
【中古】[MD] ノスタルジア1907(Nostalgia 1907) (メガCD) シュールド・ウェーブ (19911214)
【メーカー】:セガ・エンタープライゼス
【発売日】:1991年12月12日
【販売価格】:49,800円
【販売台数】:600万台
【ソフトのタイトル数】:115本
【1番売れたソフトタイトル】:シルフィード
●概要
1991年12月12日、セガ・エンタープライゼスはメガドライブの周辺機器として 「メガCD」 を発売した。当時、CD-ROMという媒体は家庭用ゲーム機市場ではまだ新しい技術であり、メガCDはその先駆けとなる試みの一つだった。本機の登場は、従来のカートリッジ媒体に比べて大容量データの取り扱いを可能にし、ゲームの表現力を大きく向上させることを目的としていた。メガCDは単なる補助機器ではなく、メガドライブのゲーム体験を飛躍的に向上させるために設計されており、特に フルモーションビデオ(FMV) を活用したゲーム表現や、CD音源を駆使した高音質なBGM、より大規模なゲームデータの活用が可能になった。この点において、メガCDは次世代のゲーム制作の方向性を示した革新的なプラットフォームだった。
開発の背景とメガCDの役割
1980年代後半から1990年代初頭にかけて、家庭用ゲーム機市場では ROMカートリッジ が主流だった。しかし、カートリッジは生産コストが高く、データ容量にも制限があった。一方で、PCゲーム市場ではCD-ROM技術が普及しつつあり、よりリッチな映像やサウンドを活用したゲームが登場し始めていた。セガは、この流れを家庭用ゲーム機にも導入しようと考え、メガCDの開発に踏み切った。メガCDは単なる記録メディアの拡張にとどまらず、 独自のハードウェア を備えた強化デバイスとして設計された。特に、以下の点でメガドライブ本体の性能を補完し、ゲーム開発の幅を広げた。
主な強化ポイント
CD-ROMの採用による大容量化
カートリッジでは数メガバイトに限られていたゲームデータが、CD-ROMでは数百メガバイト単位で扱えるようになり、よりリッチなコンテンツを収録可能に。
複数の音楽トラックやボイスデータの収録が容易になった。
専用のCPU「MC68000」の搭載
メガドライブ本体にも同じモトローラ製の68000系CPUが搭載されていたが、メガCDにも 独自のMC68000(12.5MHz) を搭載。
メガドライブ単体よりも処理能力が向上し、より高度な演出や複雑なゲームシステムの構築が可能になった。
カスタムグラフィックチップによる描画強化
追加の カスタムVDC(ビデオディスプレイコントローラー) により、回転・拡大縮小といったスプライト処理を強化。
スーパーファミコンが持つ「モード7」のような演出が可能となり、擬似3D表現が実現。
PCM音源によるサウンドの強化
メガドライブのFM音源に加えて、 8チャンネルPCM音源 を搭載し、よりリアルな音楽や効果音が使用可能に。
ゲームのBGMをCD音源で収録することで、当時のアーケードゲームに匹敵する高品質なサウンドを実現。
ゲーム体験の革新:フルモーションビデオの導入
メガCD最大の特徴は、 フルモーションビデオ(FMV) を用いたゲームの登場だった。CD-ROMの大容量を活かし、実写映像やアニメーションを活用したインタラクティブなゲームが開発された。
代表的なタイトルとして、以下のような作品が挙げられる。
『ナイトトラップ』(Night Trap)
実写映像を活用したサスペンスアクションゲーム。
プレイヤーが監視カメラを操作し、襲いかかる敵を排除するシステム。
フルモーションビデオの活用が話題となったが、過激な演出が論争を呼んだ。
『シルフィード』
CGを駆使したシューティングゲーム。
当時としては画期的な3D表現が話題になり、メガCDの技術力を証明した。
『ソニックCD』
『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』シリーズの派生作品で、CD音源を活かした豪華なBGMが特徴。
アニメーションムービーをオープニングとエンディングに採用し、よりリッチな演出を実現。
メガCDの市場での評価
メガCDは技術的には先進的なプラットフォームだったが、市場では賛否が分かれる結果となった。
その要因として、以下の点が挙げられる。価格の高さ
