
【中古】[PCE] カトちゃんケンちゃん(Huカード) ハドソン (19871130)
【メーカー】:ハドソン
【開発】:ハドソン
【発売日】:1987年11月30日
【販売価格】:4,900円
【メディア】:HuCARD
【ゲームジャンル】:アクションゲーム
●概要
1. はじめに
1987年11月30日にハドソンから発売されたPCエンジン用ソフト『カトちゃんケンちゃん』は、日本のお茶の間を賑わせたTBS系バラエティ番組『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』を原作とする横スクロールアクションゲームである。本作はPCエンジンの性能を示す重要なタイトルとなり、そのユーモア溢れる演出と高難易度のゲーム性によって、当時のプレイヤーに強烈な印象を残した。本稿では、そのゲーム内容や魅力について詳しく掘り下げていく。
2. ゲームの基本概要
本作は、プレイヤーがカトちゃん(加藤茶)またはケンちゃん(志村けん)のいずれかを選び、誘拐された資産家の救出に向かうというシンプルなストーリーを持つアクションゲームだ。プレイヤーは敵を倒しながら進み、ステージクリアを目指す。コメディ色の強い演出が随所に盛り込まれ、バラエティ番組の雰囲気をそのままゲームに落とし込んでいる点が特徴である。
3. PCエンジンの性能を活かしたグラフィックとBGM
本作の特徴の一つが、PCエンジンの性能を最大限に活かした美麗なグラフィックと高品質なBGMである。キャラクターのドット絵は非常に精細で、加藤茶や志村けんの特徴を見事に再現。特に表情の変化が豊かで、まるで実際に二人がゲームの中で動いているかのようなリアリティがある。また、BGMも高品質で、各ステージに合った楽曲がプレイヤーを盛り上げる。ユーモラスで軽快な曲調が多く、プレイ中も飽きさせない工夫がなされている。
4. キャラクターの特性と選択の影響
本作では、カトちゃんとケンちゃんのどちらか一人を選んでゲームを進める。選ばなかったキャラクターはゲーム中に登場し、プレイヤーの邪魔をするというユニークな仕組みが採用されている。
カトちゃん:移動速度とジャンプ速度が遅いが、ジャンプの飛距離が長い。また、足が滑りにくいため、精密な操作が求められる場面では扱いやすい。
ケンちゃん:移動速度とジャンプ速度が速いが、ジャンプの飛距離が短い。操作に慣れればスピーディに攻略できるが、足が滑りやすいため難易度がやや高め。
一般的にはカトちゃんの方が使いやすいと評価されることが多いが、プレイスタイルに応じた選択が求められる。
5. ステージ構成とユニークなギミック
『カトちゃんケンちゃん』には様々な特徴的なステージが用意されている。ステージごとに異なる背景や仕掛けが配置され、単調にならない工夫がされている。
ワープ機能
一部のステージにはワープゾーンが隠されており、特定の場所で特定の動作を行うことで、他のステージへとショートカットが可能になる。これにより攻略の幅が広がり、プレイヤーに探索の楽しさを提供している。
スロットマシーンによるボーナスゲーム
特定のポイントでスロットマシーンが登場し、プレイヤーはボーナスを獲得できる。このミニゲーム要素がアクセントとなり、単なるアクションゲームに留まらない遊びの幅を持たせている。
6. 敵キャラクターとユーモラスな演出
敵キャラクターもバラエティ豊かで、それぞれがユーモラスな動きを見せる。例えば、変なダンスを踊る敵や、お約束のようにやられ方が派手な敵など、コメディ要素がゲームプレイに溶け込んでいる。また、背景やオブジェクトにも遊び心が詰まっており、プレイヤーが予想外の場所で笑ってしまうような仕掛けが盛り込まれている。
7. 高難易度ながら理不尽ではないゲームデザイン
本作のもう一つの特徴は、その高難易度である。初代『高橋名人の冒険島』と並ぶほどの鬼ムズゲームとして知られており、ステージの構成や敵の配置が非常にシビア。しかし、理不尽な難しさではなく、しっかりと敵や仕掛けのパターンを覚え、操作技術を磨くことで攻略が可能なバランスになっている。特に、ジャンプのタイミングや敵の動きを見極めることが重要であり、プレイヤーの成長がそのままクリアに直結するゲームデザインになっている。
