
エポック社の野球盤 3Dエース オーロラビジョン&カセットビジョンとバーコードバトラー [7.バーコードバトラーII2 C2]【ネコポス配送..
【メーカー】:エポック社
【発売日】:1984年7月
【メディア】:ROMカセット
【ゲームジャンル】:麻雀ゲーム
●概要
1984年7月にエポック社がスーパーカセットビジョン向けにリリースした二人打ち麻雀ゲームです。本作は、当時の家庭用ゲーム機としては珍しい麻雀ゲームであり、プレイヤーに新鮮な体験を提供しました。
1. ゲームの基本構成
『スーパー麻雀』は、プレイヤーが東家、コンピュータが南家として対戦する一人用の二人打ち麻雀ゲームです。ゲームモードは以下の2種類が用意されています。
ノーマルゲーム:ハコ下ありで半荘相当を行います。
タイマーゲーム:タイマーがゼロになるまでゲームが続行され、得失点によってタイマーが増減します。
2. ルール設定
本作では、アリアリルールが採用されています。プレイヤーはいつでも和了ボタンを押すことが可能であり、これによりチョンボが発生する場合もあります。ゲームはプレイヤーが東家(持ち点30,000点)で開始し、東家と南家を繰り返します。場風は存在せず、計8局で半荘相当となります。
3. 役に関する取り決め
『スーパー麻雀』では、以下の役やルールが採用されています。
採用されている役:大車輪、十三不塔、三連刻、一色三順(食い下がりあり)、八連荘、槓振りなど。
不採用の役:連風牌、西、北、槍槓、人和、流し満貫など。
七対子:50符1翻ですが、満貫以上は2翻扱いとなります。
国士無双:振り聴なし。ただし、13面待ち以外は不聴扱いとなります。
平和:ツモあり。
八連荘:親になってからの連勝が基準で、ゲーム中に「R」で示されます。連荘(何本場か)はプレイ中は表示されず、精算時にのみ積み棒が表示されます。
立直後の暗槓:待ちが変わっても良い。ノーテン立直も可能ですが、流局時にチョンボとなります。
4. バグと注意点
本作には以下のような既知のバグが存在します。
チーの不具合:食い牌を選ぶ必要のあるチーを行う際、右から2番目の牌を捨てると続行不可になる不具合が知られています。パッケージにマニュアル訂正の紙が入っていることがあり、仕様の一部となっています。
捨て牌の表示バグ:コンピュータがポンした際に捨て牌が化け、一見して喰い替えのように見えることがあります。これにより、同種の牌が場に5枚出ることがあるため、注意が必要です。
5. 専用パネルの付属
『スーパー麻雀』は、セレクト12キー(テンキー)用の専用パネルが初めて付属したタイトルです。これにより、プレイヤーは直感的な操作が可能となり、ゲームプレイの快適性が向上しました。
6. ゲーム進行の特徴
ノーマルゲームでは、不聴親流れのルールが採用されていますが、4局から7局までの間で両者が不聴の場合は連荘となります。オーラス(最終局)では、子(プレイヤー)が和了するまでゲームが続行される特徴があります。また、喰い替えが許可されているため、戦略の幅が広がります。
7. グラフィックとサウンド
当時の技術を駆使し、牌のデザインや卓の雰囲気が再現されています。また、サウンド面でも、和了時や立直時など、状況に応じた効果音が用意されており、プレイヤーの臨場感を高めています。
8. プレイヤーの反応
発売当時、家庭用ゲーム機で本格的な麻雀が楽しめる点が評価され、多くの麻雀愛好者やゲームファンから支持を受けました。一方で、前述のバグや独自のルール設定に戸惑うプレイヤーもいたようです。
●ゲームの魅力とは?