メガCD本体の価格が高く、メガドライブ本体と合わせると 5万円以上 の出費が必要だった。
他のゲーム機と比較すると、コストパフォーマンスの面で厳しい評価を受けた。
ソフトのラインナップの課題
メガCDの機能を活かした名作もあったが、 従来のカートリッジゲームと大きな違いを生み出せたタイトルは一部のみ だった。
フルモーションビデオを活用したゲームは インタラクティブ性が薄く、ゲームとしての面白さに欠ける ものも多かった。
セガの次世代機戦略の変化
メガCDの発売後、セガは1994年に 「セガサターン」 の開発を発表し、次世代機に移行。
メガCD自体の寿命は比較的短く、主力プラットフォームとしては長続きしなかった。
メガCDの影響とその後
メガCDは短命なプラットフォームではあったものの、家庭用ゲーム機に CD-ROM技術を導入する先駆け となった点で重要な役割を果たした。メガCDの試みは、後の セガサターン、プレイステーション、PCエンジンCD-ROM² などの次世代ゲーム機に大きな影響を与えた。また、現在の視点から見ると、メガCDの挑戦は ゲームのマルチメディア化 の起点となったと評価される。フルモーションビデオを活用したゲームやCD音源を活かしたBGMの導入は、後のゲーム業界において標準的な要素となった。
総括
メガCDは、メガドライブの表現力を大幅に拡張し、当時の家庭用ゲーム機としては最先端の技術を採用した周辺機器だった。特にCD-ROMの大容量を活かしたフルモーションビデオや高音質のBGM、独自のCPUによる演出強化など、次世代ゲームの可能性を示した点は評価に値する。一方で、市場の反応は厳しく、高価な本体価格やキラータイトル不足といった課題に直面し、最終的には次世代機への移行に伴い影を潜めることとなった。しかし、その革新的な試みは、後のゲーム機の進化に大きく貢献したと言えるだろう。
●性能・スペック
1. プロセッサ(CPU)の強化
メガCDには、メガドライブと同じ モトローラ製のMC68000 を搭載しており、その動作クロックは 12.5MHz に設定されていた。一方、メガドライブ本体にも同様の MC68000(7.67MHz) が搭載されていたが、メガCD側の方がクロック速度が高く、より高度な処理を担当できる仕様となっている。
この構成により、メガCDは メガドライブと協調動作しながら、より重い処理を分担することが可能 となった。特に、回転・拡大縮小などの描画処理やフルモーションビデオのデコードなど、負荷の高い演算をメガCD側で処理することで、スムーズな映像表示を実現している。
2. メモリ(RAM)の拡張
メガCDは、メガドライブ本体に比べて 大幅にメモリ容量を増強 しており、以下のような構成になっていた。
メインRAM(1Mbit=128KB)
メガドライブのメインRAM(64KB)と比べて倍増。
ゲーム中のデータ保持や、より複雑なプログラム処理が可能に。
ワークRAM(6Mbit=768KB)
CD-ROMからのデータを一時的に展開・処理するためのメモリ。
読み込み速度の向上や、CDのランダムアクセスに対応。
PCM専用バッファRAM(64KB)
PCM音源データのキャッシュとして使用。
CD音源と組み合わせた高品質な音響効果を実現。
メガCDは、メガドライブ単体では実現が難しかった 大容量データの取り扱い を可能にするため、メモリの強化が図られていた。特に、ワークRAMの増強により、CD-ROMの読み込み遅延を補完し、スムーズなデータ処理が行えるようになった。
3. グラフィック機能の強化
メガCDには、独自の カスタムVDC(Video Display Controller) が搭載されており、従来のメガドライブでは不可能だった 回転・拡大縮小エフェクト を実現した。これは、スーパーファミコンの「モード7」的な機能に相当し、特にレースゲームやシューティングゲームでの演出強化に大きく貢献した。
このグラフィック強化により、メガCD専用ソフトでは ダイナミックな視覚表現 が可能になり、擬似3Dの演出など、当時のゲーム機としては画期的な表現が多数取り入れられた。
4. サウンド性能の向上
メガCDのもう一つの大きな特徴は、 PCM音源(8チャンネル) を搭載していた点である。従来のメガドライブは、FM音源とPSG(プログラマブル・サウンド・ジェネレーター)の組み合わせによるサウンド生成を行っていたが、メガCDはそれに加えて 高品質なPCM音源 を導入することで、よりリアルな音楽表現を可能にした。