8. キャラゲーとしての評価とゲームの完成度
芸能人を題材としたキャラゲーは、ゲームの質よりも話題性に頼ることが多いため、粗悪なものが生まれがちである。しかし、『カトちゃんケンちゃん』は、キャラゲーでありながらしっかりと作り込まれたアクションゲームとして高い評価を受けた。
見た目のバカバカしさやユーモラスな演出とは裏腹に、ゲームとしての完成度が高く、高難易度アクションを好むプレイヤーにとって十分にやりごたえのある作品となっている。
9. PCエンジン本体への影響と市場への貢献
『カトちゃんケンちゃん』は、PCエンジンのシェア拡大に大きく貢献したタイトルの一つである。ファミコンが市場を独占していた時代において、本作はPCエンジンの優れたグラフィック性能やBGMの質をアピールする格好のタイトルとなり、多くのゲーマーにその魅力を伝えた。
特に、PCエンジンの「キャラゲーでもしっかり作れば面白くなる」という方向性を示した点でも重要な役割を果たした。
10. まとめ
『カトちゃんケンちゃん』は、バラエティ番組を題材にしたゲームでありながら、高難易度のアクションゲームとしてもしっかりと作り込まれている点が特徴的である。PCエンジンの性能を存分に活かしたグラフィックとBGM、遊び心溢れる演出、そして挑戦しがいのあるゲームバランスが絶妙に組み合わさり、今なおレトロゲームファンの間で語り継がれる作品となっている。
高難易度アクションを楽しみたいプレイヤーには、ぜひ一度プレイしてほしい名作だ。
●ゲームの魅力とは?
高度なグラフィック表現
本作は、PCエンジンの性能を活かし、キャラクターの表情や動きをリアルかつコミカルに描写しています。特に、プレイヤーキャラクターであるカトちゃん(加藤茶)とケンちゃん(志村けん)の二頭身ながらも本人そっくりのデザインは、当時の他のゲームと比較しても高い再現度を誇ります。
ユーモラスな演出と仕掛け
ゲーム内には、立ち小便や野糞といった下ネタや、相方が妨害してくるといったコミカルな演出が多数盛り込まれています。これらの要素は、原作番組のノリをゲーム内で再現しており、プレイヤーに笑いと驚きを提供します。
多彩な攻撃手段とアイテム
プレイヤーは、キック、ジャンプでの踏みつけ、しゃがんでからのオナラ攻撃といった多彩な攻撃手段を駆使して進行します。また、ゲーム内には回復アイテムやスロットマシンなど、多様なアイテムやギミックが存在し、攻略の幅を広げています。
難易度とゲームバランス
本作は、全6フィールド×4エリア構成となっており、難易度は高めに設定されています。敵や障害物の配置、初見では避けにくいトラップなどが多く、プレイヤーの技術と記憶力が試されます。また、キャラクターの操作性にも特徴があり、カトちゃんは移動速度が遅いものの滑りにくく、ケンちゃんはスピードが速い代わりに滑りやすいといった差別化が図られています。
評価と影響
『カトちゃんケンちゃん』は、その高いグラフィック表現と独特のユーモアで、多くのプレイヤーから支持を受けました。特に、PCエンジンの性能を示すタイトルとして、本体の普及にも貢献したとされています。一方で、その高い難易度から、クリアまでに時間を要するゲームとしても知られています。
●感想や評判
高難易度に対する驚きと挑戦
多くのプレイヤーが最初に感じたのは、その難易度の高さでした。ステージが進むごとに敵の配置やトラップが増え、プレイヤーの技術と忍耐が試される場面が多かったようです。特に、フィールド3以降から急激に難易度が上がり、敵の出現位置や段差などがプレイヤーを悩ませました。あるプレイヤーは、「最初は簡単に進めると思っていたが、後半になるにつれて何度もゲームオーバーになった」と語っています。
コミカルな演出とキャラクターの魅力
