと移動ができなくなるため、慎重な計画が必要となる。
「詰み」を回避するテクニック
パズルゲームの特性上、一度間違えると「詰み」となり、やり直しが必要になる。そのため、まずはシミュレーションを行い、動かせる荷物の順番や経路を考えながら進めることが攻略のカギとなる。
道具の活用
「ゲームモード」ではロープなどの道具を利用できるため、これをうまく活用することで通常よりも難易度を下げることが可能となる。
クリア特典「特製メダル」の存在
本作では、全150面をクリアするとアスキーから特製メダルをもらうことができるキャンペーンが実施されていました。
当時のゲームでは、プレイヤーにやり込み要素を提供するため、こうしたリアルな報酬を用意することがあり、本作もその一例でした。
メダルを手に入れるためには、ディスクにクリアデータを保存し、アスキーに送る必要があり、全国のパズルゲームファンがこの特典を目指して挑戦しました。しかし、全150面をクリアするのは至難の業であり、実際にメダルを獲得できたプレイヤーはごくわずかだったと言われています。
●ゲームの魅力とは?
1. オリジナル版『倉庫番』の魅力再現
『倉庫番』は、シンプルながらも奥深いパズル性で知られています。プレイヤーは作業員を操作し、倉庫内の荷物を指定された場所に移動させるという単純なルールながら、荷物は「押す」ことしかできず、「引く」ことができないため、慎重な計画と戦略が求められます。このシンプルさと難易度のバランスが、多くのプレイヤーを魅了しました。
2. ファミコン版の新要素と拡張性
『涙の倉庫番スペシャル』では、オリジナル版の魅力をそのままに、家庭用ゲーム機向けに以下の新要素が追加されました。
ゲームモードの多様化
本作では、従来のパズルモードに加えて、新たな「ゲームモード」が導入されました。このモードでは、ロープなどの道具を使用することで、荷物の移動方法に新たな戦略性が加わり、プレイヤーはより多彩な解法を楽しむことができました。
エディットモードの搭載
プレイヤー自身がオリジナルのステージを作成できる「エディットモード」が搭載されており、これにより無限のパズル体験が可能となりました。友人や家族と自作のステージを共有し、挑戦し合うことで、コミュニケーションの一環としても楽しむことができました。
3. ディスクシステムの特性を活かした機能
ディスクシステムの特性を活かし、データの保存やロードが可能となりました。これにより、プレイヤーは進行状況を記録し、後日再開することが容易になりました。また、エディットモードで作成したステージを保存し、他のプレイヤーと交換することも可能で、コミュニティ間での交流が促進されました。
4. 150面クリア特典とプレイヤーの挑戦意欲
本作には全150のステージが用意されており、すべてをクリアしたプレイヤーには特製メダルが贈呈されるキャンペーンが実施されていました。この特典は、多くのプレイヤーの挑戦意欲を刺激し、ゲームへの没入感を高める要因となりました。
5. 当時の評価と影響
『涙の倉庫番スペシャル』は、その高い完成度と新要素の追加により、多くのゲーム雑誌や評論家から高い評価を受けました。特に、エディットモードの搭載やディスクシステムの特性を活かした機能は、当時のゲーム業界に新たな可能性を示すものでした。
●感想や評判
1. 「簡単だと思ったら、大間違いだった…!」
あるプレイヤーは、最初の数ステージをスムーズにクリアできたことから「これは簡単なゲームだ」と油断していたそうです。しかし、ステージが進むにつれて、次第に手詰まりに陥ることが増えてきました。
「最初は荷物を押して移動するだけの単純な作業だった。でも、ステージが進むと一手ミスしただけで詰んでしまう。気づいたときには後戻りできず、結局リセットボタンを押すしかなくなった…。これはヤバいゲームだと悟った瞬間だった。」
2. 「エディットモードで友達を罠にはめる」
本作には自作ステージを作成できるエディットモードがあり、当時のプレイヤーたちはこれを活用して友人同士でお互いを苦しめるステージを作り合うという楽しみ方をしていました。
「自分で作ったステージを友達にやらせたら、スタートした瞬間に荷物が動かせない配置になってて大爆笑!逆に友達が作ったステージをプレイしたら、どこに荷物を動かしても詰むという鬼畜仕様だった。意地悪なパズルを作るのが楽しくなって、エディットばっかりやってたなぁ。」
3. 「メダル目指して全150面に挑戦…しかし現実は厳しかった」
発売当時、本作では全150ステージをクリアしたプレイヤーに特製メダルが贈られるキャンペーンが実施されていました。しかし、これを達成するのは容易ではありませんでした。