また、CD-DA(CDデジタルオーディオ)による CD音源の直接再生 にも対応しており、ゲームのBGMにオーケストラ音源やボーカル付き楽曲を組み込むことが可能になった。これは、当時の家庭用ゲーム機としては大きな進化であり、アーケードゲーム並みのサウンドクオリティを実現する要因の一つとなった。
5. メガCDのデザインと拡張性
メガCDは、メガドライブ本体の下部に設置する 「メガCD1」 と、スライドイン方式の 「メガCD2」 の2種類が存在した。基本的な性能はどちらも共通しているが、設計の違いにより以下のような特徴がある。
1. メガCD1(初代モデル)
メガドライブの下部に装着する ドッキングスタイル。
フロントローディング方式のCD-ROMドライブを採用。
開閉時の動作が遅い という欠点があった。
2. メガCD2(改良版)
よりコンパクトなデザインを採用し、メガドライブ本体の横に配置するスタイル。
スライドイン方式のCDドライブを搭載し、開閉が高速化。
コスト削減のために一部の回路が簡略化 された。
メガCD2の登場により、より手軽にメガCDを導入できるようになったが、既存のメガCD1と互換性があったため、ソフトウェア面での違いはなかった。
6. メガCDの影響と技術的意義
メガCDは、当時の家庭用ゲーム機において 最先端の技術を取り入れたハードウェア だった。その意義は、以下の点で特に重要である。
CD-ROMの普及を促進
メガCDの登場により、家庭用ゲーム機市場でもCD-ROMが標準的なメディアとして定着。
これに続き、プレイステーションやセガサターンなど、CD-ROMを採用した次世代機が登場。
マルチメディア表現の発展
フルモーションビデオ(FMV)を活用したゲームの普及。
CD音源を活かした高品質なBGMの導入。
家庭用ゲーム機の性能向上
メガドライブ単体では実現できなかった高度なグラフィック処理が可能に。
専用CPUやメモリの増強により、より複雑なゲームデザインが可能になった。
●感想や評判
・ゲームファンの期待
メガCDの発表が行われた際、多くのゲームファンは 「これまでにない革新的なゲームが楽しめるのではないか」 という大きな期待を抱いた。特に、CD-ROMの大容量を活かした フルモーションビデオ(FMV) や、高音質なCD音源の搭載によるゲーム音楽の進化は、当時のゲーマーにとって大きな魅力だった。例えば、ゲーム雑誌の読者投稿欄では、「ついにメガドライブがスーパーファミコンを超えるかもしれない!」「CD-ROMでアーケード並みのゲームが家でできるなんて夢のようだ!」といった期待の声が多く寄せられていた。
・消費者の困惑:価格の高さが障壁に
発売直後の市場の反応は 「期待と戸惑い」 が入り混じるものとなった。特に 価格の高さ は、多くの消費者にとって大きなハードルとなった。メガCD本体は 4万9800円 という高額な価格設定であり、これに加えてメガドライブ本体(2万1000円)を持っていなければならず、合計で約7万円もの出費が必要だった。これは、当時の家庭用ゲーム機としては異例の高さであり、購買意欲を削ぐ要因となった。
あるゲームショップの店員によると、「興味を持つお客さんは多かったが、価格を聞いた瞬間に『無理だな…』と諦める人が多かった」とのこと。また、ゲームファンの間でも「買いたいけど、年末は他のゲームも欲しいし、これは見送るしかない」という声が聞かれた。
・ゲーム雑誌の評価
当時のゲーム雑誌では、メガCDに対する評価は 「技術的には優れているが、実用性には疑問」 というスタンスが多かった。
例えば、あるゲーム専門誌では次のようなレビューが掲載された。
「CD-ROMの大容量を活かした美麗なムービーや高音質のBGMは間違いなく次世代のゲーム体験を予感させる。しかし、発売初期のソフトラインナップを見る限り、肝心のゲームプレイが向上したとは言い難い」
また、別の雑誌では、「『シルフィード』のような名作もあるが、全体的に見るとメガCD専用ソフトにはまだ決定的なキラータイトルが不足している」と指摘されており、初期のソフト不足が課題として取り上げられていた。
・海外メディアの反応
メガCDは 北米では「Sega CD」として1992年に発売 されたが、海外メディアの反応も日本と同様に 「技術は素晴らしいが、価格とソフトが課題」 という評価が目立った。