ゲーム内でのカトちゃんとケンちゃんのコミカルな動きや表情は、多くのプレイヤーに笑いを提供しました。特に、相方が妨害してくる演出や、立ち小便や野糞といった下ネタは、原作番組のノリを再現しており、プレイヤーからは「ゲーム中に思わず笑ってしまう場面が多かった」との声が上がっています。
操作性とキャラクターの特徴
プレイヤーキャラクターであるカトちゃんとケンちゃんには、それぞれ異なる操作性が設定されていました。カトちゃんは移動速度が遅いものの滑りにくく、ケンちゃんはスピードが速い代わりに滑りやすいという特徴がありました。この違いにより、プレイヤーは自分のプレイスタイルに合わせてキャラクターを選択する楽しみがありました。あるプレイヤーは、「ケンちゃんのスピード感が好きだったが、滑りやすさに苦労した」と振り返っています。
隠し要素と探索の楽しみ
ゲーム内には、アイテムが隠されている場所や、特定の場所をキックすることで現れる隠しドアなど、探索要素が豊富に盛り込まれていました。これにより、プレイヤーはステージを隅々まで探索する楽しみを味わうことができました。「何もない場所をキックしてアイテムが出てきたときの喜びは格別だった」と語るプレイヤーもいます。
スロットマシンによる戦略性
ステージ中に手に入るコインを使って挑戦できるスロットマシンは、バイタリティの回復や残機の増加など、プレイに影響を与える要素としてプレイヤーに戦略性を提供しました。「スロットでの一発逆転を狙って、コインを集めるのが楽しかった」との声もあります。
グラフィックと音楽の評価
PCエンジンの性能を活かしたキャラクターのグラフィックや、良質なBGMは、多くのプレイヤーから高い評価を受けました。特に、1-2のステージで流れる曲は哀愁漂う曲調で人気が高かったようです。「ゲームを進める中で流れる音楽がとても印象的で、今でも耳に残っている」と語るプレイヤーもいます。
現代のプレイヤーからの視点
近年、若い世代のプレイヤーがレトロゲームとして『カトちゃんケンちゃん』をプレイする機会も増えています。ある女子高生が初めてこのゲームをプレイした際、「昔のゲームとは思えないほど難しくて驚いた」と感想を述べています。
●イベントやメディア展開など
国技館での大型イベントと公開収録
1988年、ハドソンは東京・両国国技館を会場に大規模なイベントを開催しました。このイベントの後半では、『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』の公開収録が行われ、観客はテレビ番組の収録現場を直接体験する貴重な機会を得ました。さらに、当時ハドソンの顔として知られていた高橋名人が子供たちと対戦するコーナーも設けられ、来場者は名人との直接対決を楽しみました。
テレビCMとメディア露出
ゲームのプロモーション活動の一環として、加藤茶さんと志村けんさんが出演するテレビCMが制作・放送されました。このCMは、二人のコミカルな掛け合いとゲームの特徴を巧みに組み合わせ、多くの視聴者の関心を引きました。また、ゲーム雑誌や一般誌でも特集が組まれ、ゲームの内容や魅力が広く紹介されました。
メディア展開と関連商品
ゲームの人気を受けて、関連商品やグッズも多数展開されました。例えば、ゲーム内のキャラクターやロゴをあしらったTシャツや文房具が販売され、ファンアイテムとして好評を博しました。さらに、ゲームのサウンドトラックや攻略本も発売され、プレイヤーのゲーム体験をサポートしました。
●中古市場での現状
中古市場での取引状況
『カトちゃんケンちゃん』は、PCエンジンの代表的なタイトルの一つとして、多くのプレイヤーに親しまれてきました。そのため、中古市場でも一定の需要があり、オークションサイトや中古ゲームショップでの取引が行われています。特に、オリジナルのパッケージや説明書が揃った完品はコレクターズアイテムとして高値で取引される傾向があります。
オークションサイトでの価格動向
主要なオークションサイトであるYahoo!オークションにおける『カトちゃんケンちゃん』の過去180日間の落札データを確認すると、以下のような取引が行われています。
落札価格の範囲: 1,000円から82,000円