「最初は『絶対にメダルをもらうぞ!』と意気込んでた。でも、100面あたりから異次元の難易度になり、数時間考えても解けないステージが出てきた。最終的には攻略本を買おうか本気で悩んだ…。結局、途中で諦めたけど、クリアした人は本当にすごいと思う。」
4. 「荷物を一歩間違えて動かしたら、全てが終わる」
本作の特徴として、荷物は押せても引けないため、一度間違えた配置にしてしまうと、もう元に戻せません。これがプレイヤーにとって大きなストレスとなる場面も多かったようです。
「10分以上かけて考えて、ついに解法が見えた!と思ったのに、荷物を1マス余計に押してしまった瞬間に全てが崩壊…。あのときの絶望感は今でも忘れられない。」
5. 「ヒントなしで解けるのか!?と思うレベルの鬼畜ステージ」
特に後半のステージでは、解法があまりにも難しく、ヒントなしではクリアできないという声も多かったです。
「最初から配置をじっくり見て、『どうやって解くんだろう?』と考えるのが楽しい。でも、120面くらいからは、解法の糸口すら見えなくなった。『もしかして、バグでクリアできないんじゃないか?』って本気で疑ったレベルだった。」
6. 「ロープが使えるゲームモードで気分転換!」
ファミコン版にはオリジナル要素として「ゲームモード」があり、ロープを使って荷物を動かせるという新要素が追加されていました。
「通常モードが難しすぎて心が折れそうになったから、気分転換にゲームモードを試してみた。ロープを使って荷物を引っ張れるから、通常では詰んでしまうような場面でも解決策が見つかるのが面白かった。でも、やっぱり結局難しかった。」
7. 「親に見つかると取り上げられたゲーム」
本作は、アクションゲームとは違い、じっくり考えながらプレイするため、何時間も画面とにらめっこすることになることも多かったようです。
「夕飯の時間になっても『もう少し…!』と言いながらプレイしてたら、親に『いつまで考えてるの!』ってファミコンを取り上げられた。結局、その日は寝るまでステージの解法を頭の中でシミュレーションしてた。」
8. 「二人でプレイすると意外と盛り上がる!」
シングルプレイがメインの本作ですが、友人や家族と一緒に考えながらプレイすることで、協力プレイのような楽しみ方ができるという声もありました。
「1人で考えると煮詰まるけど、友達と一緒に『ここを先に動かせばいけるんじゃないか?』と話しながらやると、意外と解けることがあった。ヒントを出し合いながらプレイするのも楽しかった!」
9. 「攻略情報がほとんどなかった時代の辛さ」
今ではネットで攻略情報を簡単に見つけることができますが、当時は攻略情報がほとんどなかったため、詰んでしまうとひたすら自力で解くしかない状況でした。
「何度も挑戦しては失敗し、またやり直しの繰り返し。でも、それが逆に燃えた。今みたいに攻略サイトがないから、友達の家に行って情報交換しながらプレイしてたのも良い思い出。」
10. 「結局、最後までクリアできなかった…でも楽しかった!」
『涙の倉庫番スペシャル』は、非常に難易度の高いゲームでした。そのため、最後までクリアできなかったプレイヤーも多かったようです。
「途中で挫折したけど、遊んでいる時間は本当に楽しかった。考えるのが好きな人にはぴったりのゲームだったし、今でもまたやってみたいと思える名作。」
●イベントやメディア展開など
店頭デモンストレーションと試遊イベントの実施
~実際に触れて感じるゲームの魅力~
当時、多くのゲームショップでは新作ゲームの店頭デモンストレーションや試遊イベントが行われていました。
店頭デモンストレーション
ゲームショップの店頭にディスクシステムを設置し、来店者が自由にプレイできる環境を提供。これにより、ゲームの難易度や操作性を実際に体験してもらい、購入意欲を高めました。
試遊イベント
特定の週末や祝日に、店舗主催の試遊イベントを開催。参加者同士で攻略法を共有したり、ステージクリアのタイムアタックを競うなど、コミュニティ形成の場としても機能しました。
テレビ番組での紹介とプレゼント企画
~メディアを通じた視聴者へのアプローチ~
1980年代後半、テレビ番組でのゲーム紹介は効果的なプロモーション手段の一つでした。
★『ファミっ子大作戦』
内容:新作ゲームの紹介や攻略情報、視聴者参加型のゲーム大会を放送。
この番組内で、『涙の倉庫番スペシャル』のプレイ映像や攻略ポイントが紹介され、視聴者からの関心を集めました。
視聴者プレゼント企画
番組内でゲームソフトのプレゼント企画を実施。視聴者からの応募を募り、当選者に『涙の倉庫番スペシャル』を贈呈することで、視聴者の興味を喚起しました。