あるアメリカのゲーム誌では、「Sega CDは未来のゲーム機の一歩かもしれない。しかし、今の段階ではまだ夢物語でしかない」と評されており、当時の市場における CD-ROMのゲームとしての有用性に懐疑的な意見 も多かった。
・当時のゲーム専門書での記述
90年代のゲーム業界を扱った書籍では、メガCDは 「時代の先を行き過ぎた製品」 として評価されることが多い。例えば、ある技術評論書では、「メガCDは、技術的には家庭用ゲーム機の新たな可能性を切り開いたが、セガの販売戦略が追いつかなかった」と分析されている。特に、 CD-ROMという新技術の普及には時間がかかる ため、当時の市場にはまだ早すぎたという指摘が多い。
・近年のレトロゲームブームにおける再評価
近年、レトロゲームの再評価が進む中で、メガCDの意義も改めて見直されている。特に「技術的な挑戦としては成功だった」という評価が増えており、YouTubeやSNSでも メガCDの魅力を紹介する動画や記事 が多く見られる。
「今プレイしてみると、メガCDのゲームは思った以上に面白い」
「当時は高価すぎて手が出なかったけど、今見るとすごい技術だったと分かる」
といった感想が多く、当時の市場では評価されなかった要素が、今になってようやく正当に評価されるようになった。
・購入を巡る苦悩と決断
メガCDを購入したユーザーの中には、「お年玉を総動員して買った」というエピソードも少なくない。ある購入者は、「親に『そんな高いもの買ってもすぐ飽きるでしょ』と言われたけど、どうしても欲しくてアルバイトをしてお金を貯めた」と語っており、当時の若者にとってメガCDは 手に入れること自体が大きな挑戦 だったようだ。
まとめ
メガCDは、当時の技術としては画期的な試みだったが、 価格の高さやソフト不足が影響し、爆発的な成功には至らなかった。しかし、その技術的な革新性や、後の家庭用ゲーム機に与えた影響を考えれば、メガCDは 次世代のゲームの礎を築いたハードウェア だったと言えるだろう。
●イベントやメディア展開など
・東京ゲームショー(TGS)での初披露
1991年の 東京ゲームショー(TGS) では、セガがメガCDの技術的な優位性をアピールするために、大々的な発表を行った。このイベントでは、メガCDのハードウェア構造を解説するプレゼンテーションに加え、 実際のゲームデモプレイ も実施された。
特に注目を集めたのは、
『シルフィード』 のデモプレイ:3Dポリゴン風のグラフィックが話題に
『ナイトトラップ』 のムービー再生:フルモーションビデオ(FMV)の先進性をアピール
このデモを見たゲームファンの間では、
「これが家庭用ゲーム機で動くのか!?」
「スーパーファミコンとは次元が違う!」
と驚きの声が上がる一方、
「でも、これを実際に遊んで楽しいのか?」
と懐疑的な意見も見られた。
・全国各地でのメガCD体験イベント
セガは、全国の主要都市で メガCD体験イベント を実施し、ゲームファンに 実際にメガCDを触ってもらう機会 を提供した。秋葉原の電気街では、セガ直営のゲームショップで メガCDの無料体験コーナー が設置され、多くのゲーマーが列を作った。
関西地方では、大型家電量販店と提携し、大阪・梅田や京都のヨドバシカメラで 「メガCD体験会」 を開催。イベントでは、先行プレイできる『ソニックCD』や『ワンダードッグ』などのデモが公開され、参加者にはメガCD特製のポスターやステッカーがプレゼントされた。
・テレビCM:豪華な映像と挑発的なコピー
メガCDの発売に合わせ、セガは テレビCM を全国放送で展開した。このCMは、当時のゲームCMとしては異例の シネマティックな演出 が施されており、
「CD-ROMがゲームを変える!」
「未来はここにある!」
といったキャッチフレーズが印象的だった。
また、ライバルのスーパーファミコンと差別化を図るために、セガ特有の 「攻めたマーケティング」 も展開された。あるCMでは、スーパーファミコンのカートリッジを持った少年が「これは古い」と言い捨て、メガCDを起動するシーンがあり、当時の任天堂ファンから「挑発的すぎる」と物議を醸した。
・ゲーム雑誌との連携
当時のゲーム雑誌 『Beep! メガドライブ』 や 『ファミ通』 では、メガCD特集が組まれ、