平均落札価格: 7,406円
取引件数: 約124件
これらのデータから、商品の状態や付属品の有無によって価格に大きな幅があることがわかります。
商品の状態別の価格傾向
商品の状態や付属品の有無は、価格に直接影響を与えます。
ソフトのみ(カートリッジ単体)
カートリッジ単体での出品は比較的多く、落札価格は1,000円から3,000円程度が一般的です。例えば、動作確認済みのソフトのみの出品が1,210円で落札されたケースがあります。
箱・説明書付き(完品)
オリジナルの箱や説明書が揃った完品は、コレクターからの需要が高く、3,000円から5,000円程度で取引されることが多いです。例えば、箱・説明書付きの完品が3,960円で落札された例があります。
未開封新品
未開封の新品は非常に希少であり、高値で取引される傾向があります。具体的には、未開封新品が28,000円で落札されたケースがあります。
まとめ売りやセット販売の事例
『カトちゃんケンちゃん』を含む複数のPCエンジンソフトをまとめて出品するケースも見られます。これらの場合、1本あたりの価格は個別出品よりも若干割安になることがあります。例えば、12本のソフトをまとめたセットが52,000円で落札されており、1本あたり約4,333円となります。
●本や雑誌での評価
★『PCエンジンFAN』
販売会社: 徳間書店
ウィキペディア
発売年: 1988年
『PCエンジンFAN』は、PCエンジン専門の月刊誌として1988年に創刊されました。本誌では、『カトちゃんケンちゃん』の特集記事が組まれ、ゲームの詳細なレビューや攻略情報が掲載されていました。具体的には、ゲームの基本操作、各ステージの攻略ポイント、隠しアイテムの場所などが詳述されており、プレイヤーから高い評価を受けていました。
ビッグローブ
★『マル勝PCエンジン』
販売会社: 角川書店
発売年: 1988年
『マル勝PCエンジン』は、角川書店が発行していたPCエンジン専門誌で、1988年に創刊されました。本誌でも『カトちゃんケンちゃん』のレビュー記事が掲載され、ゲームの特徴や難易度、操作性などが詳しく解説されていました。特に、キャラクターのコミカルな動きや独特の世界観が評価されており、読者からの関心を集めていました。
★『電撃PCエンジン』
販売会社: メディアワークス
発売年: 1988年
『電撃PCエンジン』は、メディアワークスが発行していたPCエンジン専門誌で、1988年に創刊されました。本誌では、『カトちゃんケンちゃん』の攻略記事が掲載され、各ステージの詳細なマップやボスキャラクターの攻略法などが紹介されていました。また、ゲーム内のユーモラスな演出やキャラクターの魅力についても触れられており、読者から好評を博していました。
★『ファミコン通信』
販売会社: アスキー
発売年: 1987年
『ファミコン通信』は、アスキーが発行していたゲーム総合誌で、1987年に創刊されました。本誌では、『カトちゃんケンちゃん』のレビューが掲載され、ゲームの難易度や操作性、グラフィックの質などが評価されていました。特に、PCエンジンの性能を活かした美麗なグラフィックや、独特のゲームシステムが注目されていました。
★『Beep!』
販売会社: ソフトバンク
発売年: 1987年
『Beep!』は、ソフトバンクが発行していたゲーム雑誌で、1987年に創刊されました。本誌では、『カトちゃんケンちゃん』の特集記事が組まれ、ゲームの魅力や攻略法が紹介されていました。特に、ゲーム内のユーモアや独特の世界観が評価され、読者からの支持を集めていました。
★『マイコンBASICマガジン』
販売会社: 電波新聞社
発売年: 1987年
『マイコンBASICマガジン』は、電波新聞社が発行していたコンピュータ雑誌で、1982年に創刊されました。本誌では、『カトちゃんケンちゃん』のレビューや攻略記事が掲載され、ゲームの操作方法やステージ攻略のポイントなどが詳述されていました。また、ゲーム内の隠し要素や裏技なども紹介され、プレイヤーからの関心を集めていました。