●中古市場での現状
中古市場における取引状況
『涙の倉庫番スペシャル』は、発売から数十年が経過した現在でも、中古市場で取引されています。主な取引プラットフォームとしては、Yahoo!オークション、メルカリ、楽天市場、Amazon、駿河屋、BEEP、遊戯屋などが挙げられます。これらのサイトでは、商品状態や付属品の有無に応じて、さまざまな価格帯で出品されています。
価格帯の詳細
中古市場での『涙の倉庫番スペシャル』の価格は、商品の状態や付属品の有無によって大きく異なります。以下に、各プラットフォームでの価格帯を具体的に紹介します。
★Yahoo!オークション
Yahoo!オークションでは、過去120日間に約32件の落札履歴があり、平均落札価格は1,646円となっています。出品されている商品の中には、説明書や外箱が欠品しているものや、動作未確認のジャンク品も含まれており、その場合、価格は500円から2,500円程度で取引されています。一方、箱・説明書付きの完品や状態の良いものは、3,000円から5,000円程度で落札される傾向があります。
★メルカリ
メルカリでは、商品の状態や付属品の有無に応じて、500円から3,200円程度で取引されています。動作確認済みのものや、他のソフトとセットになっている商品も見られ、セット販売の場合は、価格が高めに設定される傾向があります。
★楽天市場
楽天市場では、箱付きの中古品が1,980円から2,330円程度で販売されています。また、未使用品として14,437円で販売されているケースもあり、商品の状態によって価格差が大きいことがわかります。
★Amazon
Amazonでは、商品の状態や出品者によって価格が異なりますが、一般的には2,000円から5,000円程度で販売されています。ただし、在庫状況や出品者の評価によって価格が変動することがあります。
★駿河屋
駿河屋では、箱・説明書付きの中古品が2,600円で販売されています。同店はレトロゲームの品揃えが豊富であり、商品の状態も比較的良好なものが多いとされています。
●本や雑誌での評価
★ファミリーコンピュータMagazine
販売会社: 徳間書店
発売年: 1986年
販売価格: 390円
内容: 『涙の倉庫番スペシャル』の発売に際し、ゲームの基本的な操作方法やルール、各ステージの攻略ポイントが特集されました。特に、難易度の高いステージの解法や、エディットモードの活用方法など、プレイヤーがゲームを深く楽しむための情報が掲載されていました。
★マイコンBASICマガジン
販売会社: 電波新聞社
発売年: 1986年
販売価格: 450円
内容: パソコンゲームとしての『倉庫番』の歴史や、そのファミコン版である『涙の倉庫番スペシャル』の特徴が紹介されました。特に、ディスクシステムの特性を活かしたデータ保存機能や、エディットモードの詳細な使い方が解説され、プログラミング愛好者にも興味深い内容となっていました。
★ログイン
販売会社: アスキー
発売年: 1986年
販売価格: 500円
内容: アスキーが発行するコンピュータ雑誌として、自社製品である『涙の倉庫番スペシャル』の開発秘話や、開発者インタビューが掲載されました。ゲームデザインのコンセプトや、オリジナル版からの改良点、今後の展望など、開発者の視点からの情報が豊富に紹介されていました。
★ファミコン通信
販売会社: アスキー
発売年: 1986年
販売価格: 380円
内容: 新作ゲーム紹介のコーナーで、『涙の倉庫番スペシャル』が取り上げられました。ゲームの特徴や魅力、難易度、エディットモードの活用例などが紹介され、読者からの期待の声や質問にも答える形で、ゲームの魅力を伝えていました。
★コンプティーク
販売会社: 角川書店
発売年: 1986年
販売価格: 480円
内容: ゲームレビューのコーナーで、『涙の倉庫番スペシャル』の評価が掲載されました。ゲーム性や操作性、グラフィック、サウンドなどの観点から詳細なレビューが行われ、特にエディットモードの斬新さや、全150面のボリューム感が高く評価されていました。
★Beep
販売会社: 日本ソフトバンク
発売年: 1986年
販売価格: 390円
内容: 『涙の倉庫番スペシャル』の特集記事が掲載され、ゲームの基本的な操作方法やルール、各ステージの攻略ポイントが詳述されていました。特に、難易度の高いステージの解法や、エディットモードの活用方法など、プレイヤーがゲームを深く楽しむための情報が提供されていました。
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