「CD-ROMの可能性とは?」
「メガCDが未来のゲーム機になる理由」
といった記事が掲載された。
特に、セガの公式雑誌では メガCDの技術的な利点を強調 し、CD-ROMの大容量を活かした新たなゲーム体験について詳しく解説していた。しかし、読者からは「実際に遊んで面白いかどうかが重要」という冷静な意見も寄せられていた。
・漫画やアニメとのコラボ
セガは、メガCDの知名度向上のために、漫画やアニメと積極的にタイアップを行った。特に、当時の人気漫画 『ゲームセンターあらし』 では、主人公がメガCDのゲームをプレイするエピソードが登場し、ファンの間で話題となった。
また、週刊少年ジャンプでは メガCDの特集記事 が掲載され、「未来のゲーム機がやってきた!」と煽る内容が多く、読者の興味を引くことに成功した。
・「メガCDチャンピオンシップ」
メガCDのローンチタイトルの中で特に注目されたのが 『シルフィード』 だった。セガはこのゲームのプロモーションの一環として、全国のゲームセンターや電気店で 「メガCDシルフィード・ハイスコア大会」 を開催。優勝者には、 メガCD特製のゴールドディスク がプレゼントされるという豪華な賞品が用意された。
大会は大盛況だったが、一部の参加者からは
「ゲームが難しすぎる」
「思ったよりFMVの部分が多く、アクション性が薄い」
といった意見も聞かれた。
●ゲーム機の魅力とは?
① CD-ROMの大容量を活かしたリッチなゲーム体験
従来の カートリッジは数メガバイト程度の容量 だったのに対し、CD-ROMでは 数百メガバイト のデータを扱うことが可能になった。この大容量を活かし、以下のような新たなゲーム体験が実現された。
フルモーションビデオ(FMV)を活用した演出
実写やアニメーションを取り入れたインタラクティブなゲームが登場。
『ナイトトラップ』や『シルフィード』では、CD-ROMの大容量を活かし、リアルな映像を使ったストーリー展開が話題に。
CD音源による高音質なBGM
FM音源では表現できなかった 生演奏のようなBGM やボーカル曲の導入。
『ソニックCD』のテーマ曲は、従来のゲーム音楽とは一線を画すクオリティを誇った。
長時間のプレイを可能にするボリューム
カートリッジでは制約があったストーリー要素を、CD-ROMならではの大容量で補完。
RPGやアドベンチャーゲームにおいて、より濃厚な物語が楽しめるようになった。
② 強化されたグラフィックと演出
メガCDは、メガドライブの 映像処理能力を拡張する専用チップ を搭載していた。このおかげで、メガドライブ単体では難しかった 回転・拡大縮小エフェクト が可能になり、よりダイナミックなゲーム表現が実現された。
『シルフィード』の擬似3D表現
ポリゴン風の3D空間を構築し、まるでアーケードゲームのようなシューティングを実現。
敵機が奥から迫ってくる演出が臨場感抜群だった。
『ルナ・ザ・シルバースター』の豪華なカットシーン
ストーリー進行にアニメーションムービーを多用し、まるでアニメ映画のようなゲーム体験に。
壮大なファンタジー世界が、従来のRPGと一線を画す形で描かれた。
③ 読み込み速度の最適化による快適なゲームプレイ
CD-ROMはカートリッジに比べて 読み込み時間が長い という課題があったが、メガCDはこれを補うために 専用のワークRAM(768KB) を搭載し、データのキャッシュ処理を高速化。ロード時間を極力短縮し、快適なゲームプレイを実現した。
『ソニックCD』では、ゲームの流れを妨げないようにロード時間が最適化され、スピーディなアクションが維持された。
『バトルファンタジア』では、バトルシーンに入る際のロード時間を短縮する工夫が施され、テンポ良くゲームを進められた。
●人気ゲームタイトル
★シルフィード
商品説明: 『シルフィード』は、メガCDの性能を最大限に活かした3Dシューティングゲームです。プレイヤーは最新鋭戦闘機「シルフィード」を操り、迫り来る敵艦隊を撃破していきます。
販売価格: 8,800円
人気の理由: 当時としては革新的な3Dポリゴン風グラフィックスと迫力あるサウンドが話題を呼び、メガCDの代表作として高い評価を受けました。
購入者の感想: 「家庭用ゲーム機でこれほどの映像美を体験できるとは思わなかった。難易度も程よく、何度もプレイしたくなる作品です。」
★ソニック・ザ・ヘッジホッグCD