1. 家庭で楽しめる本格的な麻雀体験
1980年代前半、麻雀は日本で広く親しまれていた娯楽の一つでしたが、家庭用ゲーム機で本格的な麻雀を楽しめるタイトルは限られていました。『スーパー麻雀』は、スーパーカセットビジョンという家庭用ゲーム機で、リアルな麻雀体験を提供することに成功しました。プレイヤーは東家、コンピュータが南家として対戦し、実際の麻雀と同様の緊張感と戦略性を味わうことができました。
2. 多彩なゲームモードの搭載
『スーパー麻雀』は、プレイヤーの好みに合わせて選べる2つのゲームモードを搭載しています。
ノーマルゲーム:ハコ下ありで半荘相当のゲームを楽しむことができます。
タイマーゲーム:タイマーがゼロになるまでゲームが続行され、得失点によってタイマーが増減するスリリングなモードです。
これらのモードにより、プレイヤーは自分のプレイスタイルや気分に合わせてゲームを楽しむことができました。
3. アリアリルールの採用と戦略性の向上
本作では、アリアリルールが採用されており、プレイヤーはいつでも和了ボタンを押すことが可能です。これにより、戦略の幅が広がり、プレイヤーは状況に応じて最適なタイミングで和了を選択する必要があります。また、チョンボの可能性もあるため、慎重な判断が求められ、ゲームの深みが増しています。
4. 専用パネルの付属による操作性の向上
『スーパー麻雀』は、セレクト12キー(テンキー)用の専用パネルが初めて付属したタイトルです。これにより、プレイヤーは直感的な操作が可能となり、ゲームプレイの快適性が向上しました。この専用パネルの存在は、当時のプレイヤーから高く評価されていました。
5. グラフィックとサウンドの魅力
当時の技術を駆使し、牌のデザインや卓の雰囲気が再現されています。また、サウンド面でも、和了時や立直時など、状況に応じた効果音が用意されており、プレイヤーの臨場感を高めています。これらの視覚・聴覚的要素が、ゲームの魅力を一層引き立てています。
6. プレイヤーからの評価と評判
発売当時、家庭用ゲーム機で本格的な麻雀が楽しめる点が評価され、多くの麻雀愛好者やゲームファンから支持を受けました。一方で、前述のバグや独自のルール設定に戸惑うプレイヤーもいたようです。しかし、総じて『スーパー麻雀』は、その革新性とゲーム性から高い評価を得ていました。
●感想や評判
1. 初めての家庭用麻雀ゲーム体験
多くのユーザーにとって、『スーパー麻雀』は初めて家庭で楽しむ麻雀ゲームでした。当時、麻雀は大人の娯楽として認識されていましたが、このゲームは若年層にも麻雀の魅力を伝える役割を果たしました。あるプレイヤーは、「父親と一緒に遊べるゲームとして購入し、親子のコミュニケーションが深まった」と語っています。
2. 操作性とインターフェースの評価
『スーパー麻雀』は、セレクト12キー(テンキー)用の専用パネルが付属しており、直感的な操作が可能でした。これにより、プレイヤーはスムーズにゲームを進行でき、麻雀初心者でも楽しめる設計となっていました。一部のユーザーからは、「テンキーの配置が実際の麻雀牌の並びに近く、リアルな感覚でプレイできた」との声が寄せられています。
3. コンピュータ対戦の新鮮さ
当時、コンピュータと対戦できる麻雀ゲームは珍しく、『スーパー麻雀』はその先駆けとなりました。プレイヤーはコンピュータの思考パターンを読み解きながら戦略を練る楽しさを味わいました。あるユーザーは、「人間同士の対戦とは異なる緊張感があり、何度も挑戦した」と述べています。
4. グラフィックとサウンドの印象
『スーパー麻雀』は、当時の技術を駆使して牌のデザインや卓の雰囲気を再現しており、プレイヤーから高い評価を受けました。また、効果音やBGMもゲームの雰囲気を盛り上げる要素として好評でした。一部のプレイヤーは、「和了時の効果音が爽快で、勝利の喜びを増幅させた」と感想を述べています。
5. ルール設定と戦略性
本作はアリアリルールを採用しており、プレイヤーは自由度の高い戦略を展開できました。また、いつでも和了ボタンを押せる仕様により、チョンボのリスクも存在し、緊張感のあるプレイが求められました。あるユーザーは、「チョンボを避けるために慎重なプレイを心掛けるようになり、実際の麻雀でも役立った」と語っています。
6. ゲームモードの多様性
『スーパー麻雀』には、ハコ下ありで半荘相当を行う「ノーマルゲーム」と、タイマーがゼロになるまで続く「タイマーゲーム」の2つのモードが搭載されていました。これにより、プレイヤーは自分のプレイスタイルや時間に合わせてゲームを楽しむことができました。一部のプレイヤーは、「タイマーゲームでのスリルが癖になり、時間を忘れて没頭した」との感想を持っています。
7. バグや不具合への指摘
一方で、ゲーム内のバグや不具合に関する指摘も存在しました。例えば、チーの際に特定の操作を行うと進行不能になる不具合や、捨て牌の表示が乱れるバグが報告されています。あるユーザーは、「ゲーム中にバグが発生し、最初からやり直す羽目になった」と不満を述べています。
8. 当時の他機種との比較
同時期に発売されていた他の家庭用ゲーム機と比較して、『スーパー麻雀』は独自の魅力を持っていました。特に、専用パネルの存在や二人打ち麻雀というコンセプトは、他機種にはない特徴として評価されました。一部のプレイヤーは、「ファミコンにはない本格的な麻雀が楽しめる点が良かった」との感想を持っています。