商品説明: 『ソニック・ザ・ヘッジホッグCD』は、セガの看板キャラクター「ソニック」が活躍する高速アクションゲームです。タイムトラベルの要素が加わり、過去・現在・未来を行き来しながらステージを攻略します。
販売価格: 7,800円
人気の理由: 美麗なアニメーションムービーや高音質なBGM、そして新たなゲームシステムがファンの心を掴みました。
購入者の感想: 「音楽がとにかく素晴らしい。ソニックシリーズの中でも特にお気に入りの作品です。」
★ルナ ザ・シルバースター
商品説明: 『ルナ ザ・シルバースター』は、壮大なストーリーと美しいアニメーションが特徴のRPGです。主人公アレスと仲間たちの冒険が感動的に描かれています。
販売価格: 9,800円
人気の理由: 深みのあるストーリーとキャラクター、そしてメガCDの性能を活かした演出が高く評価されました。
購入者の感想: 「まるでアニメを見ているかのような感覚。物語に引き込まれて一気にクリアしました。」
★ナイトトラップ
商品説明: 『ナイトトラップ』は、実写映像を使用したインタラクティブムービーゲームです。プレイヤーは監視カメラを操作し、館に侵入した敵から少女たちを守ります。
販売価格: 8,800円
人気の理由: 実写映像を使った斬新なゲーム性が注目を集め、話題となりました。
購入者の感想: 「映画のような感覚で楽しめる。新しいタイプのゲーム体験でした。」
★シャイニング・フォースCD
商品説明: 『シャイニング・フォースCD』は、戦略性の高いシミュレーションRPGです。多彩なキャラクターと奥深い戦闘システムが魅力です。
販売価格: 9,800円
人気の理由: メガドライブ版の人気作をベースに、新たなシナリオや要素が追加され、ファンから高い支持を得ました。
購入者の感想: 「戦略を練るのが楽しい。ボリュームもあり、長く遊べる作品です。」
★夢見館の物語
商品説明: 『夢見館の物語』は、3Dダンジョン型のアドベンチャーゲームです。プレイヤーは不思議な館を探索し、謎を解き明かしていきます。
販売価格: 7,800円
人気の理由: 独特の世界観と謎解き要素がプレイヤーを魅了しました。
購入者の感想: 「不気味な雰囲気がたまらない。謎解きも歯ごたえがあり、やりごたえ十分です。」
★ぽっぷるメイル
商品説明: 『ぽっぷるメイル』は、可愛らしいキャラクターが活躍するアクションRPGです。主人公メイルが仲間とともに冒険を繰り広げます。
販売価格: 8,800円
人気の理由: 明るいグラフィックと軽快なアクション、そしてコミカルなストーリーが好評を博しました。
購入者の感想: 「操作性が良く、サクサク進める。キャラクターも魅力的で、何度もプレイしたくなる作品です。」
●中古市場での現状
メガドライブ本体の現状
メガドライブ本体は、初代モデル(HAA-2500)や改良型のメガドライブ2(HAA-2502)などが存在します。中古市場では、これらのモデルが動作確認済みや未確認の状態で取引されています。例えば、レトロゲーム専門の買取業者であるBEEPでは、メガドライブ本体(HAA-2500)の買取価格を3,000円、メガドライブ2(HAA-2502)を5,000円と設定しています。
ただし、これらの価格は完品・美品の場合であり、箱や説明書の有無、動作状況、外観の状態などによって査定額は変動します。
メガCD本体の現状
メガCDは、初代モデル(HAA-2910)と改良型のメガCD2(HAA-2912)が存在します。中古市場では、これらのモデルが高値で取引される傾向にあります。BEEPでは、メガCD本体(HAA-2910)の買取価格を15,000円、メガCD2本体(HAA-2912)を12,000円としています。
また、オークションサイトのYahoo!オークション(旧ヤフオク!)では、メガCD2本体の過去120日間の平均落札価格が15,257円となっています。
これらの価格は、商品の状態や付属品の有無、動作確認の状況などによって変動します。
中古市場での取引事例
中古市場やオークションサイトでは、メガドライブおよびメガCD本体がさまざまな価格で取引されています。以下に、具体的な取引事例をいくつか紹介します。
メガドライブ本体とメガCD本体のセット:動作確認済みのセットが12,500円で落札された事例があります。
メガドライブ2とメガCD2のセット:ジャンク品として26,700円で取引されたケースも見られます。
メガCD本体(HAA-2910):箱や説明書が付属しないジャンク品が24,000円で落札された例があります。
これらの事例から、商品の状態や付属品の有無、動作確認の有無が価格に大きく影響することがわかります。
高額取引される関連商品
メガドライブおよびメガCD本体以外にも、高額で取引される関連商品があります。例えば、メガCDカラオケ(HAA-2931)は、BEEPでの買取価格が50,000円と高値がついています。
また、アイワ製のメガCDラジカセ(CSD-GM1)は、同じくBEEPで300,000円という非常に高い買取価格が設定されています。これらの希少な周辺機器は、コレクターの間で特に高い需要があります。
●販売されていた雑誌やコミックについて
★メガドライブFAN 1991年6月号
商品説明: 『メガドライブFAN』は、メガドライブ専門の情報誌であり、1991年6月号では1990年度のメガドライブゲーム大賞の結果が発表されています。また、初代『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』の特報も掲載され、発売前の期待感が伝わる内容となっています。
販売会社: 徳間書店
販売された年: 1991年
販売価格: 定価500円
人気の理由: 最新のゲーム情報や特集記事、読者参加型の企画など、メガドライブユーザーにとって有益な情報が満載であったため。
購入者の感想: 「ソニックの特集が特に印象的で、発売が待ち遠しくなりました。ゲーム大賞の結果も参考になり、次に購入するソフトの参考にしました。」
★BEEP!メガドライブ 1993年12月号
商品説明: 『BEEP!メガドライブ』は、メガドライブに特化したゲーム雑誌で、1993年12月号では「バーチャルシネマがメガCDソフトを変える」という特集が組まれています。また、綴じ込み付録として『ファンタシースターIV』の特集も掲載されています。
販売会社: ソフトバンク
販売された年: 1993年
販売価格: 定価600円
人気の理由: メガCDの新しい可能性を示す特集や、人気RPGシリーズの最新情報が掲載されていたため。
購入者の感想: 「メガCDの新作情報が豊富で、特にバーチャルシネマの特集が興味深かったです。『ファンタシースターIV』の情報も充実していて、発売が楽しみになりました。」
★メガドライブFAN特製 ’91年カレンダー
商品説明: 『メガドライブFAN』の特別付録として制作された1991年のカレンダーです。各月ごとにメガドライブの人気ゲームのイラストが掲載され、ファンにはたまらないアイテムとなっています。
販売会社: 徳間書店
販売された年: 1990年
販売価格: 雑誌の付録のため、単体での販売はなし
人気の理由: お気に入りのゲームキャラクターと一年を過ごせる特別感と、限定アイテムとしての希少性。
購入者の感想: 「部屋に飾ると一気にゲーム部屋らしくなり、毎月めくるのが楽しみでした。イラストも美麗で、大満足のカレンダーでした。」
★メガドライブソフト オールカタログ
商品説明: メガドライブで発売された全ソフトを網羅したカタログで、各ソフトの詳細な情報やスクリーンショットが掲載されています。新作から過去の名作まで幅広く紹介されており、コレクターや新たにゲームを購入しようとするユーザーにとって貴重な資料となっています。
販売会社: 徳間書店
販売された年: 1991年
販売価格: 定価800円
人気の理由: 全ソフトの情報が一冊にまとめられており、ゲーム選びの参考になるだけでなく、コレクション欲を刺激する内容であったため。
購入者の感想: 「知らなかったソフトも多く、このカタログを見て新たなゲームに挑戦するきっかけになりました。コレクションチェックにも便利で、手放せない一冊です。」
★BEEP!メガドライブ 1992年9月号
商品説明: 『BEEP!メガドライブ』の1992年9月号では、「THE SERIES 制作スタッフが明かすメガドラ続編の行方!」という特集が組まれています。また、別冊付録としてメガCDソフトカタログが付属し、メガCDの最新情報が満載です。
販売会社: ソフトバンク
販売された年: 1992年
販売価格: 定価600円
人気の理由: 人気シリーズの続編情報や、メガCDの新作ソフト情報が豊富に掲載されていたため。